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千葉競輪開設64周年記念「滝澤正光杯」

岡田征が今年初優勝

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 雨の中の決戦となった決勝戦は、平原康多のタテ攻撃を追い込んだ岡田征陽が優勝。今年最後のG1である競輪祭へと勢いを加速した。

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残念ながら、地元千葉からの優参者はゼロ。埼京地区から、池田勇人、平原康多、岡田征陽、後閑信一が勝ち進んだ決勝戦は、舞台が東京かはたまた埼玉か、見紛うほどのメンバー構成となった。決勝戦は最終ホームから池田勇人が果敢に仕掛けるも、金子貴志の仕掛けと合ってしまい3コーナーを前に力尽きる。平原康多はすかさず前へと踏み込み、岡田征陽、後閑信一とで前へと出切る。直線の勝負は平原と岡田で横一戦となるが、軍配は岡田に挙がった。
 「今回はラインの力ですよね。4日間を通して埼京でラインを組めるなんて、ましてやこのメンバーですからね。そうそう無いですし、地元記念かと思いました。良い経験になりました。展開はある程度しかたないですが、勇人君がしっかり仕掛けてくれましたし、康多君も無理やり前へと踏んでくれた。展開が向いて、優勝することが出来ました」
 昨年のグランプリより着用する赤いレーサーパンツでの優勝は今回が初。2013年の残り1つのG1・競輪祭へと勢いは加速していく。
 「今回は自力を使う機会が無かったですが、人の後ろで大きなギアを使い、色々と得られるものがありました。競輪祭もあるし、そこだけじゃなく、まだ来年もあるけど、この優勝をきっかけに、さらに突っ走っていけるようにしたいですね」
 
 2着は池田追走からタテ攻撃へと切り替えた平原康多。
 「勇人が行けないと思って、何とか立て直して前に踏みました。最後は力を出し切って一杯でした。難しいメンバーだったけど、埼京で決められたし、人気の車券にも応えられたんで良かったと思いますよ」
 
 埼京ラインの4番手を固めた後閑信一が3着に続いた。
 「レース前に雨が強くなったので、何も見えない中のレースになりましたので、4番手をしっかり固めることに集中するレースになりました。自分の調子が落ちている原因みたいなものも分かったと思うし、良い開催になったと思いますよ」
 
 単騎戦で臨んだ金子貴志は三谷竜生、小松崎大地で先行争いとなったところですかさずまくりを仕掛けた。
 「どちらかのラインの後ろで脚を溜めての一発が理想だったけど、あの2人で先行争いをするとは思ってなかったですね。被る前にと思って先に仕掛けましたけど、残れませんでした」
 
 佐藤友和は金子の仕掛けへと切り替えるも、埼京勢に先に行かれて4着までが精一杯。
 「(2コーナーで)池田君だけは止めようと思ってたけど、金子さんが先にまくったので、そっちを追わないとと思いました。金子さんが行くまでは良かったけど、3コーナーで金子さんが(サドルに)座った時に、自分が内に差してしまった。それが外だったら、前に踏んでいけたし、面白かったと思います」
 
 池田勇人は最終ホームで一気に踏み込むも、金子に合わせるように出られて力尽きた。
 「今日はメンバー的に先行できないレースだと思ってました。金子さんと友和さんが、サラ脚で仕掛けてるし、キツいですよね。あれをまくれたら、僕はタイトルを獲れていると思います。行くべきところで動けてるし、埼京のメンバーで決まってくれて良かった」
 
 小松崎大地は、初めての記念決勝の舞台。悔しさの残るレースとなった。
 「不完全燃焼ですね。三谷君と僕とで中途半端なレースをしてしまった。態勢が整うまでが遅くなってしまった。良かったのは決勝を経験できたことですかね」
 
 三谷竜生は自らの仕掛けを反省する。
 「展開はある程度考えていた通りになったけど、自分が前に出切るまでがすんなり行かず、レースにならなかった。また頑張るだけですね」

号砲で岡田征陽がゆっくり出て、埼玉コンビを迎え入れる。池田勇人-平原康多-岡田-後閑信一が前団、三谷竜生-南修二で中団を形成、7番手に単騎の金子貴志、小松崎大地-佐藤友和が後攻めの形で隊列は落ち着く。
打鐘前の2コーナーから小松崎が仕掛けて先行態勢に入るが、その上をすかさず三谷が叩いて出る。最終ホームから三谷が主導権を奪い、小松崎は中途半端に内で粘る。単騎の金子が最終1センターから先まくりを放ち、あっさりと近畿両者を飲み込む。小松崎との連結を外して立て直していた佐藤が金子を追っていく。後方からまくり上げた池田は外で苦しくなり、平原が3コーナーで池田を内から抜いて、その勢いのまま外を踏み上げる。金子を捕らえた平原が直線で先頭に立つが、これを追った岡田がゴール寸前で鋭く差し切った。平原が2着で、埼京ライン4番手の後閑が3着に流れ込んだ。

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