開設62周年記念、第18回中野カップレースはグランプリ2011に出場した4名をはじめ、豪華メンバーがそろった。グランプリ準優勝の武田豊樹が優勝候補の一番手となるが、浅井康太や佐藤友和も差はなく混戦は必至。坂本亮馬を中心とする九州勢も敵の勝手は許さない。
スター選手がそろったが、その中でも一番の注目は武田豊樹だ。武田は昨年のGIシリーズは無冠に終わったが、準優勝した競輪祭をはじめ、一年を通して強さを見せ付けた。輪界随一の安定度を誇り、賞金ランク4位でグランプリに出場。グランプリは惜しくも優勝を逃したが、トップ9が集まる大舞台で堂々の1番人気の支持を集めた。今節はグランプリで共に戦った長塚智広が同じ配分となり、さらに神山雄一郎、稲村成浩と強力な援軍がいるのは心強い。ここは敵に先手を打って攻撃しよう。長塚は昨年は競輪祭で念願のGIタイトルを獲得し、名実ともにスターの仲間入りを果たした。グランプリでは痛恨の落車失格を喫しているだけに、「今年こそ」の想いが強いはず。今年は前半から飛ばしていくだろう。神山は武田と連係の実績が豊富だ。ここもあうんの呼吸で武田に全信頼を置く。
浅井康太もシリーズをリードする一人だ。昨年は親王牌でGĄ初優勝すると、オールスターも制して一年で2つのタイトルを手にした。後半はイベント中の落車で右足のじん帯を痛めるアクシデントがあったものの、年末には回復。SS班に復帰した今年は、昨年以上の活躍が期待される。同じ中部で朝日勇がいるが、広く中近で村上博幸や東口善朋、前田拓也もいてこちらも援軍は強力だ。特に村上は昨年は落車が続いて不本意な結果に終わっただけに、今年は巻き返しの一年になる。一昨年グランプリ覇者のプライドに賭けて負けられない。
北日本からは佐藤友和が参戦。昨年は無冠に終わったが、高松宮記念杯、親王牌、オールスター、競輪祭に優出するなど安定性が増した一年だった。グランプリは見せ場なく終わったが、スピードと勝負根性は相変わらず。ここも強気を貫き優勝を狙う。
地元の九州勢も黙ってはいない。ホームバンクの坂本亮馬を筆頭に、ベテランの紫原政文、加倉正義が一丸となって敵を迎え撃つ。坂本は昨年は落車が続いて低迷したが、12月佐世保記念を準優勝し「戦えるようになってきた」と年末になって手応えをつかんだ。念願かなった初の地元記念で結果を残し、一気に反撃しよう。