被災地支援競輪 岸和田競輪場【第27回 読売新聞社杯 全日本選抜競輪】
検車場レポート

■8/3(前検日) ■8/4(初 日) ■8/5(二日目) ■8/6(三日目)

浅井 康太 選手

神山雄一郎 選手

村上 博幸 選手

坂本健太郎 選手

南 修二 選手

 真夏の祭典として復活して2回目。全日本選抜競輪が岸和田競輪場を舞台に開催される。場内にBMXコースを備えるなど、競輪と自転車競技の発展に尽力する岸和田バンクを舞台に、SS18名を頂点とする選手たちが集結。ヒートアップする気温に負けない激走を期待したい。
 初日は10〜12Rの特選予選をメインに勝ち上がりが争われる。地元地区のタイトル戦に燃える近畿勢と、このままたらい回し状態に持っていきたい中部勢。神山雄一郎の復活Vで勢いに乗る関東、巻き返しを狙う北日本勢と役者はそろった。


 まずはシリーズリーダーと目される特選出走組から。
 10Rではタイトルホルダーとなった浅井康太の現状に注目が集まる。
 「サマーナイトの後はしっかり治療に当ててきましたけど、正直言って走ってみないと分からない。脚の状態や、モガいた感じはボチボチでしたね。連覇への意識は全くないし、むしろ(獲ったことを)忘れていますよ。番組自体は走り易い組み合わせだと思います」
 対戦する坂本亮馬は「となりに曲者がいますね」とニヤリ。
 「状態は悪くないし、7月アタマの練習が生きてきて、流れが良くなっている手応えがあります。サマーナイトで新田をまくれたのはちょっと自信になりましたね。アイツも“バックまくりを食らったのは初めて”と言ってましたから。そもそも、新田をまくったこと自体が初めて。2日目には新田も良いレースをしていたし、向こうが調子を落としていたからまくれたんじゃないという事を証明してくれたんで嬉しかったですよ(笑)」


 11Rには村上義弘が出走。もちろん近畿の総大将としての地位は揺るがないが…。
 「岸和田は良いか悪いかがハッキリしているバンクですね。初めてタイトルを獲ったのもここだし、次のG1戦ではいきなり失格。もちろん地元地区で頑張りたいという気持ちはありますよ。ただ、気力だけでカバーできるほどの力はもうないからね。それでも気持ちを強く持つことは大事だと思うし、それで克服できることもありますから。自分は恥ずかしくないレースをするだけです」
 サマーナイトで復活のビッグVを手にした神山雄一郎はまさに泰然自若。さらに凄みを増して検車場に現れた。
 「長塚君が頑張ってくれたおかげ。自分は付いていっただけですよ。僕は自然体で走ってきたし、常に王道を突っ走ることだけを考えてきた。その姿を彼が見て、何かを感じてくれたのかも知れないし、そうだったら嬉しいね。彼とは10年以上、一緒に走ってきたし、オレの良いところも悪いところも知っていると思うからね。これからも変わらず、余計な事を思わず生きていくだけです」


 12Rの主役を担うのは村上博幸。「26〜28日の日程で合宿をこなしてきました。どんな展開になるかはまだ考えていないし、あまり考えて動きを限定したくもないですしね。明日は深谷君の後ろ。責任ある位置だと思うし、しっかり自分の役目を果たしていきたい」と決意表明する。
 優参した小松島記念で決勝戦が中止となってしまった松岡貴久は「もったいなかった」と口にする。
 「やってたら面白かったと思うんですよね。中止が決まってからは、車を借りてその日のうちに熊本まで帰れたので影響はありませんでしたよ。弥彦での落車はそれほど影響なかったので、調子自体は上がってきています。やれそうな感じがする番組ですね。海老根さんや山崎さんより前で仕掛けたい」
 山崎芳仁はひと回り大きくなって登場。ややお腹がぽっこりしているが…。
 「これが本来の僕ですから(笑)。ようやく今の環境に順応できてきたって事だと思います。正直、食べる量とかも減っていましたからね。街道練習の場所も決まってきたし、やりたい練習ができる環境が整いました。ストレスがなくなってきたのが何よりですね。何だか良い予感がしますよ」


 予選からはアトランダムに取り上げる。オープニング1Rの牛山貴広は前走で神山雄、武田豊といったそうそうたる顔ぶれを引き連れて風を斬った。
 「2日続けてあんなに格上の先輩を(後ろに)付けたのは初めて。疲れましたね。終わった後、珍しく武田さんが褒めてくれていたみたいです。とにかく初戦が大事。芦沢が番手なので、安心して駆けられるんだけど、かえって相手が警戒することが多くて、なかなか主導権を取れないんですよ。明日はしっかり形を作りたいですね」

 2Rからは中川誠一郎。先日、発表されたナショナルチームに名を連ねて「新しいモチベーションになれば…。明日は久しぶりにガッツリ自力で戦う番組なので緊張します。互いに手の内を知っている相手なので、考えて走らないとね」。

 強気な坂本健太郎(4R)はメンバー表を見て不敵な笑みを漏らす。
 「相手がどうだとかじゃなく、やりやすいとは思いますよ。前回はほとんど調整なしで行ったんですが、気力だけでどうにかできるほどGレースは甘くないと思い知りました。今回はしっかりとここに向けてやってきたし、単騎になろうと自力で頑張りますよ」

 快活に話すのは山田裕仁(5R)。調整十分で「北海道で合宿してきたんですよ。坂上や志智と行ってきたんですけど、アイツらはロードが強いから、僕の方がオーバーワークになっていないか心配なぐらい。回転の方が上がってくれれば良い勝負になると思います」。

 6Rの前田拓也は地元のエース。だが気負った様子は微塵もない。
 「不思議と今回はリラックスできています。気持ち的に楽ですね。昔は(地元開催が)近付くにつれて嫌な気持ちになっていたんですが、年齢のせいか気負うこともなくなりました。脚は仕上がっていると思うし、調子もボチボチ。見せ場は作りたいですね」

 8Rの鈴木謙太郎は「今回は仕上がったと思うんですけど、とにかく岸和田とは相性が悪くて…。まともに完走すらできてないんですよ。フレームも戻したし、まずは無事に走れるよう祈ります(笑)」

 予選のトリを務める南修二(9R)は「特に何も考えてない。いつも通りにやるだけですよ。それよりも選手宣誓の方が緊張してます(笑)。高校の時にやって以来かな…。今から考えても疲れるだけなので、まずはリラックスすることだけに専念します」。




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