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別府八湯ゆけむりカップ

後閑信が復活の一撃

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今年初優出で初優勝。勝負強さを見せた後閑信一が復活の狼煙をあげた。

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悩めるボスが完全復活へ狼煙をあげた。初日特選で松岡健介らを相手に逃げ切り。「ずっとモヤモヤしてたのでよかった」と会心の勝利を手放しに喜んだ。迎えた決勝戦でも攻める気持ちは変わらなかった。「及川が行くと思ったんで、前だったら全部突っ張って位置を取って、後ろなら斬って来なければ駆ける。木暮にも世話になってるし、先行基本で考えてた」。レースは及川、菅原と次々に先頭が入れ替わる目まぐるしい展開になったが、後閑は落ち着いていた。打鐘で立花成泰をすくって好位置を確保すると、「圭尚も(及川を)かばってたので」。単騎で先頭に立った菅原が緩めたところを見逃さず1センターからまくり発進。後続の追撃を振り切った。
「木暮がいいところを取ってくれたからね。前回(全プロの2日目)からギアを4.23に落としたのもあって余裕が出た。今年は安定感を増して走ろうと思ったら、初っ端(立川記念)にこけて、SSなのに不甲斐ないレースが続いてた。やっと体はフラットの状態に戻ったので、あとは力をつければ」
次走は6月12日から始まる高松宮記念杯(G1)。「いいときもあれば、悪いときもある。宮杯に向けて頑張ってきたし、いい兆しが見えてきたんでね。後半戦は頑張れそうです」。47周年前節を制し、62周年は準優勝と相性のいい別府で後閑の復活劇が幕を開けた。

2着には小倉竜二。追い上げた小野俊之が木暮をキメながら内に切り込むと、外を回して後閑を追った。
「(小野が)連係が外れて木暮とからんでたし、踏んでくのは外しかなかった。もっと強かったら抜けてるんだろうけど、後閑さんも踏み直し、道中の波で一杯でしたね」

菊地圭尚の記念初優勝はまたもお預けに。
「ホームで後ろに後閑さんが見えた。(菅原を及川に追わせて)もう1回仕掛けてくれたらと思ったけど、菅原さんが後ろを見て流したところを来ましたね。後閑さん、さすがです」

13年ぶりの地元記念制覇を狙う小野俊之にとっては苦しい展開になってしまった。
「晃は行くと思ったけど、半信半疑だったんで。(出切った菅原が)待ってくれてるのは分かったけど、もう行けなかった。悔しい思いはしたけど、確実に体は上がってきてる」

菅原晃は赤板過ぎの接触が響いた。
「危なかったですね。あのまま行ければ中団か、(及川が内を空ければ)ハコもって作戦だったけど、1つ作戦が失敗したんで。あとは3コーナーまでと思って行ったんですけどね。なかなか決まらんですね…」

後閑がいち早く出て誘導の後ろに付き、初手は後閑ー木暮ー山下、菅原ー小野ー小倉、及川ー菊地ー立花の順で並ぶ。
周回が進み、赤板ホームから及川がカマして先頭に出た。菅原も合わせて出たが、後閑にブロックされ車を下げる。その後閑は立花を退かして3番手を確保した。及川がペースを落とした所で打鐘が入ると、菅原が一気に巻き返しに出る。小野は呼吸が合わず離れたため、菅原の後ろに北日本勢が入る展開に。菅原が懸命に逃げるなか、後閑が2角からスパートすると、バックで前団をまくり去った。一方、小野はバック過ぎから内を突くも伸びは今ひとつで、後ろの小倉は外を伸びていく。最後は小倉が直線で鋭く迫るも後閑がそのまま押し切った。11年10月京王閣以来2年7か月ぶりの記念Vを遂げた。小倉は2着で、及川を捨て前に踏んだ菊地が3着に入る。

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