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久留米競輪場場開設64周年記念

池田勇人が記念初制覇

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文句なしのレース内容で記念初優勝を決めた池田勇人選手。ゴール後は右拳を上げて喜びを爆発させた。

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ここ最近の池田勇人の強さは本物だった。佐藤友和ら有力なV候補が次々と脱落するなか、危なげない走りで勝ち上がると、決勝は圧巻のスピードで前団をひと飲み。上がり10秒8のシリーズ最速タイムを叩き出した。
 「南(修二)さんがしっかりスタートを取ってくれましたからね。2車だったので、別線に脚を使わせてからの勝負と考えていました。やり合ってくれるのが理想でしたが、いい流れになりました。仕掛けたのはホームですね。あのタイミングでいかないと獲れないと思ってました」
 今年に入って怒涛の1着ラッシュ。この半年間ですでに昨年の勝ち星は上回っている。池田にとって記念制覇は単なる通過点に過ぎない。さらなる高みを目指して進化を続ける。
 「まだ実感はわかないですね。今年の目標にしていた記念をまさか半年で獲れるとは。今までの積み重ねだと思います。支えてくれた人たちに感謝したい。これからも1つ1つをしっかりやっていくだけですね。これで競輪祭の権利も獲れたし、今度は特別の決勝を目標に頑張ります」

池田と即席タッグを組んだ南修二には絶好の流れとなったが、直線に入っても差はなかなか詰まらなかった。
 「早めにいってくれたけど、ずっとかかっているような感じで緩むところがなかった。ゴールまでしっかり踏み切ってましたね。池田君が本当に強かった。また頑張ります」

地元の坂本亮馬は最終2コーナーからの番手まくりで応戦したが、あっさり飲み込まれてしまった。
 「服部さんは引いて踏んでの繰り返しだったので、打鐘ではけっこう脚にきていました。もう少し落ち着いてもらえれば良かったんですけどね。番手から出たけど、池田君も仕上がっていたから厳しかった。自分も含めて力不足。ここまで上がってきた戦力が少なかった。でも、久しぶりに楽しいステージに走れれたし、決勝にしっかり乗り続けることが大事ですね」

準決とは一転、坂本の前回りを買って出た服部克久は村上直久との主導権争いを制した。
 「昨日は亮馬に頑張ってもらったし、今日はしっかり前で自分が頑張ろうと思っていました。もう少し落ち着いて走れれば良かったですね。僕の経験と力不足で亮馬に迷惑をかけてしまった。本当に申しわけない」

打鐘で九州コンビの後位に入った村上直久は番手まくりの坂本を追う形から3着に食い込んだ。
 「3番手に入って打鐘で仕掛けたけど、前に踏まれて戻ってしまった。それから前と車間が空いてしまい、追いつくのに脚を使いました。せっかく高木さんと鈴木さんが付いてくれていたのに、迷惑をかけてしまって申しわけない気持ちです」

周回は池田勇人―南修二、服部克久―坂本亮馬―筒井敦史、岡部芳幸、村上直久―髙木隆弘―鈴木誠の並び。
青板バックから村上が上昇を始めるが、中団の服部もフタをされまいと中バンクに上がってけん制。アンコになりながらも坂本を連れて赤板から強引に前に出るが、3番手の筒井は続けない。追い上げる筒井に合わせながら村上が叩きに行くと、打鐘から服部も一気にペースアップ。筒井の追い上げは叶わず、村上は髙木のアシストもあり再度3番手に収まる。服部は懸命に逃げるが、8番手で脚を溜めた池田はホームから早めのまくり。2コーナーから坂本が番手まくりに出たが、池田は3コーナー過ぎには前団を飲み込んでしまう。続いた南も詰め寄ったが、池田がその反撃をも許さず押し切り。嬉しい記念初優勝を飾った。坂本のまくりに続いた村上がゴール前で逆転。3着争いを制した。

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