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川崎競輪開設65周年記念「桜花賞・海老澤清杯」

岩津裕が混戦を制す

メイン写真

岩津裕介選手が、浅井康太選手やそろった地元カルテットを鋭い追い込みでくだして優勝。ウイニングランではガッツポーズを見せた。

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オール連対で勝ち上がった岩津裕介が、4車で結束した地元勢や、浅井康太を破って見事優勝。打鐘前の2コーナーから仕掛けた郡司浩平に合わせて踏み出すと、先行した地元ラインの3番手を勝瀬卓也から奪い、最後は鋭く追い込んだ。
「(郡司は)ほぼ先行一車なんで、ムチャ駆けしたら浅井も来るし、まくりも強い人がいるんで、あの程度のペースで駆けるかなっていうのは考えてましたね。(郡司の)踏み込みを見て自分のペースで行って、5番手に付くか前々に行くかって考えてた。でもあそこからまくるのはきついなって思ったので、3番手に変えました」
準決が終わると組み立てを長考していた岩津。稲川との連係も視野にあったが、最終的には自分での競走を選択した。
共同通信社杯では決勝3着、全プロ記念ではスーパープロピストレーサー賞で2着と着実に調子を上げている岩津だが、より大きな力を欲している。
「脚は結構上がってきてますね。でももっと必要です。(浅井とか)あのへんの強さを知ってるので。もっと上げていかないとダメですね。目標はやっぱタイトルを獲ることです」
現状を良しとせず、常に上を見据える岩津。次走の高松宮記念杯でも力強い走りに期待したい。

逃げた郡司浩平の番手から盤石のまくり発進のはずだった五十嵐力。それだけに準Vには、ガックリと肩を落としてこう振り返る。
「(自分の後ろが)どうなっているか、わからなかったですね…。いや~、もったいない。もらった展開だと思ったんですけど。なんの問題もなく(地元で)ワンツースリーだった。せっかく4人(決勝に)乗ったんで、神奈川から優勝を出したかった」

4番手以降が大きく車間が空き、最終2コーナー8番手から巻き返した浅井康太は3コーナーのあおりもあって3着まで。「残念でした」と、言葉少なに帰り支度を始める。浅井を代弁するように林巨人が、こう言う。
「郡司君が来るのが遅かった。僕らはもっと展開が早くなると思っていて、そうなったら浅井にチャンスがあると。自分は稲川(翔)君にもってこられたけど、駆け出しで浅井にも付いていけた。次は初めてのG1(高松宮記念杯)なんで頑張ります」

浅井の反撃を合わせ切れなかった稲川翔は、林をどかして浅井追走の4着がいっぱい。シリーズを振り返る口も重たい。
「もっとピッチが早いかと思ったんですけど…。自分の頭の中には(地元勢に)2段駆けをさせたら(いけない)っていうのがあった。それで前々にと思ったけど、今回はホンマに体が言うことをきかなかった」

打鐘主導権の郡司浩平は、ペースをゆるめた隙を岩津に突かれて詰めの甘さを反省する。
「ジャンから吹かし行ってしまうと、逆に浅井さんに(最終)ホームくらいから来られてしまうと思って…。1回流してからとは思ってたんですけど、流し過ぎた。岩津さんが引いたから、それと同じように流してしまった。甘かったです」

号砲で浅井康太が出て、正攻法の位置を確保。浅井―林巨人、岩津裕介―荒井崇博、郡司浩平―五十嵐力―勝瀬卓也―川崎健次、稲川翔での周回となる。
赤板では動きなく、2コーナーから郡司がダッシュ。同時に踏み出した岩津を制し、打鐘から郡司が主導権を奪う。すんなり引きかけた岩津だったが、3コーナーで内が空くと地元ラインに切り込み、2センターで勝瀬を飛ばして3番手を奪い取った。飛ばされた勝瀬は4番手を確保するが前とは車間が空き、隊列はバラけ気味となる。その中、2コーナーで離れた8番手から浅井がまくり発進。しかし、バックからは五十嵐が番手まくりに出て岩津とで後続を引き離す。そのまま直線に入り、五十嵐を楽に交わした岩津がV。手負いを全く感じさせない猛烈なスピードで迫った浅井だが、3コーナーで外に膨れた勝瀬を乗り越えるのに手間取り3着までだった。

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