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大垣競輪開場61周年記念「水都大垣杯」

平原康が激戦を制す

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自身もファンも納得の走りで4日間を戦い抜いた平原康多選手。今年終盤戦へ価値あるシリーズだった。

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京王閣オールスター最終日から続く、連対記録は10でストップしたが、平原康多の快進撃は止まらなかった。5着に敗れた2日目だったが、「あそこで仕掛けられたのは自信になった」。さらに「練習の裏づけがあったし、神山さんを信頼してたので」。準決勝は別線が手も足も出ない先行に打って出た。
 迎えた決勝戦は木暮安由が志願の前回り。「(竹内の動き出しが)早くて木暮も迷ったと思う。でも取り切ったのに見捨てられないし、松岡さんを引き出す形になったけど上手くやれたと思う」。平原は内に切り込んだ木暮と再度ドッキングを図ると、やはりそこを逃さず岡健介がまくってくる。内で残した平原はそのまま前に出て今年3度目の記念優勝を準決勝に続き神山雄一郎とのワンツーで決めた。
 「自分がダメでも後ろ(の神山が)と思ったけど、気持ちも入ってましたね。今年は前半悪かった分、後半はファンの期待に応えるレースができてきたかなと思う。今回は結果、優勝できたけどそれはそれ。着うんぬんより、そんなレースをできれば伝わる部分があると思うので。それが競輪の魅力ですから」
 内容、結果ともに満足のシリーズ。「次は競輪祭に向けて。優勝できるように頑張りたい」。心身ともに充実期に入った平原が魅せるレースで終盤戦も戦い抜く。

 赤板から一気にペースが上がる消耗戦。それでも神山雄一郎は平原にしっかり付き切り好調をアピールした。
 「康多が強かったし、みんな強かった。もう必死でしたよ。赤板からハイペースでキツかったけど、何とか付け切れたので」

 単騎で組み立てが難しかったとはいえ、岩本俊介は「スタートの並びでああなった。松岡さんの位置が欲しかったんですけどね。悔しい、無念ですね」。3着に入っても流れに乗るだけになったレースに悔しさを隠せない。

 車番を生かして好位置を取った松岡健介。平原の動きに乗ってドンピシャのタイミングでまくったが、出切れず。「平原が木暮の後ろで止まったんで、あそこしかポイントがなかった。緩んだ1回を逃さず行けたのは大きかったけど簡単に合わされましたね。上位との力の差が凄すぎて、打つ手が見つからない…」。茫然自失といった顔つきでレースを振り返った。

 竹内に出切られてしまった木暮安由は「あれしかない」とライン分断に作戦を変更。「木暮さんが一人で来る展開は考えてなかった」と、まさかの動きに対応できなかった深谷知広は7着に敗れた。

号砲で平原康多がゆっくり出て、目標の木暮安由を迎え入れる。隊列は木暮-平原-神山雄一郎の関東勢が前団、単騎の松岡健介、岩本俊介が4、5番手に収まる。竹内雄作-深谷知広-山田裕仁の中部勢が続き、単騎の浜田浩司が最後方の形で落ち着く。
青板のバックから浜田が単騎で上昇。木暮が1車下げると、すかさず竹内が踏み上げて赤板で先行態勢に入る。3番手に飛び付いた木暮は打鐘で内から番手まで追い上げ、平原は中団で様子を見る。木暮が深谷を飛ばして竹内の番手を奪うと、これを確認した平原が最終ホームで木暮の後位に追い上げる。これで内に包まれた深谷は万事休す。1コーナーからまくった松岡が猛スピードで前団に迫ると、木暮も合わせて出ようとするが、車は進まない。その後ろから自力に転じた平原が松岡と身体を合わせながら最終バックへ。外の松岡は苦しくなり、平原、神山で抜け出す。最後まで力強く踏み切った平原が神山の追撃を振り切って優勝を飾った。神山が2着で関東ワンツー決着。最終2センターで内を突いた単騎の岩本が神山を追って3着に入った。

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