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高知競輪開設63周年記念「よさこい賞争覇戦」

藤田竜矢が記念初制覇

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ラインの絆でつかんだ勝利。⑦藤田竜矢選手は⑨上原龍選手と固い握手で労をねぎらう。

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初日11Rの大量失格に始まり、波乱が相次いだ今開催。SS班が不在となった決勝戦を制したのは藤田竜矢だった。後攻めの上原龍が打鐘から押さえて主導権を握る絶好の流れ。番手まくりで人気の稲垣裕之に踏み勝った。
 「記念は初めてなので本当にうれしい。上原君に全て任せていたんですが、気持ちよく駆けてくれましたね。すごい強かったです。あそこまで頑張ってくれたんで、何が何でも1着を取らないといけないと思いました。気付いたら稲垣さんがけっこう迫っていたので、無理やり出ていった感じなんですが、何とか勝てて良かったです」
 6月の久留米記念を制した池田勇人に続き、埼玉から新たな記念覇者が誕生。これで地区もさらに活気付くはずだ。9月に控える京王閣オールスターまでこの勢いで突っ走る。
 「今日は上原君に獲らせてもらいましたからね。今度は自分の力で獲れるように、もっと練習して力を付けます。埼玉の若い選手はみんな強いし、僕の優勝で勢いが付けばいいですね。これからも一戦一戦しっかり頑張ります」

 南修二は6月久留米に続き、記念決勝で連続2着。記念初Vはまたもお預けとなった。
 「稲垣さんが頑張ってくれたおかげです。今日が一番軽く感じましたね。最後は力負けです。また頑張ります」

 大薗宏は南と激しくからみながらも懸命に踏ん張った。
 「前の2人に全てお任せしていました。2人の頑張りでいい着が取れて感謝ですね。南君が自分のところに来るのは分かったけど、堪えられなかった。この展開なら2着をキープしないとダメですね」

 シリーズ3連勝で完全優勝に王手をかけた稲垣裕之だが、決勝は関東勢の2段駆けに屈した。
 「(打鐘過ぎの)4コーナーで仕掛けるチャンスはあったんですが、上原君の駆け方が上手かったですね。ベストは尽くしたけど、藤田君が強かったです。自分のタイミングじゃないはずなのに、合わされてしまった。力負けです」

 上原龍は格上の稲垣を相手に打鐘から果敢に主導権を奪った。
 「相手は連勝で勝ち上がっている強い選手ですから。2分戦なので早めに押さえて駆けて、あとはどこまで粘れるか。自分の仕事はできたと思います。藤田さんが優勝してくれて良かったです。点数をもっと上げて、次は自分が獲れるように頑張ります」

号砲で出た南修二が稲垣裕之を迎え入れ、稲垣―南―沢田義和―山内卓也で中近勢は前受け。5番手には単騎の星島太が付けて、上原龍―藤田竜矢―大薗宏―棟方次郎で隊列が落ち着く。
赤板を通過して上原は打鐘前の2コーナーから上昇を開始。打鐘で誘導を交わして、稲垣を押さえて主導権。上原に藤田―大薗―棟方で星島が5番手にスイッチ。稲垣がすんなり6番手まで下げて隊列は一本棒。先行態勢の上原が徐々にペースを上げて、そのまま主導権をキープし、最終回を迎える。
前団との車間を詰めながら稲垣は1コーナーから巻き返す。稲垣が迫ると、藤田が番手まくりで応戦。最終バックでは藤田と稲垣の踏み合いとなって、後続は大薗、南で併走となり棟方、星島。沢田は踏み出しで離れて、山内とともに後方。
3コーナーに入り外の稲垣が力尽き、インで合わせた藤田が先頭。後ろは南と大薗でからんだまま直線へ。藤田が後続のもつれをしり目に、そのまま押し切って優勝。藤田を挟んで内外に進路を取った南と大薗は、外の南が伸びて2着。大薗が3着。

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