関東の雄、芦沢大輔がシリーズをリードする。昨年の地区プロ競技大会の落車で大ケガを負い、2月東西王座戦で4カ月以上ぶりに実戦復帰を果たした。予選第一、二走を32着で決勝に進出。初日の予選第一走からヨコの動きで、芦沢“らしい”タフな走りを披露した。正念場の2日目でも武田豊樹のまくりにピタリと付けて、流れ込むなどブランクを感じさせない走りで奮闘。末脚の切れなどを含め細かい部分での修正は必要だが、F1シリーズなら主軸を担うだけの力は十分に戻っている。関東勢の機動型が手薄のハンデはあるが、芦沢の脚力と捌きがあれば活路を見出しファンの期待に応えることができるだろう。
地元、九州勢の浮沈の鍵は、菅原晃が握っている。昨年は優勝が一度もなくダービーの配分予定がないのは残念だが、ここにきて勝ち星の数も急上昇し復調気配。ワンツーが2度あり連係実績も十分のホームの牧剛央にとっては、菅原のパワフルな走りは頼もしいかぎりだ。
石橋慎太郎、田中晴基を擁する南関勢も侮れない。近況、勝ち星にこそ恵まれていない石橋だが、逃げてきっちり連対を果たしている。トップスピードとダッシュ力は、一級品のものがあるだけに別線が手を焼くシーンも十分。
腰痛と戦いながら満身創痍の渡部哲男だが、08年にはSS班を務めた実力者。今期は1月武雄F1で152着、2月熊本F1を184着。完調とは言いがたい戦績だが、それでも参戦してくる以上はノーマークにはできない。平G3で2勝、次の小松島F1でも2勝を挙げている才迫勇馬や、中部地区で売り出し中の竹内雄作の先行力も上位に通用するだけのものがある。
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