立川競輪場【第59回日本選手権競輪】
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立川競輪場
レース展望

加藤慎平 綱獲りにチャレンジ!
第59回日本選手権競輪 展望写真
 横綱昇進へ、加藤慎平が全身全霊をかける! 第59回日本選手権競輪(GI)が立川競輪場を舞台に、3月21日〜26日の日程で開催される。唯一無二で6日制が維持され、特別が特別たらしめる競輪ダービー。昨年は全日本選抜、グランプリとビッグ連覇、MVPに輝くなど、世代交代の旗手として奮闘する加藤をシリーズリーダーに、横綱の威厳を示す神山雄一郎、吉岡稔真、先行屋の誇り高き村上義弘、小嶋敬二、伏見俊昭らトップスターの競演から目が離せない。
第59回日本選手権競輪 展望写真
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 1度だけならフロック、タイトルは2度目からが本物―。加藤慎平が更に地位を高めるには、今大会でこの格言をクリアーするのが必要十分条件。GI最高峰のダービーを制覇すれば、横綱昇進へ異議、異論、異存はないはずだ。もちろん、加藤にはダービーチャンプへの資質は備わっている。他のグランプリ組が苦戦する中、決勝9着とはいえ競輪祭では存在感を十二分に示した。激しく厳しい捌きや、グレード戦線では封印したはずのタテ攻撃を繰り出し、他勢力をことごとく蹂躙した。全日本選抜の直後からイベント等で多忙を極め、練習と調整のリズムが崩れる状況でも、権利取りよりアタマ取りを優先させるプレースタイルに変化はない。全レースで1番車が確約され、初手から好みの位置で組み立てられるのも強味。好目標を得たケースは当然ながら、ラインの先頭を受け持つ際も様々な番組、展開への対応力は屈指で、硬軟自在に立ち回る強豪や古豪が集う6日間を突破するはずだ。

 加藤の他にも、中部勢は実力者が揃った。怪力・小嶋敬二を筆頭に、ダービー連覇の経験を持つ山田裕仁、スーパーダッシュの金子貴志、永井清史、先行テクを効かす松岡彰洋ら攻撃陣が豊富。年頭に状態を乱した小嶋、金子は、春先までには仕上げてくるはず。鎖骨骨折の後遺症がようやく消えた山田は、本来のキレを取り戻す真っ只中。脚質が立川向きの松岡や、場数を踏む永井らに、敏捷性が際立つ山口幸二、富生兄弟や自在性を保つ山内卓也、一丸安貴の好ガードまでが加わる。それぞれ加藤のアシスト役を単純に買って出るわけがなく、この緊張感が中部勢の磐石度を増す。
威厳示すか神山、吉岡
 綱の重みを示せるか、神山雄一郎、吉岡稔真にとっては正念場となるシリーズだ。出色の踏み出しを誇る矢口啓一郎、松本一成、急成長する平原康多と、関東勢の大砲は中部勢に見劣りしない。捌きの安定する後閑信一、兵藤一也、復調急な小橋正義に、変幻自在な手島慶介、藤原憲征と、このタレント集団を束ねる意味でも、神山は勝機を生かせる状態まで仕上げておきたい。太田真一、川口満宏、広川貞治ら地の利を得る埼京組は戦歴以上の活躍が望めそう。対照的に、吉岡は全てが自己責任となりそう。積極性で群を抜くものの、荒井崇博はGI戦線で準決勝がカベとなっている。中川誠一郎や井上昌己は安定感が一息不足で、特選シードを味方にする小野俊之、合志正臣、大塚健一郎や、捌きの堅実な加倉正義を上位戦へどれだけ送り込むか、吉岡が様々な命題をどう克服するか注目したい。
北日本は少数精鋭
 東王座戦と一転し、北日本勢は少数精鋭で戦う。伏見俊昭は競輪祭で落車し、静岡記念を欠場と体調面が気懸かり。活躍を占うには玉野記念、東王座の動きをチェックしたい。重馬場に強い岡部芳幸、高谷雅彦、ランクアップした山崎芳仁に、安定感と勝負強さの際立つ佐藤慎太郎、有坂直樹らは展開さえ向けば準決勝以上でも勝機が巡る。一方、南関勢は海老根恵太がエース格。全日本選抜、競輪祭でそれぞれ決勝3着、2着と、大舞台で格を上げている。切れ味保つ鈴木誠を筆頭に、堅実な村本大輔、復調モードに入った高木隆弘、渡辺晴智、佐々木龍也と援護陣が多く、カマシや押さえ先行を駆使する海老根の攻勢に注目したい。開催中に様々な面へ修正が効く村上義弘、復調する市田佳寿浩、捌きや切れ味の鋭い前田拓也ら近畿勢。トップスピードを高める佐々木則幸、三宅達也、石丸寛之に、競輪祭チャンプ・小倉竜二と、個性派多数の中四国勢も混戦を演出する




注目選手Pick up!

池尻 浩一
福岡・63期・追込
池尻 浩一 選手
 立川向きを代表する追い込み屋。位置に固執せず、地脚を基調とした脚質は、相手を問わず混戦レースで真価を見せる。競輪祭では一次予選突破、2度の連対以上に鋭さを発揮し、“らしさ”を欠いた昨年終盤とは状態が一変している。
 

稲村 成浩
群馬・69期・自在
稲村 成浩 選手
 FI戦6Vに象徴されるとおり、特性を把握した立川は得意中の得意バンク。年頭から踏み出し、切れ味が冴え、捌きを交えた自在戦は争覇級を脅かす勢い。第54回大会のチャンプが、どこまで特選シードの利を生かすか注目したい。
 

志智 俊夫
岐阜・70期・自在
志智 俊夫 選手
 「勝てばいい。形とか格好は気にしない」と語るように、ラインの先頭、番手、三番手のいずれも全うする器用さが売り。競輪祭でGI決勝を初体験し、準決レベルでも中部軍団の歯車として欠かせぬ存在に成長している。
 

白戸淳太郎
神奈川・74期・自在
白戸淳太郎 選手
 GI初出走の全日本選抜では、一次予選を2着通過と存在をアピールした。大ギアを駆使しながらの自在戦は、粘りが必要とされる重馬場の立川に打ってつけ。勝ち上がりでは苦戦ムードが漂うものの、負け戦なら白星を量産しても不思議でない。
 

井山 和裕
山口・84期・逃捲
井山 和裕 選手
 防府記念で優参した後は、11月小松島、12月防府とFI戦線でVラッシュ。卒業記念チャンプの本格化は間近で、中団確保から繰り出すタテ攻撃は一見の価値あり。
 

榊枝 輝文
福島・79期・追捲
榊枝 輝文 選手
 ダッシュの鋭さは、ナショナルチームに選抜されるレベル。持病の腰痛対策を万全に、1月佐世保を制覇するなど苦手な冬場の克服が進む。長い距離を踏み切る執拗さも加わり、序盤はスローペース必至の一次予選がズバリ狙い目となりそう。
 



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