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ガールズグランプリ2014

梶田舞が強い気持ちで優勝

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悲願のガールズグランプリを制し、ファンの声援に笑顔で応える梶田舞選手。

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昨年のガールズグランプリでは、「腰痛でなんとか走った」と満身創痍で見せ場を作れず5着に敗れた梶田舞。折れそうな心を再度奮い立たせ、1年間ひたすら目標に向かって突き進んだ。そして迎えた2度目のガールズグランプリ。「今回にかける思いが前回より強かった」と集中を切らさず、悲願の栄光を手にした。
 「本当にビックリしています。去年のグランプリ前に腰痛になってから3カ月間自転車にほとんど乗れなくて、開催にだけは行く状態でした。思うように走れなくて、(今年の)前半は悔しい気持ちがいっぱいだったんですけど、あきらめずにコツコツやって、本当にいい締めくくりができたなと思っています。(小林の)連勝を止めたっていうことより、日本一になれたってことが一番うれしいです」
 レースは打鐘2センターでカマした山原が後続を5車身以上離して先行策。インの梶田とアウトの加瀬で山原を追走するも、最終2コーナーで加瀬が踏み直して加速。加瀬は3コーナーで山原をまくり切るも、スイッチした梶田が直線で差し切り、ガールズグランプリ初優勝を飾った。
 「どこの位置からでも勝てるパターンを考えていたんですけど、スタートしてすごい体が軽くてSを取れたので、そこから飛び付いてまくり追い込みって思ってました。でも、山原さんのダッシュがすごすぎて、追いかけるのがすごい大変でした。外側から来た加瀬さんが本当に強くて、最後は精いっぱいの力で走りました。(最終)4コーナーを回ってからはイケルなっていう風に思ったんですけど、(加瀬の)後ろに入った瞬間は勝てるのかわからなかったです」
 来年は追われる者へと立場が変わり、そして新たな目標を胸に走りだす。
 「(来年の目標は)またグランプリで優勝すること。そして、ずっと夢だったナショナルチームに入って、世界で戦える選手になれるように日々努力していきたいです」
加瀬加奈子は直線で梶田舞に差され2着。2年連続のグランプリ準優勝となった。
 「大舞台で魅せるレースをして、どこまでやれるかって思ってました。山原を追うのに脚を使ってしまいましたね。でも、バックを取れないとか、魅せるレースが出来なかったわけじゃないし、風を切って差されたんでしょうがないですね」
 小林優香は本来の加速を見せれず、まさかの3着。検車場に引き上げて、悔しさを口にする。
 「緩んだらいこうと思っていたけど、前のさくらさんが仕掛けて、迷ってしまいました。さくらさんにすんなり付いていけば良かったです。1センターで(中川)諒子さんに当たって前に進まなかった。本当にここに向けてやってきたので悔しいです」
 先行した山原さくらだったが、最後は最終3コーナーで力尽き7着。
 「誰がどう動くかわからない状態だったし、普通に走っても勝てないので、思い切って自分らしいレースをしようと思ってました。自分のやりたい事はできました」
 初手の並びで7番手の中村由香里は流れに乗れず最終バックでも最後方のまま。ガールズグランプリ連覇の夢は散った。
 「あの位置なら小林(優香)さんをマークしていこうと。でも、小林さんがダメなら自分で行かないとダメですね。脚がないだけです。来年は自力で戦えるように脚をつけます」
 石井寛子は勝負どころで立ち遅れてしまい、見せ場なく敗れた。
 「後方になってしまったし、何もできなかった。また出直します」

スタートは梶田舞が取り、以下は中川諒子、加瀬加奈子、石井寛子、山原さくら、小林優香、中村由香里の並び。
誘導員が退避する打鐘まで動きがなかったが、3角で山原が一気にスパート。山原の踏み出しは素晴らしく、小林は4角手前から徐々に離れていき、正攻法の梶田も飛び付けず、山原は最終ホームでは後続を五車身ほど引き離して逃げまくる。2番手はインに梶田、アウトには反撃してきた加瀬が続くが、加瀬の勢いがやや優る。小林は中川に阻止され、加瀬には中川、小林、石井、中村で続く。2角を立ち直ったあたりから山原のスピードが落ちはじめ、最終バック過ぎに加瀬が山原をとらえた。加瀬の後ろは続く中川とインから飛び付いた梶田で並走となったが、脚勢で優った梶田が加瀬の後ろをキープ。懸命に粘る加瀬を梶田が鋭く差してガールズグランプリ初優勝。加瀬が2着、小林は直線で迫るも3着まで。

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