取手競輪場【第23回 共同通信社杯秋本番 】
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神山雄一郎選手
(栃木・61期)
武田 豊樹選手
(茨城・88期)

幸田 光博 選手

山崎 芳仁 選手

成田 和也 選手

村上 博幸 選手

山口 幸二 選手

まさにモンスター、山崎芳仁が完全Vへまっしぐら!! 
共同通信社杯秋本番はファイナリストが出揃った。連日強さを見せる山崎が無傷の優参を決め、地元の武田ら関東は四車が結束し抵抗を試みるも、スンナリ回れない不穏な雰囲気に…。


 準決勝三番勝負は、10Rから。
 平原康多のカマシ先行で、別線は手も足も出ず、関東トリオで上位独占。ゴール前きっちり差し切った番手の神山雄一郎は「(平原の)カマシ力は凄い。踏み出し苦しかった。もう後ろからまくってくる車なんていないと思ったね。車間を空けた? 違うんです。後ろを一応見た隙に、離れていってしまった。余裕なんて全然ない。平原君は打鐘から駆けてくれたから、さすがに最後はタレたみたい。あれをやってもらえば、離れさえしなければ後ろを走る選手は凄く楽ですよ」と頼もしい盟友を絶賛。3、2、1着での優参に「リズム良く来れたね。決勝もこの流れでね」。
 逃げて2着の平原康多は「2日目は、踏み出しはいいのに、車が流れていく感じがなかった。ハンドルを換えてバランスが良くなり、流れていく感じが戻った」と笑顔。決勝は「武田さんの地元だから、自分が先頭で頑張ります。山崎(芳仁)さんが調子良さそうなので、関東の結束力で何とか倒したい。深く考えず自分の仕事をやるだけ」と武田の前を買って出たが、後位が競りとなって「これでは山崎さんに有利になってしまうよね…。仕方ないけど、まさか競りになるなんて」と頭を悩ませた。
 三番手で3着に続いた幸田光博も「踏み出しがキツかった。もう無我夢中。とにかく付いていけて良かったよ」。連日の好番組をモノにして見事に決勝進出を決めた。


 11Rを勝った山崎芳仁が三連勝。何度も踏み直してからのカマシで合わせてきた新田康仁を強引に潰し、更に石丸寛之のまくりを合わせ切る、圧巻のパワーを改めて見せつけた。「よく凌げたなと自分でも思う。思った以上に車輪が進んでいるし、あれだけ動けるのだから、調子が凄く上がっている証拠。(今年の)GⅠ獲った時よりも良い状態。今年一番のデキだと思う。あとは疲れがどう出るかですね」と好調宣言が飛び出した。決勝は関東四車との二分戦、村上博幸が関東分断に出るとあって「(関東に)スンナリ並ばれるよりは、(勝てる)チャンスだと思う。ただ、何が起こるかわからないのが競輪」と最後まで、油断もスキも見せなかった。
 2日目に続いて山崎に続いた成田和也が2着。「(山崎君は)強い。正直、石丸さんにまくられると思ったが、あれを合わせるんだから。(山崎が)全部一人でやってくれましたね。最後まで抜ける気がしなかったですよ」と同期の強さにあきれた。 
 有坂直樹が三番手から続いてビッグ久々の優参。「直前、リフレッシュしたのが、結果的に良い方向に出たかな。調子は良くなっている」。
 山崎のモンスターパワーに屈した石丸寛之は「打鐘でムダ脚使ったのが響いたかな。最後のスピードのノリが悪かった。でも、まさか合わされるとは…。そこからの粘りも凄い。山崎君は強過ぎるよ」と天を仰いだ。
 木暮安由は「展開が思い通りにならなかった。まだ力が足りないという事」と完敗を認めた。


