駆け抜ける感動たちかわ競輪
検車場レポート
前検日 初日 二日目 三日目
1/3 1/4 1/5 1/6
  • 松川高大選手
  • 岡田征陽選手
  • 深谷知広選手
  • 佐藤朋也選手
  • 篠塚光一選手
 立川競輪開設60周年記念「鳳凰賞典レース」が本日1月4日から開幕。2012年の記念シリーズがスタートした。シリーズをリードする深谷知広は力強い先行を見せ、ラインで上位を独占。明日の優秀競走「初夢賞」に駒を進めました。その他も激しいレースが繰り広げられ、激闘の初日となりました。

 特選一つ目の9レースは逃げた鈴木裕を松川高大がひとまくり。圧巻のレースっぷりで周囲を驚かせた。
 「今日は新田(祐大)さんの動きを見て、緩んだら行こうと思ってました。でも、6番(鈴木裕)が早めから行ってしまったんでまくりに。踏み出しは良くなかったけど、バックで前が止まったのもあって行けましたね。今日はまくりだったんで、明日は先行したいですね」
 岩津裕介はマークが精一杯。
 「バックの向かい風がもの凄かったけど、松川君は踏み切れてましたね。抜ける感じは全然なかった」
 鈴木裕はまくられたものの、力を出し切り納得の様子。
 「今日は先行しようと思ってたんで。もの凄く重たかったですね。長い距離を踏んだんで明日は良くなるでしょう」
 新田祐大は8番手から3着に入ったが、自分だけ届く結果に。連係した佐藤慎太郎は「バックで行く気持ちがないからあそこで離れるんだよね」と不満の様子だった。

 10レースは岡田征陽が好気合を見せた。レースは平原康多が先行。番手の岡田はまくってきた松岡健介に強烈なブロックを浴びせて飛ばすと、強風のなか今度は大きく車間を斬って平原を援護。最後はキッチリ追い込み、ラインで上位独占した。
 「平原が頑張ってくれたおかげ。思ったよりも4番(松岡)がくるのが早かったから、ブロックがワンテンポ遅れてしまい、引っ掛かってしまった。苦しかったけど、あそこで車間を空けないと残せないからね。今日は平原サマサマ。3人で決まってよかった」
 佐久間仙行が岡田をマークして2着に入る。
 「自分は何もしてないし、番組に恵まれたのと、前の2人が頑張ってくれたおかげ。普段は回れない位置だけど、しっかり付いていけて良かった」
 平原康多は辛うじて3着に踏み止まった。
 「まだ長い距離が踏めてないし、4回転も踏み切れてない。その影響が最後に出ましたね」

 最終11レースは前記の通り、中部ラインでワン・ツー・スリー。逃げる深谷を島野浩司がゴール前で差し切って価値ある1勝を挙げた。
 「バックで深谷は踏み直してたんで、これなら大丈夫だと思った。緊張したけどクリアできてホッとしました」
 3番手の坂上忠克は必死の追走で3着を確保した。
 「周回中からキツかったし、バックで脚は一杯だった。もう一回踏み直されてたら恥をかくとこだった。危なかったね」
 2着の深谷知広は「グランプリの後はしっかり練習ができてなかったんで、その分最後に出ましたね。でも、風がキツかったなかで力を出し切れたし、3着以内に入れたんで良かった」
 中村浩士は懸命に追い込むも届かず4着。
 「3コーナーでフワッとなる展開だったらチャンスがあったかもしれないけど、一本棒では厳しい。でも、ああいう展開の中で伸びていく感じはあったし感触はつかみました」

 一次予選もハイレベルな争いが繰り広げられた。オープニングの1レースは前受けからすんなり5番手を確保した松岡孔明がまくりで制した。
 「やっぱり1レースは嫌ですね。朝の指定練習で乗れなかったのでどうかな?って感じだったけど、上手くスピードをもらえた。最後も後ろからは来られないだろうなと思いました。問題は明日ですね。状態はいいので、3着までに入れれば」
 バック8番手に置かれた原真司だが、4コーナーから内をこじ開けて2着に食い込んだ。
 「松岡君は4番(大森)のところで粘るんかな?と思ったら、引いてきたので八番手になってしまった。余裕はなかったですね。最後もあそこしかないし、バックは踏めなかった」

 2レースは佐藤朋也が逃げた西村光太を7番手からひとまくり。力の違いを見せ付けた。
 「今日は展開によってはダメもとでも先行しようかと思ったたんですけど。初手が中団だったのが良かったですね。道中で風を受けなかったし、バックも風がなかった感じでした。でも、逆の展開だったら勝てたか分からないですね」

 3レースは三ツ石康洋が、まくった井上嵩の番手にはまるラッキーな展開から1着となった。
 「7番(吉村和之)が前を斬ってくれたんで、僕が行かなきゃいけないと思ったんで踏みました。行ける所からいく作戦だったけど、そうしたら、井上君も同時に踏んできたんで番手にはまった感じ。展開一本です」

 4レースは6番車の葉狩伸泰がバックまくりを決め、最後は黒木誠一が追い込んで1着を手にした。
 「今日は重たかったし、あんなにすんなりまくれるとは思わなかった」
 まくった葉狩伸泰は自分でも驚くほど。
 「練習でもそんなにタイムは出てなかったんですけどね。4番(河村雅章)が行ってくれたんで展開が向きましたね。今日は変なところで脚を使わなかったんで」

 5レースは山本健也がホームから主導権を握る。主導権争いに敗れた佐藤亙がバック過ぎから下がってくると、単独の三番手だった小川将人が早めに踏み込んで白星をゲットした。
 「亙も1コーナーで引けるなら引けましたね。一度、引きかけてからまた踏んで行ってしまった。バックでは山本君もキツそうだったし、6番(小泉俊也)も来るかなと思って早めに踏んだ。けっこう進みましたね」

 6レースはバックまくりの片寄雄己に上手く切り替えた柴田洋輔が追い込み、地元勢のシリーズ初勝利。惜しくも2着の片寄雄己だが、納得の表情でレースを振り返る。
 「外併走から行こうと思ったら前も踏んだ。中村(良二)さんとハウスして危なかったけど、余裕はありましたね。後ろに入ったのが柴田君じゃ抜かれてもしょうがない。でも脚は仕上がってますね」

 7レースは力の対決となったが、篠塚光一が粘り勝ち。宿口陽一に何度も合わされ突っ張られる苦しい展開となったが、中団に入って呼吸を整えると、バックからまくって勝利した。
 「一丸(安貴)さんが何度も『入れ』と言ってくれてたけど、前に踏むことしか考えてなかったんで。ラインのおかげですね。中団に入ってからは4コーナー勝負でもよかったけどラインがあるし、3番を沈めるためにも早めに行きました。まくれたんで調子は良いと思います」
 一丸安貴はナイスアシストで2着入線。
 「篠塚は『前を取って全部突っ張ります』と言ってたけど中団になってしまった。でも、その気持ちが嬉しかったし、何とかしないといけなかったんで」

 8レースは予想通り矢野昌彦が主導権を握ってレースを支配する。大ギアでスピードに乗せてしまえば前で勝負あり。川口満宏が番手絶好の展開となったが、3番手の宮内善光が鋭く突き抜けた。
 「今日は付いていくだけだったし、僕が3番手で一番楽させてもらってたんで」
 川口満宏は痛恨のハコ2着に。
 「脚を回せ回せと思ってたんだけど、これはヤバいパターンだと。(矢野は)また違ったタイプの脚質だし、付いていて一杯だった。強かったよ」
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