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開設63周年記念「阿波おどり杯争覇戦」

好位奪った平原康多

メイン写真

表彰式でファンのサインに快く応じる平原康多選手。落車続きだったが、この優勝で暗雲をふり払った。

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戦前の予想どおり稲毛健太が主導権を奪った。やはり平原康多と稲川翔の狙いは、そのライン3番手。「あそこは引けなかった」。内をすくった平原は単独の3番手を確保すると、2センターまくり。ゴール寸前までもつれ込んだ西岡正一との争いを制して、1月大宮以来となる今年2度目の記念優勝を飾った。
「余裕はなかったですよ。稲毛が強くて、直線勝負になってしまった感じ。結果はよかったけど、力で押し切ってるわけじゃないんでね。池田(勇人)が久留米記念で優勝したり、すごい刺激をもらってるんで。勝ててよかったです」
6月函館記念から2場所連続、合計3回の落車。「体調は万全ではない」と話すが、3年前に宮杯を制した頃のフレームに好感触をつかんでシリーズに乗り込んでいた。「勝負になってる」と手ごたえはつかんだが、G戦線で戦うには「2日目のような山を乗り越えられないと」と課題も口にする。次は中3日で挑む寛仁親王牌。「マッサージなどスケジュールは組んでる」。勝負の後半戦へ、再び平原が上昇気流に乗る。

準決勝に続いて岡田征陽は平原とワンツー。逆転はならなかったが、「康多に全て任せてたし、(組み立ては)何もいうことなかった。康多が強かったですね。僕も次は抜けるように。セッティングとかを煮詰めて、寛仁親王牌に向けて頑張らないと」と納得の表情。

4角番手絶好の展開。記念初優勝へゴールまで懸命にモガいた西岡正一だったが、惜しくも優勝はならず。「稲毛がかかってましたね。展開は抜群だったけど、あれで獲れへんのじゃダメですね…」と悔しがる。

稲毛健太は4日間、最終バックを取る積極策で最後までシリーズを盛り上げた。
「(中川誠一郎を)出させてまくろうかと思ったけど、村上さんと別線のレースでまくりで勝つよりはと思った。3車いればよかったけど、2車でしたからね。でもバックでまくられてないから、それだけでもよかった。4・08のギアは重かったかな」

稲川のまくりに乗って外を踏んだ村上義弘だが結果は5着。「落車の影響はなかった。(稲川)翔は頑張ってくれたけど、前もかかってた」とレースを振り返った。

準決勝では復活を予感させる切れ味を見せていただけに、大塚健一郎にとっては打鐘のアクシデントが痛かった。
「それでも何とかしないといけないんでしょうけどね。誠一郎は動いてくれたし、また頑張ります」

号砲が鳴ると各車一斉に飛び出したが、岡田がいち早くSを取った。初手は平原ー岡田ー斉藤、稲川ー村上、中川ー大塚、稲毛ー西岡の順で落ち着く。周回が進み、赤板前から稲毛が上昇すると、平原は誘導との車間を空けて車を下げた。誘導が退避して稲毛が先頭に立つと、中川がその上を叩きにいく。しかし、稲毛は主導権を譲らない。突っ張られた中川はすぐに下げると、3番手を取りに来た平原、稲川と接触して落車してしまう。打鐘が入り、平原は稲川を退かして3番手を確保し、稲川は6番手に収まる。一本棒に落ち着くと、稲毛は4角から踏み上げて先行態勢に入った。稲毛が逃げる一方、稲川が2角出口からまくり上げたが伸びは一息。これで大勢決し、前団で勝負あり。3角から仕掛けた平原、追い込む西岡が展開有利となったが、最後は平原が抜け出して優勝した。岡田が2着で西岡は3着。

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