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渡辺 泰夫 選手 |
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鈴木 幸紀 選手 |
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池崎 太郎 選手 |
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ジョサイア・ヌグ 選手 |
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テオ・ボス、初Xへ王手! 国際競輪第2戦(FT)、京王閣ナイターは今日が二日目。S級準決勝3個レースをメインに、小雨の降りしきる中で熱戦が展開された。9レースではボスがまたもや先行策を見せ、11レースでは辛くも3着で池崎太郎が決勝進出を果たすなど、見どころの多かった1日を舞台裏からレポートします。
まずは、9レースからレポート。テオ・ボスが驚速で魅せた。昨日と同様に後攻め七番手から主導権を奪うと、番手・郡山久二、渡辺泰夫の追撃を軽々と封じて圧勝。念入りにクールダウンを終えると、「作戦は先行かまくりでと考えただけ。脚、気持ち、両方で良い状態だった。競輪は何が起こるか分からない。明日も気持ちを引き締めて戦う」と語気を強めた。
渡辺泰夫は、ボスの力にびっくり仰天。「強い強い。前受けとか中団から遅めのまくり狙いならば、切り替えちゃおうと郡山さんと考えていた。競らせないよう駆けてくれたのは良いけど、最後は踏み直しが凄い。日本人で言えば、小嶋敬二みたいな脚質かな」。“世界最速”を体感し、克服し、ホッとした表情を見せた。
内田慶は残念組。中団四番手から、まくり差しも叶わず4着の結末に「作戦どおり、読みどおりだったのに。力不足。疲れとかじゃない。もっと脚を溜めるか、早めに踏めば良かったかも」と悔いを残した。
10レースでは、真原健一の気合が光った。何度も踏み直した挙句のビノクロフのバックまくりに完璧マークを決め、「昨日は1着、今日は2着に連れていってもらった。途中で踏んだり、休んだりできつかった。それに不発かと、一瞬、切り替えようと思いましたよ。もちろん、自分のデキは良い」と自信満々だった。
岡田征陽は肩を落とした。微妙にペースを変えて逃げながら、ビノクロフに屈し「納得の仕掛け。高山さんが仕事してくれたし。だから、力不足としか…」。
小川将人は諦めたように、仕方なく笑顔を浮かべるだけ。「中団を奪って、ホントなら自分の展開。ビノクロフは自分の外で浮いたかもと思ったのに…」と言葉は少なかった。
11レースは長塚智広がまくって、鈴木幸紀がゴール前でズブリ。本来のスピードを見せた長塚は満足そうに、「出したい自力を出せて、少しだけ手応えを。ただ、恵まれた。前で叩き合ってくれたから」。
鈴木は「長塚からは『一周ぐらいなら逃げる』と言われていた。そうなれば、自分は仕事をするつもり。とにかく、踏み出しに気を付けた」。即席の関係ながら、鮮やかにワン・ツーを決めた背景を語った。
池崎太郎は3着と、薄氷を踏むような準決突破に安堵の様子。後位が競りで“裸”状態にも、前団を強引に叩き「とにかく、力を出し切ろうと。後の様子は分かっていた。でも、あそこで行くしかない。最後は踏み直せたし、調子は悪くない」。
負け戦では、6レースで渡部幸訓が嬉しいS級初勝利。逃げる加賀美智史を、中団外併走から二角まくりで仕留め、「とりあえず、一つ勝ててホッとしました。まくりを狙ったわけじゃない。展開から。ただ、流れは見えていますね」。驕りは見られず、早くも明日に視線の先を向けていた。
8レースではジョサイア・ヌグが今年初勝利。「最低だった」と昨日のレース後と打って変わり、バック三番手まくりを決めての快勝劇に「自分のスタイルで戦えた。ベイリーとかボスとかと違い、良い位置を取ってからの組み立てとかね。どれぐらいなら相手と体が当たっても平気かとか、だんだんと分かってきた」。表情に安堵感を漂わせた。
片寄雄己が期せずしてヌグを追う形から2着に入線した。「中団に切り替えたら、前でヌグが仕掛ける気配。余裕を持って追ったから、抜けると思ったけどね。踏み出しより、踏み直しが凄かった」と、ヌグの底力に脱帽した。
一方、二木茂則は不満顔。先制しながらも、ラインの一員と考えていたヌグの三番手まくりに遭い、「まさか、という感じですよ。ペースで駆けられたと思っていたら…」と言うと、その後はグッと言葉を飲み込んだ。
A級からは明日の決勝展開を司る先行型をチェックしたい。
3レースでは、岡崎孝士がバック四番手まくりで快勝。だが、表情は浮かない。「スピードがないし、余裕がない。長い距離を踏めてる感覚もない。七番手に置かれていたら、ダメだったかも。明日はあんまり期待しないでください」と、景気の良い言葉は聞かれず終い。
4レースからは、平原輝弥が勝ち上がった。終始インに詰まる展開から最後に大外を踏み込み、敗れたとはいえ自軍ワン・ツースリーの結果を導きながら「良くない。小倉(6月FT)で落車した影響かな、体がフワフワしている感じ。初日に主導権を奪えなかったし、精神的にも弱気になっている。ただ、決勝に乗れたし頑張らないと」。珍しく、言葉に力がなかった。 |