検車場レポート お勝手予想 KEI太郎の眼


■8月12日(前検日) ■前回レース/検車場レポートへ

中川  貴徳 選手

加美山 隆行 選手

中川  慶一 選手

井上 嵩 選手

辻中 国宏 選手
  京王閣競輪場では明日13日から、「東京スポーツ杯(F2)」が開幕します。今回は中川貴徳や中川慶一ら実力者がそろったうえ、地元からも、7月いわき平で特別昇班を決めた井上嵩や、チャレンジには期待の新鋭・辻中国宏が登場。見所の多いシリーズとなりそうです。

  初日のメインは12RのA級特選。前場所青森で優勝を飾った中川貴徳は地元の阿部博之に任され鼻息も荒い。
  「今年はケガなくやれていることが大きいし、最近はセッティングも噛み合ってきている。青森で優勝したあとも10日くらい空いたので、街道でもがきを中心にみっちり練習してきたし、状態は問題ないですよ。以前のように『先行しなくては』という焦りがない分、今は落ち着いてレースができているけど、明日は地元の前だし、下手なレースはできない。いつも以上に早め早めに仕掛けて行きたいですね」
  地元戦となる阿部博之だが、コメントはややトーンが低い。
  「練習の感じがイマイチ良くないんですよね。前回の西武園で前の選手から千切れてしまっていることも不安です。本来、僕はあまり離れるタイプではないのでね。でも、今回は地元戦だしそんなことも言っていられない。気合を入れなおして頑張ります」
  北勢の先導役は7月取手で優勝を飾っている加美山隆行。最近の初日特選では大敗も目立つが、状態の良さには自信をのぞかせる。
  「最近、初日は見せるレースを心がけた結果なので。コンディションが悪いわけではないんです。明日は沢さんと2車でも先行しようと思っていたけど、矢端さんも付いてくれることになり、より駆けやすくなりましたね。とにかく力を出し切るレースをしたいです」
  加美山追走の沢隆昌は降級2戦目の7月伊東で優勝を飾ったが、続く函館で落車し途中欠場の憂き目にあった。
  「ケガは軽かったし大丈夫。落ちてから4、5日は違和感があったけど、今回は間隔も空いたし、いつも通りの練習はしてきました。それにしても、A級はレースの展開がS級と全然違うね。前が緩めるとみんな緩めてレースが流れない。それに順応することのほうが課題かな。S降りの追い込み選手で、そのまま埋もれてしまう選手も多いし、僕もそうならないように考えて走らないと」
  南関勢の先頭を走る中川慶一からも景気のいいコメントは聞かれず。
  「最近は僕も自力が出るって感じじゃないし、追い込み転向も考えている。任された以上は頑張るしかないけど、作戦的には自在としか言いようがないです」
  中川慶に任せた増田利明も状態面に不安を残す。
  「7月の取手での落車で肩を痛めてしまい、千葉は欠場しました。まだ、多少痛みも残っているし、医者からも『ケガと付き合ってやっていくしかない』と言われています。練習していないわけではないけど、もがきは不足気味かな。とりあえず、明日1走してみないことには、何とも言えませんね」

  予選からも何人かをピックアップ。山中秀将(6R)は着実に成長途上で、7月小田原では1、2班戦初の決勝進出を決めている。
  「京王閣は初めてだけど、いつも一緒に練習している柴田(洋輔)さんから、バンクが重いって聞いている。明日も積極的に力を出し切る競走で。うまく中団がとれればベストなんですけどね」
  7月にチャレンジから昇班したばかりの磯田旭(7R)は、今期初戦の熊本でいきなり決勝確定板入りを果たすと、前走の千葉でも2勝を挙げた。
  「熊本は先行一車だったし、展開に恵まれた部分が多かったけど、ここ3場所で『力さえ出し切ればどうにかなる』って手ごたえはつかんでいる。明日も先手先手で仕掛けて行きたいですね。ただ、最近夏バテ気味で体調的には本調子とは言えないかな」
  関貴之(8R)は8月一宮で6場所ぶりの優参と、気配は上向いている。
  「今期からオール予選になり、正直戦いづらいけど、逆に緊張感を持ってレースができているのかな。京王閣は相性も良いし、このいい流れを断ち切らないように頑張りたいだけですね。うまくスピードをもらったところからまくる展開になれば最高なんですけどね」
  7月いわき平で特別昇班を決めた井上嵩(10R)。今回は急きょ追加での参加となったが、97期在校No.1の逸材は、初の1、2班戦にも自信をのぞかせる。
  「追加の連絡が入ったのは2日前だけど、どっかしらから追加が入ることを想定して練習していたので、仕上がりに問題はありません。京王閣は初参戦だけど、練習はいつもここメインでやっているので、バンク自体は問題ない。チャレンジでは足踏みが続いたけど、こっからが本番だと思っているし、この勢いで一気に駆け上がっていきたいですね」

  チャレンジ戦からは今期デビューの98期生を紹介します。
  菅原洋輔(2R)はデビュー2戦目の弥彦で2勝をマーク。今回は、同期の辻中国宏に対しても、強烈なライバル意識をのぞかせる。
  「まだ、初日は突破できていないけど、コンスタントに連にからめていることが自信となり、落ち着いてレースができています。今回は、学校時代から強かった辻中君の地元戦だけど、僕も優勝を目指して頑張りたい。僕は年齢も年齢なので、先行より、結果にこだわるレースをしていきますよ」
  相沢旭(4R)は前場所の7月平塚では決勝進出を果たしている。
  「前走からは1カ月ほど空いたので、しっかり練習してきました。まだまだレースの組み立ては甘いけど、力さえ出し切れれば十分に通用する自信はあります。師匠の諸橋(愛)さんからも『勝てる先行で、ルーキーらしい競走をしてこい』って言われているし、とにかく前に誰も出させないようなレースがしたいですね」
  地元期待の大物ルーキー・辻中国宏(5R)は自信満々に優勝宣言をぶち上げた。
  「これで3場所目。競走にもなれてきたし、緊張も取れました。前の2場所はあえて3.50のギアを使っていたけど、今回からは3.57に上げます。これで決勝でも良い勝負ができるはず。とりあえず3日間とも主導権をとって、3度目の正直で地元優勝を狙っていきますよ」




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