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記念速報
被災地支援競輪 大宮競輪場東日本発祥63周年記念「倉茂記念杯」
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 GP落車の悪夢を振り切るかのように、村上義弘の12年は最高の滑り出しを見せた。昨年後半は落車続き、万全の状態でシリーズには入れなかったが、終わってみれば逃げて、まくって4日間の村上劇場だった。
  「今日は幸二さんがスタートでいい位置を取ってくれたので、後方にならないようにと思ってた。ゴールした瞬間は松岡に伸び切られたかなと思いました。でも今回から4倍(のギア)をかけて、その辺はいいとこが出たかな」
  僅差のゴール勝負を振り返ったが、今回はシリーズを通して4回転のギアに挑戦したことも話題を集めた。「深谷(知広)や武田(豊樹)さん、二人を相手にどう勝負権を見い出すか。そのために別の一歩を踏み出さないとね。疲労感は残るけど、これでやるしかない」。その力を認めるライバルたちに対抗するべく、あらゆる手を打とうとしている。
  前述の二人は不在だが、平原や松岡を破っての新年Vスタート。「GPでは(落車再乗で)ペダルを踏んでゴールできなかった。もう1回って気持ちはある」。再び年末の大一番に出場すべく、村上が4回転を武器に進化を続ける。

  大宮の長い直線、外を猛然と迫った松岡貴久だったが、タイヤ差届かず。またしても記念初Vはお預けとなった。
  「もうひと伸びでしたね。(バックで)前は関係なくまくって行けばよかった。晴智さんのブロックもいらんかったです。ゴールはたぶん交わせてないなと思いました。惜しいけど負けは負け。また頑張ります」

  準決勝のレース後は自らの走りに悔し涙を浮かべた柏野智典。決勝はそれまでの悔しさをぶつけるような集中力で、レースに臨んだ。惜しくも優勝には届かなかったが、出し切ったレース内容に満足げな表情を浮かべる。
  「最後は中でしたね。楽だったから外でも伸びきれるかなと思ったけど、前が強かったです。ゴール前はアレッ?(優勝が)あるかもと思ったけど、惜しかったですね。でも3着で競輪祭に出られるのが一番大きいです」

  平原康多の地元記念3連覇はならず。それでもホーム過ぎから巻き返して、村上の番手を奪うなど、勝利に対する執念は見せた。
  「出切るつもりで行ったけど、(追い上げは)瞬間の判断でした。すんなり付いて行っても抜けるか、抜けないか。脚を使って差し込めただけでも良かったんじゃないかな。出し切るレースはできました」

  山口幸二は「村上は仕掛けるわ、平原は降りてくるわでは付いていけない。しょうがないね」。逃げる岩本俊介の番手を回った渡辺晴智は「岩本は頑張ってくれたけど、俺が何もできなかった。まくり全部に行かれては」と悔しそうにレースを振り返った。

レース経過
 号砲で山口幸二、斎藤登志信、渡辺晴智が飛び出しスタート争い。最終的に渡辺が誘導後位に付け岩本俊介の上昇を待つ。岩本―渡辺、村上義弘―山口―富永益生、平原康多―斎藤、松岡貴久―柏野智典の順でようやく並びが落ち着いたのは青板のバック。
  後方の松岡が赤板で上昇を開始、平原がその後ろに切り替える。押さえられた岩本が車を下げ、誘導後位に松岡が入った所で鐘がなる。その後は平原、村上と順に斬り、岩本が更に斬って最終ホームを通過。岩本は後方を確認しながら1センターで先行態勢に。平原はすかさず巻き返しを開始。平原は村上に並びかけたが、村上の仕掛けと被って出来れず。平原は瞬時に山口をキメて村上の後位にスイッチ。松岡は渡辺の抵抗を受けながらも平原に続き、4コーナーを回った所で優勝の行方は村上、平原、松岡、柏野の伸び比べに。平原の外を踏んだ松岡が村上に迫ったが、村上がタイヤ差の接戦を制して優勝。3着には松岡を追った柏野が入った。  

 

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