• 1kayano

    茅野寛史選手

  • 2ikebe

    池部壮太選手

  • 3wada

    和田誠寿選手

  • 4hayashi

    林慶次郎選手

  • 5mafune

    真船拓磨選手

検車場レポート:11月12日(初日)

北九州メディアドーム小倉競輪場でミッドナイト競輪「ケイドリームス杯」が開幕した。7レースの伊藤稔真やチャレンジファイナル出場が決まっている富安保充が勝ち上がりを逃すという波乱もあったが、地元の林慶次郎に菊池竣太朗、小森貴大ら若手機動型は順当に準決勝へ進出。明日、13日は準決勝3個レースで決勝戦進出が争われる。

 
1レースは赤板ホームから押さえて来た茅野寛史を前受けの板崎佑矢が突っ張る。再度4番手に下げた茅野は最終ホームから仕掛けたが、これも板崎が合わせてしまう。外に浮いたかに見えた茅野だったが、池内吾郎が離れたツキを味方に板崎後位に。粘る板崎を直線でとらえた。
「アウトですね、普通。突っ張りはないだろうと思って突っ張られたからどうしようか?と思った。カマしたけどホームで合ってしまって…。たまたま番手に入れて、ホントたまたまですね。押さえて先行、押さえて先行と思ってたので仕掛けもダメだったです」
逃げた板崎佑矢は3着。茅野にはまられてさえいなければ押し切っていても不思議ない力走だった。
「遅ければ突っ張ろうと思ってた。あのタイミングだったら1回突っ張っとこうと。後ろの様子はわからなかったですね。踏んで最後までと思ってたので。脚自体は悪くなかった。何とか初日を先行でクリアできてよかったです」

 

2レースは打鐘過ぎからカマしてホームで出切った玉村元気に対し、出られた田尾駿介はイン粘り。これで玉村がペースを落とすと、待ってましたの関東勢が1コーナーからまくってワンツーを決めた。勝った鈴木祥高は満面の笑みでレースを振り返る。
「あの展開しかない行けるとしたら。あとは(玉村と田尾の)2人でやり合ってくれるか。流してたので行ったほうがいいかなと思った。イチかバチかでしたけどね。玉村は2番(田尾)が内で誰も来ないと思ったんじゃないですか? よかったです」
続いた伊東拓也も思わぬ好展開に目を丸くした。
「鈴木さんのおかげ。やり合ってくれないとチャンスはないかなと思ってたし、ダメなら仕方ない。信頼して付いてたけど、きれいに決まってよかった。超よかったです。あとは直線入って踏めれば。やっぱりひとつでもいい着を取りにいかないと。安心しきってるのがよくないです」

 

3レースは前受けから下げた池部壮太が打鐘過ぎ4コーナーから一気のカマシ。離れながらも瓦田勝也が追いかけたが追いつかず。そのまま後続を千切って圧勝した。
「突っ張るつもりで準備してたし、そのつもりでスタートも取ったんだけど、赤板前の4コーナーで2番(角口聖也)と5番(鶴岡與之)の口が空いててラッキーと思ったのが…。あそこで踏んどけばよかった。最悪カマシでとは言ってたけど、最悪の形で瓦田さんに申し訳なかった。明日頑張ります」
瓦田を追った角口聖也は直線で鶴岡に中を割られたが、何とか3着で準決勝に勝ち上がった。
「初日からキツいです。(赤板から)ガチで踏んでるし、ヤバい切らないと話にならないと思って切ったけど、あそこで脚を使ってカマシ待ちになってしまった。鶴岡さんが入れてくれたんで助かりました」

 

4レースは前受けから下げた菊池竣太朗が最終ホームから一気に巻き返す。そのまま押し切るかに思われたが、俊敏に番手に飛びついていた和田誠寿が直線で鋭くとらえた。
「菊池君より先にまくりたかったけど、タイミングがなかった。(菊池が来たので)一緒に踏んでハコを飛ばすつもりが、ハコの人が切れててラッキーでした。最後は(菊池が)思ったよりタレてたのでギリギリ交わせた。小倉は相性がいいですね」
 菊池竣太朗は2着に終わったレースを悔しそうに振り返る。
「和田さんが強かったですね。自分としてはそんなにタレてる感じはしなかったけど。作戦としては突っ張りだったし、引いた時点で相手のペースになってしまった。それでも(ライン)3人でカマしたかったので。やることはしっかりできてるし、実力で負けました」

 

打鐘前から一気に踏み上げた小森貴大(5レース)に対し、前受けの桂馬将人は3番手に飛びつくのが精いっぱい。出切った小森はそのままペースに持ち込むと、きっちりと押し切って人気に応えた。
「打鐘でしっかり押さえてあとはペースで。でも一杯一杯でしたね。打鐘で踏みすぎたのもあると思うけどキツいです。桂馬さんも簡単に出させてくれるとは思ってなかった。毎回、初戦が一番緊張する。結果、先行で1着取れたんでよかったです」
 中川貴史はあらためて小森の強さを実感したようだ。
「付いて行けてよかったってレベル。抜く抜かんではないですね。彼とは何回か当たってるけど、今回は味方でよかった。(最近、自分自身が)もっと勝ててれば抜きに行ったんだろうけど、今日は何とかしのいだほうですね」

 

6レースは地元の林慶次郎が快勝。カマしてきた葉狩伸泰を出させた内容には不満そうだったが、そこからは圧巻の強さを見せた。
「(離れた竹野行登を)待ってるとこをカマされた。そこが悔いの残るところですね。あそこは待つべきなのか…。葉狩さんが来たときにヤバいと思って踏んだけど、スピードがよかったので冷静に行かせてすぐに行った感じ。もう1回踏めたのはよかったけど、もし2車いたらどうなってたか。初めてのミッドナイトだけど、いつもどおり臨めたと思う」
カマした葉狩伸泰は2着。林の新人らしからぬ落ち着きぶりにレース後は舌を巻いた。
「めっちゃエラかった。出られなくても番手にはまれるなと思ったけど、思ったより自分も前に出たんで。決まったと思ったけど、(林は)めちゃくちゃ強いね。新人なのに落ち着いてる」

 

7レースは伊藤稔真が敗れるというまさかの結果に。無欲の逃げを貫いた真船拓磨が伊藤の反撃を許さず、そのまま押し切った。
「やりましたね。小倉は前々かなと思ってたんでよかったです。今日は先行基本で走りました。なかなか(伊藤が)来なかったし、残り1周前からは踏もうと思ってた。最後まで踏めてるんで悪くないと思う」
まくり不発の伊藤後位から自力に転じた窪田陽介は何とか2着で勝ち上がりを決めた。
「1コーナーで(伊藤が)緩めてたから、これどんなんかな?と思った。(伊藤が不発になってから)内に行こうかと思ったけど、自分でまくって行ったほうがいいかなと思った。危なかったですね」