【奥井迪が抜けた存在】

 ガールズは奥井迪が優勝争いをリードする。小倉は過去5回参戦して3Vと相性もよく、昨年6月も荒牧聖、石井寛らを相手に逃げ切って優勝している。今年もここまで5戦全てで最終バックを先頭で通過するなど積極性は健在で、今シリーズもラスト1周だれにも先頭を譲らない。
 
 奥井に対抗するなら山原さくらの機動力だ。奥井と並んで、今年は着外なし。優勝2回も奥井に次ぐ数字だ。小倉に足しげく出げいこに行くなど、山原にとって小倉は走りなれたバンク。奥井のパワーにスピードで迫る。
 
 安定感では奈良岡彩子も負けてはいない。今年はここまで1勝と決め手にこそ欠けるが、着外もわずか1回とレース運びには長けている。持ち前の自在戦で奥井、山原の争いに割って入る。
 
 他にも石井貴子、田仲敦子に野口のぞみ、山本知佳と今シリーズは直近50点オーバーの選手は多く、予選からハイレベルな争いになりそうだ。
 

【若手機動型が激突】

 チャレンジ戦は100期台の若手機動型による優勝争いになりそうだ。その争いをリードするのは野見泰要。1、2班戦終盤から調子を上げていたが、チャレンジに落ちてからはその勢いがさらに増した感じ。2月奈良、3月岐阜と連覇している。同県の服部仁に脇田良雄と援軍が豊富な点も有利に運びそう。
 
 対するは清水一幸だ。ダッシュを生かした積極的な組み立てが持ち味で、ペースを覚えた最近は勝ち星も増えてきた。1月の当所戦では瀬戸栄らを相手に逃げ切って優勝。今シリーズは同県の後藤浩二を連れて再現を狙う。四国勢ではタテ切れる川上修平も侮れない。
 
 その決勝で清水に敗れた勝部貴博にとってはリベンジのシリーズだ。強力な同型がそろっているが、地の利があるという点では有利。3月は佐世保、小松島で優出と調子も上向きだ。
 
 西高東低の印象が強いチャレンジ戦だが、東勢にも優勝候補は多い。持っている力を考えれば物足りない印象の服部正博だが、チャレンジでは鋭いまくりを武器に1着多い。器用さが出てきた浦山一栄や石井啓午、田原大広の北コンビも争覇級の実力者だ。
 

藤巻 絵里佳 [福 島・110期・A2]

 組み立ての甘さもあり成績に波があるが、ダッシュ力はガールズでも上位クラス。小倉は初出場だが、無風のドームなら期待できそう。

渡邊 颯太 [静 岡・109期・A3]

 デビューから苦戦が続いたが、2月久留米では予選初勝利。2月静岡では敗者戦を連勝と徐々に力を付けている。積極的な組み立てで上位の同型を苦しめるか。