【石井寛子、奥井迪の2強対決】

 昨年末の平塚ガールズグランプリで死闘を演じた石井寛子、奥井迪の2強対決にファンの注目が集まる。グランプリでは逃げた奥井を2番手からとらえて頂点に立った石井。17年のMVPに輝いた実力を今シリーズもしっかり見せつける。今年は初戦の1月高松ガールズコレクショントライアルの決勝で4着に敗れたが、2戦目の別府初日から9連勝で3場所連続の完全Vを達成した。ここも先制有力な奥井の2番手、もしくは3番手を取れれば勝てる。
 
 対する奥井はグランプリのリベンジに燃えている。今年も先行1本のスタイルに迷いはない。先行力は断然。他に強力な機動型が見当たらない今シリーズはペースに持ち込める。強烈な踏み直しで石井とゴール前勝負を演じる。
 
 2強に割って入るなら内村舞織や奈良岡彩子あたりか。内村はケガで出遅れたが、昨年の8月末にデビューしてからは順調に成績を伸ばしている。戦法は多彩でこれまで準Vが2回。初優勝も見えてきた。奈良岡は8場所連続優出中だ。今シリーズも俊敏な立ち回りでV争いに食い込む。力をつけている坂口楓華も軽視できない。
 

【ダッシュ抜群の森川康輔】

 チャレンジ戦をリードするのは森川康輔だ。昨年7月にデビューすると、すぐさま勝ち星を量産。12月佐世保のレインボーカップチャレンジファイナル出場を果たした。結果は6着で特別昇班を逃したが、今年はさらに安定感を増して、1月松戸、2月高知ミッドナイトを続けて完全優勝。ダッシュ生かしたカマシ、まくりの破壊力は抜群だ。小倉バンクは脚質にマッチしているだけに不安要素は見当たらない。2月22日からの別府で3連勝ならA2班への特別昇班が決まる。その場合はここに出走しない。
 
 森川が不在なら地元の林慶次郎が代わって主役に躍り出る。昨年7月のデビュー戦の松阪で完全優勝したが、2戦目の久留米の落車で長期欠場を余儀なくされた。今年も初戦の1月の岐阜で落車。ケガに苦しんでいるが、それでも同月久留米で完全Vを達成するなど、常に優勝争いを演じている。地元ホームのアドバンテージを生かして初日からパワー全開だ。
 
 能代谷元は在校4位の逸材だ。1月京王閣では2度目の優勝を飾るなど素質が開花し始めている。デビュー当初は苦戦した出澤拓也もここに来て完全に本格化している。同県同期の能代谷と決勝で同乗した時に連係するかどうかも注目だろう。
 
 昨年の終盤戦から別人のような活躍を見せている板崎佑矢や降班組の坂本敏也も忘れてはならない存在だ。
 

渡辺 ゆかり [山 梨・102期・L1]

 昨年の秋頃から成績が上昇。競走得点も50点台に乗せた。落車の恐怖心がなくなってきたことで、強気に前々に攻めている。

中嶋 里美 [愛 知・110期・L1]

 今年は半分以上のレースで最終バックを取るなど積極的な仕掛けが目立っている。1月大垣の決勝は尾崎睦にまくられたが、しぶとく3着に粘った。