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検車場レポート:3月29日(初日)

北九州メディアドーム・小倉競輪場でミッドナイト競輪「オッズパーク杯」の初日が3月29日に行われた。A級1、2班による3日間開催の今シリーズ。初日メインの特選は、降級後、圧巻の戦績を残している吉永和生が追い込みで勝ち星を挙げて幸先のいいスタートを切った。

 

7レースは特選。泉文人が押さえた上を宗崎世連が、ちゅうちょすることなく踏み込んで先行策。打鐘の4コーナーで6番手の中川勝貴が巻き返すと、宗崎もペース上げる。番手の吉永和生は、3番手で立て直した中川をけん制しながら直線で追い込んだ。
「(宗崎)世連がよく行ってくれた。あとは自分がしっかり仕事をしようと。ただ、7車だから相手も引いても5、6番手があるんで、(9車と)違いますね。5番(中川)を完全に飛ばしたと思った。それでも後ろで併走になっていれば良かったけど、はまっている感じだった。(宗崎を)残す感じで(踏んで)いったら、思いのほか迫られて焦りました」
「番手の人が強すぎますね」と、2着の中川勝貴は、吉永のけん制に翻ろうされ、苦笑いでこう続ける。
「自分も結構、余裕はあったんですけど。(吉永は)いつでも仕事をするぞっていう感じだった。楽に回してはいたんですよね」
吉永が大きく車間を空けたものの、逃げた宗崎世連は直線で失速。3着の宗崎が汗をぬぐう。
「(吉永とワンツーが)決まると思ったんですけど…。(3番手に入った中川は)1回脚を使っていたし、自分もやれることをやっての結果ですから力不足です。ただ、感じはめっちゃ良かったし、体も動いていた。前回とかと比べたら悪くはない」

 

初日スタートの1レースは予選。飯塚直人の主導権で単騎の川上真二郎と西巻秀太は、最終ホームでそれぞれ6、7番手。中団から佐藤裕輝が2コーナーからまくると、その上を川上がまくり追い込んで1着。
「最近、調子がいい。感じがいいんで、それが強みでしたね。切り替え、切り替えで行こうとか、考えていたけど、(仕掛ければ前を)とらえられるかなっていうのはあった。成田(恭一)さんが切り込んだのも見えて、それで2センターくらいで踏んだ」
別線だったものの、結果的に西巻秀太が川上のまくりに流れ込んで新潟ワンツー。
「自分は(川上に)付いてただけ。(前が)緩んだ感じはなかったですね。あとは佐藤君が行ってくれたのもあるけど、(川上)真二郎さんは強いんでね」

 

2レース。山田準司と村上皇の踏み合い。村上が突っ張り切ったところを小原周祐が襲い掛かりあっさりかと思われたが、成田直喜のブロックでスピードが鈍る。和田誠吾は内に切り込んで、逃げる村上後位を成田と併走から奪取。ゴール前で村上をやっととらえた小原を追い込んだ和田が、今年初勝利を挙げた。
「小原君を信用しきっていた。自分は離れないことだけを考えてた。(最終)ホームで付いていけたけど、成田選手の一発で完全に(小原の)勢いがなくなった。それで内に入った。そのあとは6番(村上)は全然タレなかったし強かった」
ゴール寸前で中四国の2車に食われた村上皇だが、敢然と主導権を握っての3着は内容が濃い。
「(小原が)来たのも見えた。後ろも離れてなかったし、もう突っ張るしかなかった。成田さんも(仕事を)やってくれた。とにかく先行と思ってた。余裕もなかったし踏みっ切りでした」

 

3レース。根藤浩二にフタをしてから主導権を握った清水一幸が、絶妙なペースで逃げる。5番手に置かれた根藤は、最終ホーム手前からのロングまくりで勝ち切った。
「あれ以上見てしまったらキツいかなと思って。あれで(楽に)行けてればいいけど、全然出なかった。あれで本村(隆文)さんに前に踏まれてたら危なかったですね」
赤板の2コーナーで主導権を握った清水一幸は、ケレン味のない走りで1周半、風を切って2着に逃げ粘った。
「脚の感じが悪いです。慢性的なもので張りがあって、ワーストワンですね。ただ、太田(竜馬)君のフレームに換えて、クツも換えて(前回の落車から)心機一転です」

 

4レース。前受けの瀬戸晋作が、単騎の町田勝志を赤板で突っ張って主導権をキープ。別線の動きを見極めて、最終ホーム手前からペースを上げて逃げ切った。
「(別線が来るのが)赤板くらいだったら突っ張ろうと思ってた。踏んだ時に(森山昌昭は)いないなと。それでも自分はしっかり(ペースを)上げていけたし、(最後まで)踏めました。小倉は相性もいいんで不安もない。あとは(2日目以降も)小さいレースをしないように」
瀬戸の踏み出しに森山が遅れて、4番手から瀬戸を目標に鈴木孝征がまくる。瀬戸から離れた埼玉コンビの2着争いは新井剛央に軍配も、鈴木も3着で準決に進んだ。
「(森山が)離れているのはわかりました。そうじゃなくても掛かっていようが、(最終)ホーム過ぎには行こうと思っていた。展開が向きましたね。脚の感じは普通。ただ、ドームのわりには、それほど軽くなかった」

 

5レース。玉村元気が赤板手前から上昇するも、紀井孝之は突っ張る。安田光法は3番手に降りたが、玉村と紀井の踏み合いが長引く。脚を溜めた高塩譲次が、最終ホーム過ぎからのロングまくりを断行。付けた塚本和宏が直線で抜け出した。
「(高塩が)早めにいいところから、(仕掛けて)行ってくれた。(高塩のまくりは)紀井君と合ってたんで大丈夫かなと。自分はドームだったんで、踏みごたえがなかった。それでも踏んだら思ったより出ました。(ラインで決まったのが)なによりですね」
紀井後位から切り替え追い込む片山智晴との2着争いを高塩譲次が僅差で凌いで栃木ワンツー。
「(紀井と玉村の)2人がそんなに熱い走りをするなら、俺も緩んだら行こうと。自分の(仕掛ける)範囲ではなかったけど。(最終)バックくらいで(紀井に)合わせられたしキツかった。でも、前回よりはいいと思います」

 

予選メインの6レース。赤板の2コーナーから抜かりなく仕掛けて出た久保将史が、レースを支配。逃げ切りで区切りの200勝を飾った。
「(200勝は)ちょっとホッとしています。あとは(番手が)粘られちゃうんじゃないかって、想定はしていた。それで踏まされちゃいましたね。今日は正直、重かった。自分にしては若干、練習不足っていうところもあったんで、一発先行して刺激が入ればまた良くなってくるかもしれない」
川口が飛び付いて、久保の番手が併走。山内大作は、久保と呼吸を合わせるように最終ホームで川口をキメて2着に流れ込んだ。
「久保がいいところで踏んでくれたんで、締め込みやすかった。1コーナーの前に決着をつけたかったんで良かったです。番組にも恵まれているし、こういうチャンスはしっかり生かさないと」