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小田原競輪開設65周年記念「北条早雲杯争奪戦」

桐山敬が地元で悲願の記念初制覇

メイン写真

デビュー11年目。悲願の記念初Vを地元で飾った桐山敬太郎選手が表彰式で喜びをかみ締める。

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記念初優勝をやっとの思いでつかんだ地元の桐山敬太郎。今開催の優勝までの道のりは決して自分の力だけではなし得なかった。
「本当にみんなに(毎日)おんぶにだっこでした。地元だからいいんだよと周りは言ってくれるけど…。そういう気持ちでいてくれる先輩、後輩に感謝です。南関勢で優勝できてうれしい」
5月平塚記念の決勝は番手絶好の展開でチャンスをものにできなかった。その悔しさを胸に秘めて臨んだ決勝戦。南関勢の強い絆で悲願を達成した。
「平塚のときは絶好調であれだけのお膳立てをしてもらったのに勝てなくて本当に悔しかった。だから今回は何としても獲りたいと思っていた。同じような展開で獲れてホッとしています。本当に前と後ろのおかげです」
松戸サマーナイトフェスティバルから中3日のスケジュール。開催中は「疲労感がある」と何度も口にしていたが、目標としていた記念優勝のために「気持ちで走りました」と厳しい状態の中で最高の結果を出した。
「今年は記念優勝とG1の決勝を乗ることが目標でした。順番的に記念優勝が先で良かったのかな。これでワンステップできたと思います。これから一歩ずつステップアップして、G1の決勝、優勝と上がっていきたいですね」
更なる高みを目指す桐山。新たな目標に向かって戦い続ける。

中団を確保した新田祐大は抜群のスピードで前団に迫ったが、南関勢の固い結束の前に敗れた。
「自分らしいレースはできたと思います。これで優勝できれば良かったんですけどね。林(雄一)さんが止めに来るのは分かっていたし、飛ばされずに前に踏んでいけたけど、桐山さんまでは遠かった」

新田と即席タッグを組んだ柏野智典が3着に続いた。
「新田君がいい競走をしてくれました。踏み出しは確かに凄かったけど、しっかり付いていけました。新田君が林君に持っていかれた時に、内に入っていければ優勝できましたね。新田君ならあれでも行ってしまうと思って見てしまった。脚には余裕があったけど、気持ちに余裕がなかった。もったいないです」

南関勢は3人それぞれがラインの役割をきっちり果たした。根田空史は青板周回のバックから果敢に飛び出して主導権を奪った。
「すごい緊張しました。地元に付いてもらったし、先行しか考えていなかった。赤板からはもう全開でしたね。きつかったけど、桐山さんが優勝で良かったです」

林雄一は桐山に続けなかったが、新田のまくりを止めにいった。
「前の2人が頑張ってくれました。桐山か自分のどちらかが獲れればと思ってました。新田の影が見えたので、振りながら車間を切ろうと。新田にいかれてしまったけど、自分なりにやることはできたと思います」

後方7番手に置かれた浅井康太は4着までに入るのが精いっぱいだった。
「前と車間が空き過ぎてしまった。ホームで詰めていこうと思ったけど、脚が残っていなかった。力不足です」

号砲で大外から南修二が誘導員を追うと、浅井康太も続いて中近勢が前受け。周回は浅井―村上博幸―南―新田祐大―柏野智典―根田空史―桐山敬太郎―林雄一―笠松信幸の並びで進む。
青板ホームから根田が早々と上昇を始めるが、この動きを察知した新田も中団から合わせて踏み込む。それでも根田はバックで強引に新田を下ろすと、先行態勢に。7番手に下げた浅井は車間を切って前の動きに備えたが、根田が赤板ホームから一気にペースを上げたため、大きく車間が空いてしまう。隊列は変わらないまま残り1周半の鐘が入り、最終ホーム過ぎからは新田がまくり発動。合わせて桐山は番手まくりに出たが、新田をけん制しようと横に動いた林は桐山と口が空いてしまう。新田は4コーナーまで林にからまれ伸び切れず、番手まくりの桐山が記念初優勝。林が直線で力尽きると、新田、柏野の順で2、3着に入線した。

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