被災地支援競輪 KEIRINグランプリ2011
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検車場レポート

■ 12月27日(前検日) ■ 12月28日(初 日) ■ 12月29日(二日目)

渡辺 一成 選手

河端 朋之 選手

武田 豊樹 選手

成田 和也 選手

後閑 信一 選手

 平塚グランプリシリーズは2日目を迎えた。メーンのナショナルチームカップは渡辺一成が鮮やかなまくりを決めて快勝。優勝賞金400万円を獲得するとともに、来年の五輪イヤーに大きな弾みを付けた。KEIRINグランプリ2011はいよいよ明日に迫った。輪界の頂点に立つのは果たして誰か。


 11レースのナショナルチームカップは予想通り激しい主導権争いとなった。北日本ラインの連結を外してしまった渡辺一成だが、自力に転じて圧勝した。
 「翼君があんなにガンガンいくとは思わなかったですね。そうなったときは新田と中団を決めてと話していたんですが、連結を外してしまったので、自力に切り替えてまくりました。流れは見えていました。すごく嬉しいです。来年はケガをしないようにして、競輪でもしっかり結果を出したい。オリンピックでのメダル獲得を目標に頑張ります」
 伏兵の河端朋之が渡辺を追う形から2着に入った。
 「恵まれですね。ゴチャついてどうなるかと思いましたが、一成さんが仕掛けてくれたので追っていきました。運だけでしょう。来期はA級なので特進を目指します」
 人気を集めた新田祐大は3着まで。
 「北津留君の突っ張りはあると思っていた。準備はしていたので、中団を決めて入れました。あとは自分の持つことろから仕掛けようと思ったけど、一成さんが来てました」
 北津留翼は突っ張り先行で主導権を奪った。
 「もがき合いは覚悟していました。中年パワーで見せ場は作れたかな。でも、距離が長くて持たなかったです」
 番手の井上昌己は成す術がなかった。
 「4番(稲毛)は余裕で止められたけど、そのあとに余裕でいかれましたね。番手から出ても、その上を飲まれていたはず。北津留が頑張ってくれたけど無理でしたね」


 グランプリレーサーは大一番を明日に控え、緊張感が高まってきた。武田豊樹は前売りで一番人気に支持されている。
 「公開練習でファンの皆様から『今年で最後だぞ』と言われました。自分としては最後と思っていないけど、それぐらいの気持ちで総力戦で走りたい。ここに来てからも準備はしっかりしました。明日は長い1日になりますね。身体が動いて欲しいし、今は自分に対して祈る気持ちです」
 GP初出場の成田和也は雰囲気を楽しみながら過ごしている。
 「ここに入ってからは本番に向けて調整しています。今日は公開練習があって、気持ちも高ぶってきました。いい緊張感ですね。明日はいよいよグランプリ。一発勝負なので気合を入れて走ります」
 佐藤友和は自信満面の表情で会見に臨んだ。
 「2日間はあっという間に過ぎました。セッティングを再調整したりしていました。過去2回のグランプリとは違い、今年は落ち着いた調整方法だけど、できることは全てやり尽くしたし、上手くいっている。あとは結果を出すだけ」


 F1シリーズの準決一発目の8Rは、三宅達也、石井秀治の中団併走を誘った池田勇人が主導権。石井をキメながらまくった三宅を、後閑信一が張りながら踏み込んで抜け出した。
 「(池田は)うまく駆けてくれたし、頑張ってくれた。残せなかったのが、これからの課題ですね」と、4着に沈んだ池田を気遣いながら後閑は振り返るが、決勝メンバーが出そろうと気持ちをスイッチ。今年のラストバトルに新車を投入し、気合を入れ直す。
 「あした(決勝)は新しいフレームに換えてみる。きょうの午前中に組んで、検車場でまたいでみたら、感触が抜群に良かった。ギアを踏めるように作ったし、4・08に上げることも考える。自力ですね」
 脇本雄太相手の決勝は、タテ勝負が濃厚な後閑。打鐘から踏み上げ脇本を叩き主導権を奪った広島記念2日目は、忘れずにおきたい。
 浜口高彰をどかして三宅後位に切り替えた渡辺晴智は、三宅のまくりが止まると狭いスペースをこじ開け2着に突っ込む。
 「石井が頑張ってくれたおかげ。(中団で)引かないでいてくれたから。そのあとは前を抜けてないし、ついていっただけ。感じですか?見ての通りですよ」
 例によって淡白に振り返る渡辺だが、俊敏な立ち回りはさすが。脇本の番手勝負に出るV戦、南修二との競りは必見だろう。


 金沢竜二を突っ張って脇本雄太が赤板先行に出た9R。脇本の思惑通り中団がもつれて、ラインの3車で上位を独占。前受けからの“全ツッパ”の作戦を聞いた前田拓也はこう言う。
 「全部突っ張りますって言ってたから、それを聞いた時は気持ち悪くなりましたよ(笑)。めちゃくちゃ掛かっていたし、残りの1周はペースが上がっていくような感じだった。とにかく離れたら、何にもならないから。しっかり付いていこうって。自分の感じも悪くない」
 脇本を称える前田が、ホッと一息つく。
 「もう少し踏む脚があれば完ぺきなんですけど…」と、抜群のレース内容にも脇本雄太は、最後までパーフェクトを追求する。
 「前受けさえしてくれれば。あとは自分が突っ張って、後ろをごちゃごちゃにしてラインで決められる。広島の準決でも突っ張り切っているのが自信になっているし。自信を持って2周は行けるって思わないとダメですね」


 10Rはカマした松坂洋平の番手に須賀和彦が飛び付く。高木隆弘が競り負けて松坂後位の決着がついた最終2角で、松岡孔明が満を持してまくり発進。南修二には交わされたものの、松坂を沈めてラインのワンツースリーはお見事。
 「松坂君の後ろがもつれて、展開もよかったけど。自分も行くべきところで、踏んで行けてるんで状態はいい」
 渡辺の参戦で脇本後位のもつれは必至のV戦。松岡のもう一丁があるかもしれない。




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