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西武園競輪開設64周年記念「ゴールド・ウィング賞」

単騎の山崎芳が激戦を制す

メイン写真

池田勇人選手とのまくり合戦を見事に制して、優勝を飾った山崎芳仁選手が同県の選手の祝福を受ける。

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実力者が勝ち上がった決勝戦。鉄壁の布陣を敷く関東勢と連日の強さ際立つ深谷知広の対決に注目が集まるなか、勝負を制したのは単騎の山崎芳仁だった。強力なライバルを後ろに置いての先まくりで孤軍奮闘。4.58のマックスギアが火を噴いた。
「3番手を取れたのが全てですね。三谷君が緩めるようなら1回叩いて前に出ようと思ったんですが、そのまま踏んでいってくれたので絶好の展開になりました。後ろに池田君がいるのは分かったし、仕掛けるのを確認してから踏みました。池田君に出られそうになってヤバイと思ったけど、身体を当てながら何とか合わせ切れました。優勝できて良かったです」
次走は伊東の共同通信社杯。06年の東王座戦をビッグ初制覇を遂げるなど、抜群の相性を誇るバンクだ。
「あっせんが止まるまで、あと一戦ですから。伊東は33バンクの中で一番得意なんです。お客さんの期待に応えられるように、一戦一戦しっかり頑張ります」
選手会脱会騒動で5月から半年間の自粛欠場が決まっている山崎。欠場前の最後の一戦に全身全霊をかけて挑む。

地元のエース平原康多は池田勇人のまくりに乗ってこん身の追い込み勝負をかけたが、惜しくも優勝に手が届かなかった。
「池田が前で頑張ってくれました。山崎さんの後ろに切り替えようか迷ったけど、池田もまだ外で頑張ってましたからね。池田と2人で力を出し切っての負けなので、気持ち的にはすっきりしています」

池田勇人は最終1センターからスパート。先まくりの山崎との力勝負は見応えがあったが、捕らえることはできなかった。
「打鐘過ぎに三谷君を叩きにいくか迷いましたね。前もけっこう踏んでいたし、深谷は下げそうでしたから。4番手に入って、早めにいかないと厳しいと思って仕掛けました。山崎さんが気付く前に前までいきたかったけど、合ってしまいました。力負けなのでしょうがないです」

深谷知広は勝負どころで8番手に下げて万事休す。4着に入るのが精いっぱいだった。
「あんな展開になるとは思わなかった。中団で引くかどうか迷ってしまった。あそこがダメでしたね。脚がなかったし、また練習してきます」

三谷竜生は強豪相手に先行で見せ場を演出した。
「このメンバーで後方になっても仕方がないし、2車でも先行するつもりでした。でも、緩めたらいかれてしまうし、厳しかったですね。力は出し切りました」

号砲で出た深谷知広に吉田敏洋が続き、愛知コンビが前団。以下の隊列は池田勇人―平原康多―岡光良―神山拓弥。単騎の山崎芳仁が7番手に位置し、三谷竜生―西川親幸が後方に待機して周回を重ねる。
三谷は青板の4コーナーから動き始めて、まずは中団の関東勢をけん制。池田にフタをしてから再び赤板2コーナーから仕掛けて、打鐘で主導権を握って出る。先行態勢の三谷に西川が続き、三谷ラインにスイッチした単騎の山崎が3番手。すかさず巻き返した池田が4番手に入り、4車の関東ラインが中団。下げた深谷が8番手で最終回へ。
1センターから池田がまくって出るが、単騎の山崎も3番手から出る。池田を合わせた山崎が、逃げる三谷をとらえる。合わされた池田はしぶとく山崎の外に食らいつき、平原が続く。岡は連結を外し、後方の深谷も3コーナーからようやくまくり追い込みで襲い掛かる。
直線、池田に踏み勝った山崎のスピードは衰えず、後続の強襲を退けて押し切りV。外から池田を交わした平原だったが、山崎をとらえ切れず2着まで。3着に池田、深谷は及ばすの4着。

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