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花月園メモリアルin川崎

松坂英が200勝で初優勝

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出迎えた地元勢の祝福に笑顔で応える松坂選手。地元バンクの冠がついた開催でG3初優勝を飾り喜びもひとしおだ

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昨年大会は決勝で松谷秀幸を交わせず準優勝に終わった松坂英司。「去年は準決勝を勝ち上がってホッとした」。今年は佐々木龍也に「準優で緊張せず、集中して走れ。勝負はここ(決勝)だから」とアドバイスをもらい、「まさに去年の自分がそうだった」と決勝の大一番に集中していた。
「着は別として100%を出そう。それだけ考えてました。でも今回は松谷が主役ですね。(決勝で)ラインで決められる。かなり力をつけてる」
前検日に「気持ちが入ってるし、できるかぎりのことはやってきた」と話した今シリーズは初日から動きが違った。落車も続き、今年はここまでわずか3勝。し かし、「見えない力が働きました」と今シリーズは4日で3勝を挙げた。節目の200勝、そして花月園競輪場の冠がついた大会でG3初優勝を決め、「長かっ た…」と目を潤ませる場面もあったが、最後は「また頑張ります」と笑顔。松坂らしい鋭いキメ脚が戻り、続く高松宮記念杯へ大きな弾みがついた。

大会連覇はならなかった松谷秀幸だが、自分のレースをした結果の2着。ラインで上位を独占し、満足げにレースを振り返る。
「いい展開だったし、優勝したかったですね。でも嬉しいです。アマチュア時代からお世話になってる英司さんが優勝してくれたんで。宮杯につながるレースができたと思います」

 大塚玲も3着に続き、G1初出場の権利をゲットした。
「よかったです。競輪祭もだけど、これでダービー出場も見えてきた。僕はただ付いてくだけで何もしてないけど、今回は調子もよくて自信になりました。ラインで決まったのが一番嬉しいし、もっと頑張って上を目指します」

中村一将の逃げに乗った三谷政史は惜しくも5着に敗れた。
「松谷は後ろにいたんですね。センターくらいから空けようと思ったら、すかさず来たんで。一将さんも3コーナーからすげえ合わせてたけどね。チャンスだったのに、もったいない」

G3初優勝を狙った早坂秀悟だが、カマシは不発に終わる。
「中村さんが強かった。けっこう踏まれましたね。狙って負けた訳だから。悔しいけど、力不足です」

6着に敗れた中村一将は「もう一枚ギアがいるのか、純粋に脚が足りないのか。落ち着いて駆けられたけどね」とレースを振り返った。

号砲が鳴ると早坂秀悟がいち早く飛び出して誘導の後ろを取った。並びは早坂ー兵藤ー原、中村ー三谷ー有賀、松谷ー松坂ー大塚の順で落ち着く。
周回が進み、まずは松谷が動いて赤板で前を押さえると、早坂は一旦様子を見てから車を下げた。松谷は打鐘で誘導を斬って先頭に躍り出ると、今度は中村がカマシ気味に叩きに行く。すると有賀が離れ、松谷は3番手に収まる展開となる。中村が先行態勢に入る一方、早坂も負けじとホームからスパート。しかし、早坂は思いのほか伸びず、大塚の横でスピードが鈍った。すると、バックから松谷が先まくりを放っていく。これで早坂は力尽きた。一方、中村は反撃に合わせて懸命に踏み直すが、松谷がこれを力でねじ伏せた。直線に入り、最後は松坂が交わして節目の200勝でG3初優勝を遂げた。松谷は2着となり、大塚も3着を確保し地元で上位を独占した。

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