駆け抜ける感動たちかわ競輪
検車場レポート
前検日 初日 二日目 三日目
1/3 1/4 1/5 1/6
  • 深谷知広選手
  • 勝瀬卓也選手
  • 葉狩伸泰選手
  • 井上嵩選手
  • 河村雅章選手
 立川競輪開設60周年記念「鳳凰賞典レース」は2日目を迎えた。今日は優秀競走の「初夢賞」をメインに、二次予選で争われた。

 今日もまた深谷知広の独壇場となった。優秀競走「初夢賞」は松川高大が先行。深谷は前受けから引いて7番手に置かれたが、「ホームから仕掛けました」とスパートすると、合わせて出た平原康多の上を力で制圧。後ろを3車身離してゴールした。
 「今日はいつもと違う走りをしてみたかったし、引いて行ける所から行こうと思ってた。前は良いスピードだったけど、2センターで1回あおりがあった分、何とか行けました」
 島野浩司は今日は付いて行けず。岡田征陽に一発もらって力尽きた。
 「深谷は良いスピードで行ったんだけどね。3コーナーですでにキツかったし、乗り越えられなかった」
 岡田征陽は島野をどかし、直線で鋭く伸びて2着に入る。
 「自分は平原に付いているだけだったんで。平原は行けると思ったけど、松川に合ってしまったし、松川も強かったね。僕の調子は悪くないと思います」
 新田祐大は見せ場なく凡走に終わる。
 「深谷に自分のタイミングで行かれてしまった。自分から先に仕掛けるべきでしたね。人任せになってしまい、レースを作れなかった」
 松川高大は納得のレース。
 「平原さんが来てたのが見えたんで『2着まで』と思って必死で踏んだけど、風が強いのもあったしダメでした。力不足です」

 二次予選は波乱もあり、激戦のレースが繰り広げられた。5レースは中川誠一郎の番手に片寄雄己がはまる展開に。直線で勝瀬卓也が差し脚を発揮して1着でゴールした。
 「ホームで(中川を)持っていけばよかったけど、行かれてしまいました。片寄が落ち着いて上手く走ってくれたね。自分も車が伸びてます」
 3着の片寄雄己はしてやったりの様子。
 「中川君のカマシは予想してたし、高木(和仁)さんはギアを4回転に上げてたんで、もしかしたら離れてくるかと。(中川は)一回止まったと思ったらまた伸びて行った。世界レベルはすごい。僕は番手に入って一杯でした」

 6レースは阿竹智史が坂本貴史の番手に入るラッキーな展開から1着を手にした。
 「あのまま踏み合う展開になってたら岡部(芳幸)さんなり、黒木(誠一)さんのまくりが来てしまうけど、中村さんに入れてもらえたのが大きかった。中村さんのおかげです」
 坂本貴史は昨日とは一変して強さを見せ付けた。
 「昨日は体調が悪くて全然ダメだったけど、今日は良くなりました。ただ、もっと車が楽に進むように少し調整しないと」

 7レースは大塚健一郎がブロックした渡辺航平の内に潜り込むトリッキーなプレーで1着を手にした。
 「そのままホームで行けばラインで決まったのかもしれないけど、松岡(孔明)の間合いもあるだろうしね。僕は前を任せてたし、全て松岡のおかげですよ」
 松岡孔明はブロックを凌いで2着に入る。
 「ホームで見たら中団が空いてたんで。ブロックがきたけど、何とか落ち着いていけました」

 8レースは佐藤慎太郎が着外に終わる波乱の結果に。佐藤朋也が流した所を、4・25のギアを履く葉狩伸泰が奇襲の大カマシ。これが見事に決まり、後続をブッ千切ると、最後は番手の川木敬大が追い込んだ。
 「あんなに行くとは思わなかった。三ツ石(康洋)さんがまだ引き切ってなかたんで、溜めてから行くと思った瞬間に一気に行ったんでビックリした。僕は何もしてないし、葉狩さんのおかげです」
 葉狩伸泰は「狙ってました」と策がズバリ的中。「昨日で疲れてたんでアカンと思ったけどね。行くなら後ろを千切って行かないと無理だと思ったんで、練習みたいに一か八かカマしました。僕にはスピードが出るS級の方が合ってるのかも(笑)」
 佐藤慎太郎は「自分の反省としては、2コーナーで自分でまくりに行けたかな」と振り返る。

 9レースは中村浩士が大立ち回りでファンを沸かせた。レースは山本健也が先行。松岡健介がまくってくるとブロックでこれを阻止。続いてきた井上嵩にはまくられてしまったが、番手の川口満宏を飛ばしてスイッチすると、井上を直線で追い込んだ。
 「松岡君が強かったんでキツかったけど、山本が頑張ってたんだから、井上君も止めないとね。見えなかった」
 井上嵩はまくりを決めて2着。地元記念で嬉しい準決勝進出を果たした。
 「初手は前か中団が欲しかったけど後ろになってしまったんで先行を覚悟しました。でも、松岡さんが早めに(押えに)きたし、中団から出て行ってくれたんで助かった。展開が向きましたね。あとは中村さんのブロックがくるだろうから、イエローラインの外を踏んでいきました。地元記念で準決勝に乗れたし、今年は良いスタートが切れました。また明日も頑張ります」

 地元の後閑信一をもり立てる関東勢のハッスルプレーが光った10レース。先導役の矢野昌彦は引き上げて来るなり悔しそうに「自分が思ったよりも踏み上がらなかった。とにかく重くてきつかったです」と話すが、「後ろが後閑さんなので、流さずに行きました。それでペースがつかめなかった部分はあるかも知れないけど、自分の仕事はできましたね」と振り返る。
 2着、3着に食い込んだ南関勢は頭脳プレーが光った。金川光浩は「僕は付いていただけだし、ずっときつかったけど岡村君が落ち着いてレースをしてくれたね。走る前から、今日は無理に仕掛けてブロックを貰うよりも、後閑君の出方を見ながら、前に踏ませるような走りをした方が結果は付いてくると話していたんですよ。朝日君が切り替えずに付いてくれたのも大きかったですね」と分析。対して岡村潤は「自分がやりたかった競走を戸田君にさせてしまいましたね」と悔しそうだ。

 敗者戦では河村雅章が地元記念で嬉しい1勝を挙げた。3レースは小泉俊也が逃げる意外な展開となり、河村が7番手から力でねじ伏せた。
 「S級になってから2勝目、地元で勝てて嬉しいですね。今日は初手は中団からで、相手が無理にくれば出させてからと思ってました。7番手になってしまったけど、車間を詰める勢いを使えたんで行けました。ずっと必死でした」

 2レースは西村光太が今日はまくりの組み立てで1勝を挙げた。
 「今日は勝ちにこだわりました。負け戦でも大きい着はマズいし、上のレースに行かないとダメだから。それに6番(柿沼信也)が行く気満々だろうし。理想は中団だったけど、7番手になってしまったし後ろにも迷惑を掛けてしまうんで早めに行きました。ラインで決まって良かったですね」



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