HOME >> 2014年記念後記一覧 >> 四日市競輪開設62周年「泗水杯争奪戦」

四日市競輪開設62周年「泗水杯争奪戦」

浅井康が地元記念初制覇

メイン写真

終わってみればシリーズ完全制覇。浅井康太選手は大声援を送る地元ファンと喜びを分かち合う

決勝戦の赤競.NETを表示する

全日本選抜から中1日の強行軍。さらに決勝戦では落車のアクシデントも。浅井康太にとっては、不安材料ばかりで迎えた地元記念参戦だった。落車でフレームも壊れ、急きょ新車を投入したが、初日の1着にも浮かない表情。しかし、2日目のまくりから気配で自信を取り戻した。無傷の3連勝で決勝に勝ち上がると、決勝は柴崎淳が関東勢と真っ向勝負を挑む。乗った浅井は迷わず踏み込み、地元記念初優勝。「ホッとしました」。安どの表情で決勝戦、そして4日間のシリーズを振り返る。
「前回、落車の不安に自転車も。不安材料があったのでどうかな?と思ったけど、後輩の頑張りで。金子さんが後ろを固めると言ってくれたし、それにもしっかり応えないとと思ってたし、今回金子さんの前で走れて自信にもつながった。勉強になりました」
落車で満足にハンドルも握れない状態だったが、「その分、肩の荷がおりた。リラックスできる」とプラスに考えた。満身創痍で勝ち取った優勝は浅井をさらに成長させるだろう。全日本選抜で優出、地元記念制覇と流れは良好だが、3月は再びあっせんが止まる。「今年はこれなら出来すぎ。3月も1月同様しっかり練習して。また4月、新年度からもう1回勝負できるのが楽しみ。次はG1、G2ですね」。1カ月の充電期間を経て4月から。浅井が今年2度目のスタートダッシュを決める。

金子貴志が2着に続いて、2車単1.8倍という圧倒的なファンの期待に応えた。
「普段は見ないけど今日はオッズを見ました。逆に集中できましたね。あんだけ淳が頑張ってたし、浅井も残してる。僕も浮かされないように外に差して回ってました。けっこうかかってたと思うし、淳はよく行きましたね。後ろに大竹さんがいたのも大きかったです」

藤田竜矢の後ろから直線伸びた朝倉佳弘が3着に入った。
「矢野(昌彦)君もかかってたし、藤田も出て行ったけど、浅井が強かったですね。打鐘で飯野(祐太)に踏まされたし、あれじゃ矢野も厳しい。僕の状態はまだまだなので、連日ラインのおかげです。これで競輪祭に行けるし、それまでにはもうちょい戻しておきたい」

浅井、金子のワンツーは柴崎淳の頑張りがあってこそ。全開で逃げる矢野昌彦を力ずくで飲み込んだ。
「(矢野は)流さないなと思ったし、(藤田に番手から)出られたらキツいなと思ってたらやっぱり出てきた。でも、後ろが優勝してくれてよかったです。今日は後ろを信頼してたし、変なプレッシャーもなかった」

中部4番手を選んだ大竹慎吾は「2センターでバックを踏んだ瞬間に朝倉に入られた。あの踏み出しに4.42でもいけるのが分かったので、それだけでも」と4着の結果にもサバサバした表情。

矢野の頑張りに応えられなかった藤田竜矢は「気持ちは伝わってきたけど、勢いがよすぎた。気配は感じたけど、出なかったっすね、何か…。しょうがない」とレースを振り返った。

山田敦也がいち早く出てスタートを取り、初周は飯野祐太ー山田、柴崎淳ー浅井康太ー金子貴志ー大竹慎吾、矢野昌彦ー藤田竜矢ー朝倉佳弘の順番で並んだ。
動いたのは青板周回から。まずは矢野が2センター上昇すると、柴崎の横で止まって蓋をする。そのままの隊列で流れ、前の飯野が誘導との車間を斬るとペースが緩んだ。すると、矢野が踏み込んで先頭に躍り出た所で打鐘が入る。矢野はそのまま主導権を握ると、中団に飯野が入り柴崎は6番手となった。矢野がフカして逃げる一方、柴崎はホームから一気にスパートする。柴崎がグングン迫ってくると、藤田は車間を詰める勢いで番手まくりを試みたが、柴崎の勢いが優り出切られてしまった。さらに藤田は懸命に前むも、外に浅井がいて踏み場なし。飯野も仕掛けを逸し、出番なく終わる。4角に入ると、浅井ー金子が抜け出してワンツーフィニッシュ。藤田の後ろから朝倉が追い込んで3着に入る。

  • ゴール写真
  • 表彰写真