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    大瀬戸潤一郎選手

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    藤井孝則選手

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    在本直樹選手

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    滝本泰行選手

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    久保将史選手

検車場レポート:5月19日(初日)

北九州メディアドーム・小倉競輪場でミッドナイト競輪「チャリロト杯」の初日が、5月19日に行われた。予選から見応えのあるバトルが展開され、滝本泰行は逃げ切りで順当に白星を挙げたが、新鋭の野村典嗣は5着に敗れた。また、メーンの特選では、鈴木謙二の逃げを番手から追い込んだ大瀬戸潤一郎が1着で準決へと弾みをつけた。

 

7レースの特選。誘導を残したまま成松春樹が下げて、赤板手前から上昇を始めた鈴木謙二が誘導の後ろに入る。大瀬戸潤一郎、高田健一まで出切り、4番手を成松と上田隼で併走。最終ホーム過ぎからペースを上げて逃げた鈴木を、番手で願ってもない流れが訪れた大瀬戸がキッチリ差し切った。
「まさか…、あんなすんなりとは。最悪、上田君に粘られるかなとは思っていた。鈴木君は強かった。自分? すんなりすぎて、(調子はが)わからない(笑)」
別線の動きを見極めてギリギリまで後続を引きつけた鈴木謙二は、最終ホーム過ぎからのスパート。急造ラインを上位独占に導いて2着に逃げ残った。
「1周も踏んでない。あんな展開はないですよ。ホームじゃまだ上田は来ないなと思った。来る素振りは見せるだろうけど。展開に恵まれただけで、あとは誘導が頑張ってくれた」
4番手の外併走から最終2コーナーでまくった上田隼は、1車しか進まず直線で失速の6着。中団に固執した訳をこう打ち明ける。
「(前に)行こうと思えば行けたけど、自力選手として見られている。僕としては位置取りでと思って、そこで決めて力勝負をしようと。それで外併走で我慢しました」

 

1レース。予選のオープニングは人気の中近コンビのワンツー。前受けから5番手までサッと下げた永橋武司が、打鐘の2センターからカマして主導権。番手の藤井孝則にとっては絶好の流れで、楽に永橋を交わして1着。
「もう僕はなんも言うことはないですよ。(永橋は)いつも頑張ってくれるし、全部やってくれた」
打鐘の2センターから踏み出した永橋武司は、スピードの違いであっさり松本一成から主導権を奪って軽快な逃げで2着。
「ちゅうちょせずに(仕掛けて)行きました。あれで待ってしまうと、ちょうど1コーナーで(松本と)合ってしまうんで。(ラインで)ワンツーが決まってよかった。ただ、(踏んだ距離が)長かったんでいっぱい、いっぱいです。ゴール前も踏み直してたんですけど、タレてましたね」

 

2レース。内山拓の動向をうかがいながら、5番手から踏み込んだ在本直樹が絶妙なペースで別線をシャットアウト。そのまま逃げ切った。
「車の出も悪くなかったし、全然問題ない。(内山と併走して)粘っても脚を使うだけなんで、7車だから力を出した方がいいと思ってああなりました」
3番手から迫る内山を微差凌いだ森下忠夫が、2着をキープして胸をなで下ろす。
「弱いですね、自分の気持ちに余裕がない。(内を)空けてたら、赤星(俊光)君が入って来ると思った。それで締めてたら…。踏み出しは楽なんですけど、気持ちの余裕がない。ハコ3かと思ったけど、小倉は相性がいいからなんとかなった。気持ちが切れたらいかん。まだ老け込む歳じゃないんで(笑)」

 

3レース。「出られると思ったんで」と、引き揚げて来た滝本泰行は、笑みを浮かべて汗をぬぐう。打鐘の3コーナーから踏み込んだ滝本が橋本に合わされたかに思われたが、力でねじ伏せるとグングンと加速。3番手以降をちぎって、番手の平坂典也とのマッチレースを制した。
「極力、ラインで決めたかったんで、出られると思ってからは流しました。ペースで行って、後ろを見たら平坂さんがいたんであとゴール勝負と。最後まで踏み切れているし、気持ちをしっかりもっていきたい」
滝本の踏み出しにピタリと付けた平坂典也が、半車身まで詰め寄ったところがゴール。
「いつもは初日があんまり良くないんですけど、今日は良かったですね。ここくらいから(滝本が)行くかなっていうのがあったんで付いていけました。まだ良くなる気がするんで、明日も楽しみです」

 

4レース。人気の新鋭、野村典嗣を5番手に置いて、冷静にマイペースに持ち込んだ久保将史が、野村を不発に追いやると最後は松山正和を二の足で振り切った。
「早めに(先頭に)出されちゃったんで、どうしようかと思ったんですけど。うまく自分のペースに入れることができた。練習でやっていることをそのまま出せればと。今日は踏んでいる感じが良かった。明日もしっかり出せるようにケアをして頑張りたいです」
「強い」とは、流れ込みまでだった2着の松山正和。南関ワンツーに久保をたたえる。
「ちょっと車間を切ってと思ってたら、バックで踏み直された。(野村は久保が)強い時を知らないだろうからね。自分はあんなもん、問題ないです」

 

5レース。山田裕哉が切った上を鈴木豪が出て、東日本3車で主導権。中団が山田と秋山貴宏の併走。インから1車押し上げた山田が最終ホーム過ぎに3番手を奪取。番手の関智晴は、秋山のまくりをけん制すると返す刀でインを締めて直線で抜け出した。
「(鈴木)豪君があんなに行ってくれたんで、本当はしっかり止めなきゃいけないんですけど。自分の技術不足です。もう豪君サマサマです。自分も余裕はあるんですけど、ビタッて止められる技術が…。内をしゃくってくるのも見えたんで、焦って前に踏んじゃった」
最終1センターからロングまくりを放った秋山貴宏が2着に入った。
「キツかったですけどね。ああなるかなって思って、鈴木(豪)君がペースを落としたんで、(山田と)併走しようと。ホームで1列になって、(まくりに)行くタイミングを探していた。結構(まくりが)出たし、練習の感じが良かったんで、それを出せたらと思っていた」

 

6レースは、予想外の流れをモノにして川口聖翔が白星をもぎ取った。赤板過ぎに誘導後位に収まった川口は、打鐘の3コーナーで齋藤正国に押し込められるようにインを踏んで逃げる山崎弘夢の番手に入る。川口は冷静に山崎が空けたインを最終4コーナーで突いて抜け出した。
「前を取って引いて、一発カマシかまくりでと思ったら、予想外の展開でした。番手すんなりだったし、外のまくりも止まってたから様子を見た。僕は外を行こうと思ってたんですけど、山崎さんが外してたんでもって来られると思ってああなった。結果、ワンツーだったんでよかったです」
齋藤のまくりに乗った松岡慶彦は、直線で外に持ち出し追い込むも3着まで。
「結構、危ない状態でした。スピードも(齋藤が)止まっていた。普通だったら突き抜けていい感じだけど…。(調子は)まずまずだと思います」