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富山競輪場開設62周年記念「瑞峰立山賞争奪戦」

関東の結束力で長塚智がV

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ラインの力で今年2度目の優勝を飾った長塚智広選手。検車場に戻ると池田勇人選手と固い握手を交わす。

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SS班の長塚智広にとっては負けられない決勝戦だった。関東勢がライン4車で結束し、池田勇人が闘志あふれる攻めでレースを支配。川村晃司のまくりを強烈なブロックで仕留めると、最後はきっちり追い込んで人気に応えた。
 「恵まれました。池田君が本当に強かったです。かかっていたから川村さんもきつかったと思います。後ろにも2人いて、関東結束と言っている以上はしっかりとブロックして自分の仕事をしました。番手でこんなに苦しかったのは久しぶりですね」
 4月福井の共同通信社杯を制した後は精彩を欠く走りが続いた。今シリーズも不安を抱えた中での参戦だったが、ラインの結束力で悪い流れを断ち切った。
 「最近は調子落ちだったんですが、2日目からいい感じで走れるようになりました。今開催もそうですが、他地区が強いので関東も一本化して一つにまとまって戦わなくてはいけないと思い、後輩たちと一緒に気持ちを共有しました。これからも関東勢の結束、強さを見せていきたい」
 4月高知記念で盟友の武田豊樹が追走義務違反で失格。現在はレースに出走できない状況に置かれている。だからこそ長塚に期待される役割は大きい。熱い走りで関東勢を盛り上げる。

 池田勇人はラインの長さを生かして赤板前から先行。長い距離を最後まで力強く踏み切った。
 「川村さんを出させたら厳しいですからね。33だから前々に踏もうと思ってました。赤板からちょっと早く踏みすぎましたが、カマされたら終わりですから。最後はいっぱいでしたけど、ワンツーが決まって良かったです」

 小倉竜二は巧みなコース取りから直線強襲。初日から3着を4日間並べた。
 「松岡(貴久)君が頑張ってくれました。前がかかってましたね。長塚君が持っていった時にちょっと見てしまった。それでも3着に入れたし、目標のオール3着は達成できました」

 川村晃司は最終ホームからまくって関東勢に襲いかかったが、長塚の厳しいブロックで失速した。
 「後ろから押さえて駆けたかったんですが、池田君が突っ張る気満々でしたからね。引いて、いけるところから仕掛けるしかなかった。長塚君のブロックも効きましたが、池田君もあれで2着に粘るんだから強い。やることをやった結果なので仕方ありません」

 川村マークの友定祐己は離れ、松岡貴久が川村を追っていったが、前のあおりで外に膨らんだ。
 「記念優勝は遠いですね。今の状態ではやっぱり厳しい。いい感じで川村さんを追っていけたが…。池田と川村さんが強かったです」

号砲で出た小倉竜二と松岡貴久は別線の位置取りを確認しながらゆっくりと正攻法へ。周回は松岡―小倉―池田勇人―長塚智広―柴田洋輔―山下渡―川村晃司―友定祐己―吉永和生の並び。
青板の1センターから川村が動き始めるが、察知した池田も合わせて上昇。そのままバック過ぎに誘導員を下ろすと、川村は車を下げる。正攻法の松岡は長塚の内で粘るかに見えたが、赤板ホームで下がってくる。そのまま池田が踏み上げると、川村は7番手に置かれてしまう。一本棒のまま残り1周半の鐘が入ると、最終ホームから川村がまくり上げる。離れた番手の友定に代わってバックから松岡が川村を追うが、コーナーで川村が長塚のブロックを受けると2人とも外に膨らむ。空いたコースを小倉が突っ込むが3着まで。池田をガードした長塚がゴール前で逆転し人気両者でワンツーを決めた。

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