 12Rを勝った村上博幸が、決勝は関東分断を宣言した。「武田さんが地元なので、申し訳ない気持ちもあるが、関東が並ぶなら(分断)するしかない。オールスターの決勝で、レースが単調になって悔しい思いをしたし、とにかく強い二人が並ぶので」と意図を説明。輪界を席巻してきた関東の絆に風穴をあけるか。
 2着の山口幸二は悩んだ末、村上に任せる事に。「自分で平原君の番手か、武田君の番手に行こうと思っていたが、村上君が、どうしても頑張ると言うので意を汲んだ」。
 薄氷を踏む内容で優参の武田豊樹は「内容は全くダメ。結果オーライだね。競られる? 困ったね。仕方ないし、最後まで競りますよ」。地元Vは、茨の道となってしまった。
 あわやまくり切るかという勢いで見せ場タップリのレースを見せた吉田敏洋は、栗田雅也に四角で抵抗を受け失速。「仕方ないね。不意打ちだったから、バランスを崩してしまった」と悔しがった。
 打鐘過ぎに内抜き先行をした栗田雅也は「内を行ったのは咄嗟の判断。力は出し切れたし、仕方ない」と納得の表情。


 準決勝進出を逃した面々が集った特選三個レースも、準決勝に負けず劣らずの熱戦が続いた。
 7Rは、逃げた松岡健介の番手の市田佳寿浩が、まくった浅井康太をブロック。返す刀で抜け出した。「松岡君が、二車だったけどしっかり踏んでくれた。後ろに海老根(恵太)君が入ったのもわかったし、内を掬われない様に、外を張らなきゃいけないから、気合いが入ったよ。自分がしっかり止めなきゃだからね。集中して走れている。あと一日もね」。賞金争い考えても、一走一走が勝負の立場。最終日も注目したい。
 海老根恵太は、最終HSで松岡を叩けずも、海野敦男のアシストで三番手を確保。「海野さんが迎え入れてくれたお陰です。浅井君がすかさず来たので被ってしまった。最後はあそこを踏むしかなく…。負け戦なので勝ちたかったけど」。タイトルホルダーとして人気を背負う立場を十分理解しているだけに、2着でも笑顔は見せなかった。
 3着には、コースを突いて突っ込んだ岡部芳幸。「海老根君とハウスしてしまった様に、もう最後は意地ですよね。3着と4着では全然違うし。良かった。ビッグでなかなか(結果が)出ないもどかしさはあるけど、終わってしまった事を言っても仕方ない。弱いだけだから。とにかく、目の前の戦いを頑張るだけ」。


 8Rは、別線を選択した小嶋敬二と永井清史がガチンコバトル。小嶋の番手に入った永井に乗った佐藤慎太郎が、直線鋭く抜け出した。「永井君は強いね。小嶋さんを、全開で踏まず合わせられるんだからね。小嶋さんが一車だったし、迎え入れるのは当然。しかし、小嶋さんも強かったし、疲れましたよ」。中部両者の強さにあきれるばかりだった。
 永井清史は「佐藤さんが声をかけてくれたので。バックでは、小嶋さんを残すべきかどうか迷いましたよ(笑) なかなか番手を回ってくるという競走は少ないので、難しかったですね」。
 小嶋敬二は3着。「作戦はなかったし、流れに応じてと思っていた。永井はやっぱり強いね。星島(太)君が迎え入れてくれていたみたいだけど、後ろを見る余裕がなかったから叩くしかなかった。キツかったよ」。
 井上昌己は、前が踏みあう展開でも見せ場なし。「やっぱりまだまだ全然(ダメ)。練習し直してきます」。競輪祭までに好転なるのか、GPディフェンディングチャンピオンの意地に期待したい。


 9Rは、伏見俊昭が今節初白星。「負け戦でも気を抜かず、こういう所でしっかり勝っておかないとだからね」。最終日は、海老根恵太目標から連勝を狙う。
 2着に突っ込んだ三宅伸は「調子は今年一番良い。大ギアも踏み切れる様になったし、凄い武器になりそうだね。勝ち上がれなかったけど、自信付いたシリーズになった」。遅ればせながら、S級S班の存在感を示した。
 KEIRIN EXPRESS
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