▼S級展望

タテ攻撃冴える松岡貴久が軸

 近況の充実著しい松岡貴久が人気の中心となりそうだ。昨年12月の静岡Sでの完全Vを皮切りに、1月小倉Sでは211着、果敢に先行した2月一宮Sでも逃げ粘って準Vと快進撃を続けている。好機に仕掛けた際のまくりは破壊力絶大なうえ、先行策に出ても末は粘り強く戦術が幅広い事も魅力だ。仕掛け損じさえなければ、十分に別線を完封できるだろう。番手回りとなる小野俊之は1月大宮記を途中欠場、2月小松島Sと東西王座戦でも落車と決して流れは良くないが、実績は格上の存在。松岡の踏み出しに付け切れさえすれば直線勝負に持ち込めるだろう。
 関東勢もラインは磐石となった。先導役を引き受けるのはYGP覇者の神山拓弥だ。今年に入ってからは優勝こそ無いが、3場所走りいずれも優参、とりわけ2月奈良記念では永井清史や稲垣裕之を下し1着で準決勝を突破するなど、その実力は一線級に肩を並べたと見て良いだろう。ラインの厚みを活かせれば松岡を粉砕しての逆転も可能だ。また、援軍がそろったことで神山がブン駆けならば、今期絶好調の堀政美にも地元Vのチャンスが巡るし、実力者、高橋大作の強襲も侮れない。
 北勢からは有坂直樹に注目だ。今期は1月川崎SでV飾るなどスタートダッシュを決めている。2月久留米Sでの落車の影響は気がかりだが、脚自体は争覇を狙える状態にあるだろう。

  • 松岡貴久 選手

  • 神山拓弥 選手

  • 有坂直樹 選手

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▼A級展望

地元の土屋仁に期待も混戦

 脚力拮抗で誰が勝ってもおかしくないメンバー構成だが、ここは地元の土屋仁から狙って見たい。昨年12月の平塚SでVを飾ると、今年に入ってからも1月の別府と宇都宮で立て続けに決勝へと進んでいる。S降りの浦山一栄の先行策に乗って直線勝負から勝機を狙う。一方、浦山も、降級後は5場所走って優参3度、2月京王閣Sでは準Vを果たすなど、このクラスでは脚力上位なだけに、押し切りも要一考だ。
 南関勢も駒がそろった。並びは流動的だが、近藤隆司は2月立川Sで先行して2着に粘るなど、強力なタテ攻撃が武器。他にも徹底先行が心情の川田忍や追い込み陣も春日勇人、野村純宏、福間力など強力ラインナップなだけに好連係が決まれば、関東勢逆転も十分に考えられる。
 北勢は層の薄さが否めないが、まくり鋭い佐藤雅春は5場所連続優参中と絶好調なだけに高橋紀史とともに押えてはおきたい。

  • 土屋仁 選手

  • 近藤隆司 選手

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