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高松競輪開設64周年記念「玉藻杯争覇戦」

神山雄が最年長記念V

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番手の仕事をきっちりこなしてチャンスをものにした神山雄一郎選手。競輪祭に最高の弾みをつけた。

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4車で鉄壁の布陣を敷いた関東勢に隙はなかった。武田豊樹がハイパワーで別線を圧倒。神山雄一郎がこん身の番手差しで5年ぶりの記念優勝を飾った。
「武田が2周行ってくれましたからね。後ろを藤田(竜矢)、4番手を稲村(成浩)が固めてくれたのが大きかった。その辺りも考えて武田が走ってくれた。かかりは本当にすごかったですね。浅井(康太)のスピードも良かったけど、あそこだけはしっかりやらないと。素通りはさせられないですから。ゴール前はちょっと頑張りました」
97度目の記念優勝は現役選手の中でトップの数字。記念競輪の最年長優勝記録も更新した。競輪界のレジェンドは46歳を迎えた今もなお進化している。
「最近はS級シリーズでけっこう優勝できているけど、記念は久々なのでうれしいですね。でも、チャンスがあれば獲れるだけの準備はしているし、やれるだけのことはしっかりやってますから」
この優勝で賞金ランキングも上昇。5年ぶりのグランプリ出場に大きく前進した。このまま競輪祭まで突っ走る。
「グランプリも見えてきたし、競輪祭まで中3日なんで、この感じでいければ。強い選手がいっぱい集まるんで、また武田とかといいレースができるように頑張ります」

武田豊樹は赤板過ぎから主導権。パワフルな走りで関東ラインを上位独占に導いた。
「4車いるからライン重視ですよね。必死に頑張りました。ラインで決まって良かった」

3番手の藤田竜矢が好追走からきっちり3着に流れ込んだ。
「前の2人の気迫がビシビシと伝わってきました。本当に強かったです。余裕は全然なかったですね。必死に付いていっただけ。とりあえず3着に入れて良かったです」

浅井康太は打鐘過ぎの2センターからスパート。好スピードで前団に迫ったが、神山のブロックで勢いが止まった。
「今日はタイミングに関係なく、無理にでも仕掛けて力勝負をしようと思ってました。伸びる感じはあったんですが、神山さんに止められてしまったのが誤算ですね。5番手になって、脚も残っていたんで、もう1回いける余裕はありました。感触は良かったんで、(競輪祭は)いけそうです」

金子貴志は浅井が不発と見るや、自力に転じて踏み込んだが、なかなか前に進まなかった。
「浅井が思い切って行ってくれたんですけどね。ちょうど1コーナーで神山さんに合ってしまった。それから踏んでいけたし、感触は悪くなかったです」

後方8番手からまくった山田英明は不発に終わった。
「一番格下なのに、消極的なレースをしてしまった。浅井君が行って、展開は僕に向いたと思ったんですけどね。あおりもあって止まってしまった。武田さんが強かったです」

 

号砲が鳴ると金子貴志、山田英明、神山雄一郎がいち早く出たが、最内の金子がSを取った。初手は浅井康太ー金子ー原誠宏、武田豊樹ー神山ー藤田竜矢ー稲村成浩、山田ー勝瀬卓也の順で並ぶ。
周回が進み青板周回の3コーナーから山田がゆっくりと上昇をはじめ、赤板ホームで前を押さえる。すると、今度は武田が叩いて先頭に立つと、浅井は引いて中団に収まる。金子は一旦離れたが、外を追い上げて浅井と再びドッキングし、山田は後方8番手に置かれた。打鐘が入ると、浅井が2センターから踏み込んで反撃を開始。すると、前の武田も一気にペースを上げて先行態勢に入った。浅井が迫ってくると、神山がこれをけん制。さらに藤田も波を作って攻撃すると、浅井はスピードが鈍った。これを見た金子はバックで切り替えてそのまま前に踏んでいくが、思いのほか車は伸びない。後方の山田もタイミングを逸して不発に。これで前団で勝負あり。4コーナーを立ち上がり、武田が懸命に踏み直す一方、神山がゴール寸前で差し切って優勝。09年の広島以来、5年ぶりの記念優勝を遂げた。武田が2着に粘り込み、藤田が3着で関東で上位を独占した。

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