京都向日町競輪 第20回【共同通信社杯】
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京都向日町競輪場
レース展望
北日本勢で上位を独占か!?

 第20回共同通信社杯競輪が10月5日〜8日の日程で行われる。グランプリ出場を睨み、賞金獲得額でボーダーライン上の選手は何としてでも賞金の上積みを図りたいところ。また、全日本選抜の一発に賭ける者も当所で勢いを付けたく、全選手にとって今節は重要な開催となる。中心となるのは山崎芳仁や佐藤友和らを先導役とする北日本勢だが、武田豊樹やASを制した飯嶋則之の抵抗も必至でV争いは混沌としている。

共同通信社杯展望写真 共同通信社杯展望写真 共同通信社杯展望写真
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 落車骨折した小嶋敬二の欠場により、勢力図は北日本勢に一気に傾いた。人材豊富な北日本勢の中でも中心となるのは山崎だ。山崎は先のオールスターで順当に決勝に進出。着と数字だけを見れば平凡だが、予選はポイント制を頭に入れた走りで勝ち上がり、準決は逃げ切り勝ちと勝負所を押さえるあたりはさすが山崎といったところ。GP出場を既に決めている山崎は今節をどう位置付けているかで走りは多少変わるかもしれないが、大ギアから繰り出す破壊力は相変わらず凄まじい。ここはオールスターの決勝と同様に、北日本勢の先頭で力を出し切る競走に徹するだろう。佐藤友は逆に賞金ランクはボーダーライン上におり、1円でも多く上積みを狙いたい。オールスターの準決では絶妙のカマシを決めて逃げ切っており、体のキレは抜群だった。オールスター決勝の様に山崎の番手回りも考えられるが、基本はカマシ、まくりの自力策で挑むはず。伏見はオールスター準VでGP出場をほぼ当確にしており、その辺りが走りにどう影響を及ぼすか注目したい。佐藤慎はオールスターでは予選敗退でやや精彩を欠いていた。しかし、目標が多い今節は結果を残すチャンスだし、オールスター準VでGP当確を決めた伏見や、ダービー王の有坂も今回は佐藤慎の援護射撃に回ることも考えられるため、勝ち上がり段階から失敗はできない。その有坂は、オールスターでは佐藤友に離れて準決勝で敗退と課題を残す結果となった。8月の一カ月を欠場したためレース勘も不安視されるが、そこは百戦錬磨の有坂だけに課題を克服して立て直してみせるだろう。北日本が大挙して決勝に進めば岡部は別線勝負も考えられる。パワーまくりが炸裂するのか果たして。

 第二勢力は関東勢だ。オールスターで落車した武田は幸い怪我は大事には至らなかったものの、オールスターに賭けていただけに敗戦のショックは大きかっただろう。しかし、ワールドクラスのアスリートだけに切り替えは早いだろうし、気持ちは既に全日本選抜に向いているだろう。また一から出直しを図って当所までにモチベーションを高めてくるはず。オールスターを制した飯嶋は、これからはタイトルホルダーの名を汚すような走りはできないし、当所も決して負けられない。武田を足場にVを狙うが、目標がなければオールスターの決勝のように番手勝負も辞さない覚悟で挑むだろう。

 地元開催で気合十分の村上もV争いにからんでくるだろう。オールスターの準決では平原康に突っ張られ不覚をとった村上だが、予選2走目では先行してラインで上位を独占するなどまだまだ力強さに陰りは見られない。中近スジで連係が予想される加藤は体調が鍵を握る。オールスターでは久々の復帰戦ながらまずまずの動きで準決に進出。加藤はまだこれから調子を上げていく時期だし、上積みが見込める今節は更に俊敏でトリッキーな走りが見られそうだ。

 渡部も虎視眈々とVを狙う。オールスターでは勝ちを意識し過ぎるあまり予選2走目をまくり不発で失敗。しかし、体の状態は決して悪くなかったし、7月の親王牌で準優勝するなど渡部はGI獲りを狙えるまでになっており、今年最も成長した選手と言っても過言ではない。好調を維持する渡部が、結束固い北日本の壁に風穴をあけることができるか注目したい。

 もう一人忘れてはならないのが渡辺だ。メンバー随一の差し脚を誇り、更には盟友・新田康がオールスターで優参するなど好調を維持するだけに渡辺にもチャンスは十分ある。たとえ後方に置かれてもある程度の勢いが貰えれば必ずや突っ込んでくるはずだ。





注目選手Pick up!

新田 康仁
[静岡・74期・S1・逃捲]
  オールスターで抜群の動きを見せた。予選1走目をまくりで快勝すると、予選2走目は奇襲のカマシを放った藤野義を慌てず追って2着。準決も渡辺一―伏見の二段駆け態勢を相手に中団から鋭く追い込んで2着と、すばやい状況判断と抜群の体のキレで見事に優参を果たした。

永井 清史
[岐阜・88期・S1・逃捲]
  ASではデキの良さが光った。直前の練習では好タイムを連発し、勢いそのままで乗り込んでオールスターは2勝を挙げた。予選2走目では山口幸を千切っての一人旅で圧巻の逃げ切り勝ち。準決勝で惜しくも涙を飲んだが、最終日は気を取り直し、後ろ攻めから苦手な押さえ先行で後続を振り切るなど動きは抜群。永井のスーパーダッシュは敵陣にとって脅威となる。

鈴木 誠
[千葉・55期・S1・追込]
 ベテランながら鋭い差し脚は全く衰えを知らない。オールスターでは展開が向いたが、準決では四角ハコ回りからしっかりと好機をものにして決勝に乗っているし、その他最近は取りこぼしが少ない。

三宅 伸
[岡山・64期・S1・追捲]
 近況は充実している。暖かい夏場が近づくにつれて成績も上昇。7月の松戸サマーナイトで優参を果たすと本格的に勢いに乗り、8月のふるさと函館、9月の岐阜記と決勝進出。オールスターでは準決で敗れたものの、初日は先行して海老根恵をまくり不発にさせるなど内容の色濃いレースが続いている。

高城 信雄
[兵庫・77期・S1・逃捲]
 今年はまだ1Vに甘んじて今ひとつ波に乗り切れていない高城だが、オールスターの予選1走目を快勝するなど徐々に調子を取り戻している。準決は永井清をカマして即席ラインの鈴木誠、中村浩と上位を独占し、力強い走りで久々にGT戦線で存在感を示した。地元地区の開催で結果を残し、巻き返しを図りたいところ。



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