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ガールズグランプリ2013

中村由香里が昨年のリベンジ

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昨年のシンガリ惨敗の悔しさをバネにして、今年のガールズグランプリでは見事、女王の座に輝いた中村由香里選手。

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昨年は終始7番手のまま何もできずにシンガリ負け。「お客様からもいろんな声があったし、自分の基礎力が弱いというのが分かった」。悔しさをバネに中村由香里はダッシュ力、持久力、総合力、全てのレベルアップを目指して今年1年を過ごしてきた。 迎えた2度目のガールズグランプリは「いつも流れを見ながら1着で駆け抜けることをテーマとしてやってたので、今回も流れに沿って走ることに重点を置いてました」と自らのスタイルで戦うことだけに集中。「去年の反省があったのでスタートから何から何まで」前々に攻めることを意識した。勝負どころで上手く加瀬加奈子のまくりに乗り換えると、「スピードが乗っていたので、その上をまくるっていう脚は現時点の自分にはない」と最後まで冷静な判断。直線勝負に頭を切り替えると、最後は粘る加瀬を僅かにとらえて初の賞金女王に輝いた。
「直線は気持ちだけで自分の持ち味である粘り強さ、諦めないという気持ちで最後のひと踏みまで大事に頑張りました。(優勝した瞬間は)うれしかったです」
悔しさを糧に過ごしたこの1年。賞金女王としての喜びをかみ締めるのもつかの間、年明けからは新たな戦いが始まる。
「3年目となる来年も日々しっかり練習して、自分を一段ずつでも成長させて、ガールズケイリンを全国の競輪場で開かせていただけるように。一生懸命頑張って、もっともっとお客様を増やせるように頑張りたいと思います」
104回生の躍進、デビューする106回生の台頭をもはね返す走りで来年も中村がガールズの主役を譲らない。

3番手外併走の加瀬加奈子は2コーナー過ぎからまくり発進。2年連続で4コーナーを先頭で帰ってきたが、今年も優勝には手が届かなかった。
「落ち着いてはいけました。(押し切って優勝に)いけたと思ったんですけど…。自分としてはやった方だと思います。今日は(優勝を)獲りながらも、見せるレースをしようって。来年は33バンクでお願いしたいくらいです(笑)。その方が直線が短いんで。(中村)由香里は切磋琢磨してきた仲間なんで、由香里の優勝はうれしいですよ」

内で動きを封じられた石井寛子が外に持ち出せたのはバック過ぎ。さすがのスピードを持ってしても前は遠かった。
「(道中の展開は)バッチリ、完ぺきだったと思います。ただ、力不足。自分のダッシュがもっとあれば、加瀬さんの番手に飛び付けたと思うし。今の自分の調子的には3番手からじゃ厳しいと思ってたら、やっぱり厳しかったですね。悔いはないです」

山原さくらもチャンスのある位置にいただけにもったいなかった。
「展開がすごく動いたし、まさか加瀬さんの後ろが取れるとは思わなかった。ちゃんと付いて行ければ(優勝の)可能性があったかな? そこが今の課題です。ガールズコレクションはガチガチだったので、今回は緊張を楽しもうと思ってた。また同じ舞台に立ちたいので、日々の競走を頑張ります」

中山麗敏と激しい主導権争いを演じた中川諒子は「前が取れなかったら一回斬ろうと思ってました。誰も来なかったし、中山さんは合わせたけど、あともう一回踏む脚がなかった」とレースを振り返った。

 号砲で勢いよく出た石井寛子が、1番枠を利してスタートを制する。誘導の後ろに石井が入り、以下の隊列は中村由香里、中川諒子、梶田舞、加瀬加奈子、山原さくら、中山麗敏で周回を重ねる。

 赤板で中山が動き出すとそれに合わせて中川も上昇。前受けの石井は打鐘で中川の1車を受けて、後位で中山と併走。先行態勢の中川の後ろはインの石井、中村、梶田と外の中山、加瀬、山原で二列になって併走状態。最終ホーム手前から中山が仕掛けるが、中川が合わせて主導権をキープ。

 逃げる中川と中山の踏み合いを外併走でじっとうかがった加瀬が、2コーナー過ぎからまくり発進。加瀬のまくりに中村gは切り替え追う。合わせて踏んだ石井だが、加瀬、中村に出られてバック3番手にスイッチがいっぱい。前団をとらえた加瀬に中村、石井で、直線は3車の勝負。押し切り図る加瀬を中村がゴール寸前でとらえて優勝。2着に加瀬。伸びを欠いた石井は3着まで。

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