川崎競輪場【第1回 サマーナイトフェスティバル】
レース展望/注目選手 出場選手データ 場外発売/テレビ中継 検車場レポート 出走表/競走結果
川崎競輪場
検車場レポート

■ 8/4(前検日) ■ 8/5(初 日)

山崎 芳仁 選手

山田 裕仁 選手

吉岡 稔真 選手

山内 卓也 選手

志智 俊夫 選手
 日中はうだるような猛暑に見舞われた関東地方だが、日が落ちると幾分か過ごしやすい気温に落ち着いていく。だが反比例するかのように、真夏の祭典・サマーナイトフェスティバルはヒートアップ。9レースに凝縮された熱戦が繰り広げられた。

  まだまだ日の高い午後4時前に第1Rが発走。ここで人気を集めたのは佐藤慎太郎。だが目標の山崎芳仁を差せず2着で決勝進出を逃してしまった。
 「2着でこんな気持ちになったのは初めてですね。山崎には自分のレースをしてほしかったし、差せなかったのは仕方ない。本当に強かった」
  一方、勝った山崎は幾分か興奮した様子で、「まくりになった時点で、自分のタイミングで仕掛けるしかないと思いました。まくれたのはタマタマ。でも感じ良く踏めてますね。これでGIIの決勝に乗れたといっても、なんだか実感が湧きません」
  駆けた稲垣裕之は意外にもサバサバした様子。
 「山崎君とは何度か対戦したこともあるし、強いのは分かっていました。こういうメンバーの方がやりがいはありますよね。踏み直したけど、良い時に比べると4コーナーからがまだまだ」

  続く2Rでは斎藤登志信の先行を利した有坂直樹が快勝。「いやあ、斎藤君が駆けてくれるとはね。これで東の夜の帝王が誰かって証明できたかな(笑)」と上機嫌だ。
  人気を集めた荒井崇博は終始インに詰まる展開で2着に食い込むのがやっと。
 「僕がやりたかったことを斎藤さんに全部やられてしまった。もうワンテンポ早く内に入れたら、有坂さんをドカしながらアタマまで行けたかな…」

  生彩を欠いていた山田裕仁永井清史との連係を決めて復活の狼煙を上げた3R。引き上げてきた山田は、「今日は父親が亡くなってちょうど一か月。勝てる予感はありましたよ。線香もあげずに競走に入っているんだから。永井がうまく駆けてくれたね。青森の時みたいに、4着までが勝ち上がれるレースだと、どうやって残そうかとか考えてしまうんだけど、1着権利だと抜けばいいだけなんで気持ちは楽ですね」
  大役を果たした永井も満足そうな表情で、「うまくスピードに乗れたと思うけど、前半に飛ばしすぎてタレちゃいましたね。でも今回は焦らずに仕掛けられた。山田さんと呼吸も合っていたし、とにかく先行できて良かったですよ」

  4Rではゴール寸前で前団を捕らえた岡部芳幸が快勝。北日本勢3人目の決勝進出を果たした。竹内智彦のイン斬りなど道中は意外な展開となったが、「竹内君が良いタイミングで行ってくれましたね。あれで脚を使わずに中団を取れた。調子も、もっと伸びっていいとは思うけど、悪くない。自分のタイミングで踏めたのも大きいね」
 
  5Rでは吉岡稔真が大歓声に応える快勝劇。「3コーナーの山を登って少しタイミング悪く仕掛けたし、北野も余裕がありそうだったからヒヤヒヤした。1着だけどワンツー決まらなかったからお客さんには迷惑をかけてしまいましたね。凄い声援で、これがレース後には罵声に変わるのかと思ってドキドキしましたよ(笑)。1着を取ったということよりも、声援に応えられたのが嬉しい」

  神山雄一郎が敗退した6R。勝った小川圭二は「ワンツー決まると思ったけどね。3番手が並走になっていたのは分かっていたんで、内を締めないといけなかったし、神山さんが来た時だけ振ろうと思ってました。とにかく哲男が頑張ってくれたおかげです」。

  7Rからはいよいよ後半戦。まずは金子貴志が人気に応える1勝を挙げた。
 「沢田さんが行く雰囲気があったんでね。踏み込むのが遅れなくて良かった。流れもいいし、体調も申し分ないですね」

  続く8Rも愛知の山内卓也小嶋敬二の先行を利して決勝進出を果たした。勝利を振り返り「この決勝は大きいね。特に金子さんが先に(決勝に)乗ってたから。フレームを替えてから車が前に出ているし、調子も確実に上向いています」
  小嶋は、「卓也を決勝に乗せたかったから、変に庇うような競走はしなくていいと話していたし、展開がああなった時点で先行しようと腹は決まっていました。風邪で体調は今一つだったから、競走で戻していこうという気持ちもあったしね」

  最終レースでは武田豊樹が敗れる波乱の展開に。勝ったのは志智俊夫。「とにかく前を斬っていこうと思っていたけど、萩原君がカマしてきついと思いました。何とか追い付いてよかった。コースも見えていたし、躊躇いなく入っていけましたよ」
  負けた武田は珍しく感情を露わにし、「悔しい! 今日になって体調がグンと上がっていたから。打鐘で踏むべきだったかな。この気持ちは明日にぶつけますよ」


 KEIRIN EXPRESS
Copyright(c) 2005 Nikkan Prosports Shinbunsya kk. All rights reserved.
当サイトに掲載された全ての文章、画像について無断転載、直接リンクを禁じます。
お問い合わせはwebmaster@nikkan-pro.co.jpまで