大津びわこ競輪場【第57回高松宮記念杯競輪】
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大津びわこ競輪場
レース展望

熾烈さを増す頂上争い!
第57回高松宮記念杯競輪 展望写真
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 毎年、びわこ競輪場を舞台に数々の激闘の歴史を刻んできた『第57回高松宮記念杯』が今年も6月1日〜4日に500走路の同競輪場で行われる。ダービーでは古豪・吉岡稔真が復活のVを達成し、競輪界を盛り上げた。武田豊樹、小嶋敬二ら昨年の競輪界の話題をリードした選手達も復調ムードで、今回のV争いは若手、ベテラン入り乱れて更に熾烈の度合いを深めそうだが、その争いを制して頂点に立つのは果たして?
 ダービーは吉岡が制し、完全復活を宣言。競輪界の天下獲りの争いは更に混迷の度合いを深めている。北日本から九州までどの地区から優勝者が出るか今回も予想するのは困難だが、武田、神山雄一郎、兵藤一也らを擁する関東勢を中心視した。落車負傷の影響で、今年は出遅れた感のあった武田だが、ダービーでの実戦復帰以降は一戦毎に調子を上げてきている。4月川崎記念、5月大垣記念と優参を外しているのも、これは宮杯に向け、テーマを持って取り組んでいることがあっての結果なので心配は無用。既に練習は影響なく出来ているし、どちらの記念も最終日は逃げ切りで締め括っている。宮杯にはベストコンディションに仕上げ、僅差で特別初Vを逃がした舞台で、再度V獲りのチャンスを窺う。その武田とは過去に何度も連係し、結果を残している神山、兵藤も怖い。神山は宮杯前にある地元宇都宮記念あたりから調子を上げてくるのが毎年のパターン。また、兵藤は目下絶好調で、抜群の差し脚を誇る。ダービー着以降は4月岸和田S着、同月高知記念着など勢いが止まらない。

 小嶋も、武田と同じようにスタートダッシュには失敗。しかし、崩していた体調も回復し、4月高知記念着、5月岸和田記念着と本領発揮のレースが増えてきた。宮杯でその豪快な先行パワー炸裂なら、加藤慎平に勝機が巡って来る。競輪祭、ダービーと続けて決勝に乗っているように加藤の安定感は抜群で、信頼できよう。4月川崎記念、5月大垣記念と番手回りを生かせずにVを逃しているが、これは展開上のアヤなので気にする必要はない。

 さて、初日の青龍賞に大量6名の選手を送り込む北日本勢の勢いも軽視するわけにはいかない。山崎芳仁を筆頭に若手の成長が著しい地区で、伏見俊昭、佐藤慎太郎、有坂直樹ら実績ある選手にはここも願ってもない形となることも十分に予想される。この3選手で近況が最もいいのは、十場所で実に14勝、2着9回の戦績を残す有坂だが、伏見、佐藤も勿論、動きは悪くなく、若手自力型が決勝まで勝ち上がってくるようなら、V争いの中心ともなろう。

 冒頭に書いたように、ダービー制覇で再び競輪界の頂点に立った吉岡だが、その後、練習中の落車で肋骨を痛めた。松山全プロから実戦に復帰してきたものの、宮杯もダービー前後の抜群の仕上がりを期待するのは酷だろう。それでも、スピードに乗ったまくりの破壊力は超一級品だけに、一発を秘める。この吉岡や四国同士の佐々木則との連係でVを目指すのが競輪祭の覇者・小倉竜二だ。小倉は、小松島ふるさと着の後、1か月近く実戦を離れているが、この期間にリフレッシュ出来てるようなら、宮杯でも大暴れしよう。

 最後になったが、村上が軸の近畿勢も動向から目が離せない。最近、目立つヒットの見られない村上だが、気迫、先行力は確実に戻ってきている。宮杯では地元地区の意地を見せ、復活をアピールしたいところだ。




記者の狙い目


司 会  : 肉体、バンク、双方のコンデションが上向くなど、諸条件が重なる6月初旬は高速レースが数多く出現する時季。上がり13秒台が頻発しする宮杯に打ってつけの選手を教えてください。



天野 義行: 伊藤正樹のまくり一発に賭けたい。高速バンクのびわこは前が掛かってしまえば、先手ラインが断然有利で、後ろのラインは苦戦必至。これを意識し過ぎて先行屋が叩き合えば、グレード戦線の方で逆に勝負強い伊藤の出番だよな。ラインの切れ目で脚を溜めたケースでも凄い伸びを見せているし、約7年ぶり2度目のGI参戦でも狙いたい。



雨宮 祥子: 内藤宣彦が見違えるほどスリムになった。聞けば、7キロの減量に成功したとのこと。羨ましい! 踏み出しが良くなるのは間違いない。持病の腰痛にも良い効果が期待できそうで、北日本は先行型が豊富な点から戦歴よりも活躍するはず。



久保田浩章: 吉田敏洋は完全復活が間近と考えて良い。早々と照準を絞ったオールスターで落車し、骨盤骨折とか精神面のショックが癒えなかった頃と違う。練習量は元通り。じっくりと乗り込み、休むべきときには休んでいるとの話。先行策が増え追い込み屋からの信望も厚いし、GI初優参を果たしたバンクでトップクラスと互角以上の戦いを見せそう。



権田 浩一: 沢田義和が狙いだよね。西王座戦の優勝から『白虎賞』スタートだし、流れは確実に上向いている。練習仲間の高城信雄が好調を維持し、充実した練習と調整ができそう。勝てる展開では確実に勝つと、目標のあるなし両方に対応を練っている。相手に関係なく狙いたい。



音無 剛 : 永井清史が大活躍するかも。押さえ先行とか、敢えて苦手をレース運びばかりだったのが、流れに沿ってカマシを上手く決めるようになった。練習仲間の加藤慎平が「一段、レベルアップしている。レースでも、変なところで熱くならなくなった」とお墨付きを与えているし、高速レースなら脚質が合う。



鈴木 一彦: 池尻浩一が見逃せない。5月に京王閣FTで準優勝とリズムが回復。状態が良くなれば落車する悪循環から脱出して、宮杯は年頭からターゲットを絞っている雰囲気。調整途上の今、「体が重い割に伸びている」と新フレームの特性も把握して、久々にらしさを見せる条件が整いそう。



笠原 裕明: 前田新の伸びに注目しましょう。4月は宇都宮で準優勝、松戸で優勝。5月は奈良で優勝と、FI戦で敵なしの勢い。不利な位置から伸びるケースが多く、狙いは番手より三番手回りとか突っ込み勝負のとき。流れが速ければ速い程、脚質に合いそうで、勝ち上がりでも目が離せませんね。



司 会  : 機動型が長走路を意識し、勝ち上がりはスローペースからダッシュ戦となるケースの多い宮杯。ラインの前後で連結が外れ、スジ違いの出現率が高い点も車券戦術の御参考にしていただければと思います。




 KEIRIN EXPRESS
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