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静岡競輪開設61周年記念「たちあおい賞争奪戦」

武田豊樹が久々の記念で完全V

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圧巻のスピードで決勝戦を制した武田豊樹選手。表彰式では引き締まった表情でファンの前に姿を現し、完全Vの味をしっかりと噛み締める。

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武田豊樹のグレードレースへの参戦は、昨年7月、高知記念で追走義務違反による失格を喫して以来、久々のことだった。前検日には「今の力を試したい」とコメント。力強い走りで、4日とも結果を残し続けた。
「上野(真吾)君は後ろからだろうし、前から競走したかったんですけどね。でも2列目からの競走も頭にありましたから。自分の読み通り、6番(高久保雄介)は単騎でも仕掛けると思ってた。キツい展開になったけど、勝つことが出来て良かったです」
久々のグレードレース参戦は完全Vと完璧な内容。圧巻のパフォーマンスで“武田豊樹、ここにあり”を演じつづけた。
「次がようやくG1(名古屋ダービー)ですから。時間は少し空くけど念願のG1です。今回は一生懸命頑張った結果だと思いますし、簡単に負けないレースが出来た。車券にも4日間貢献できましたしね。2日目の競走は着に残れなければただの暴走でしたけど、あそこで自分の今の脚力を確かめられたのも大きいですし、自信になりました」
F1戦とはまた違う優勝の味をしっかりと噛み締め、武田豊樹はまい進し続ける。

武田をマークした大塚健一郎。勝ち上がりでは大塚らしい伸びを披露していたが、決勝2着の結果にがっくりと肩を落とす。
「見ての通りですよ。交わせてないですからね。良かったのは今の現状が分かったことだけですね」

最終3コーナーからまくった佐藤友和。直線で外を懸命に踏んだが3着までだった。
「上野君がガンガン行くと思ったんですけどね。上野君の動きを読み違いました。その後は仕掛けるなら最終ホームだったと思うんですが、あそこで内に差しちゃってる時点でだめ。最低でも外を踏んでないと」

成田和也は佐藤友和に続いて4着の結果。
「レースなので結果はしかたない部分。4日間を通して、上向けそうな感じがあったので、そこを求めていきたいです」

新田康仁はカマシた武田ライン3番手の安東宏高をドカして武田ラインへと切り替え、直線勝負に懸けたが伸びを欠く結果となった。
「(上野が高久保に)追い付き様に行ってくれると思ったけどね。大バックを踏まされてキツかった。違った展開もあったと思うだけに悔しいです」

上野真吾は単騎の高久保が打鐘でカマシ、それを追って最終ホームで差を詰めたがそこで仕掛けられず。
「まだ早いかと思って…。迷ってる時点でだめでした」

高久保雄介は初めての記念決勝戦は初めて単騎での競走。打鐘でカマスも2コーナーで武田に飲み込まれ、末着でレースを終えた。
「振り返れば何も出来なかった。前に出て、上野君がやめたのが分かって、さぁココからと思って踏んで行ったけど、その時にはもう(武田が)来てましたから。テレビやカレンダーとかで見ていた選手と一緒に走れたことと、G1で走る選手のスピードを経験できたことだけは良かった。次は勝負できるレベルになって挑戦したいです」

号砲で佐藤友和、大塚健一郎の順で飛び出すと、周回は佐藤―成田和也―武田豊樹―大塚―安東宏高―上野真吾―新田康仁―内藤秀久―高久保雄介の並びで落ち着く。
赤板前から上昇した上野は中団の武田にフタをする。武田は車を下げず、上野も武田をフタしたまま動かない。すると最後方にいた高久保が打鐘前2コーナーから単騎で仕掛ける。これを追う形で高久保後位に入った上野だったが、引いた7番手から武田がすかさず巻き返してくる。上野は対応できず2コーナー手前で武田―大塚まで出切ると、3番手の安東を新田がブロック。そのまま3番手に切り替え最終バックを通過する。武田の早い仕掛けで後方に置かれた佐藤は3コーナーから外に持ち出したが、武田のスピードが衰えず3着まで。すんなり武田マークの大塚だが逆転ならず、豪快なまくりを決めた武田が無傷の4連勝で久々の記念を制した。

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