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岡部 芳幸 選手 |
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手島 慶介 選手 |
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小野 俊之 選手 |
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三宅 達也 選手 |
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矢口啓一郎 選手 |
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岡部芳幸、今年初Vへ視界良好! 開設56周年玉野記念『瀬戸の王子杯争奪戦』は今日12日に大会三日目を迎え、準決勝4個レースをメインに開催された。準決勝Aを制した岡部、手島慶介に、地元組からは三宅達也だけが決勝戦へ進出。中5日と間近に迫るダービーへ、誰が記念メダルを手中に弾みを付けるのか? 今日は意気込む岡部、三宅ら、ファイナリストの様子を中心にレポートをお届けします。
メインの準決勝A、10レースから。岡部芳幸が、またも強さを際立たせた。古城英之の先制に、インを掬って、小林大介から中団五番手を強奪。最後は三角まくりを繰り出すと、前団を軽々と飲み込んで見せた。シリーズ初白星に、「状態は悪くない。ホントは逃げるのが理想。前のレースで、逃げが残っていたから。最後は二角で仕掛けたかったけど、四車をまくるのは脚を溜めてからでないと難しい。それに、古城も掛かっていたね。まあ、明日は今年初優勝とか、ダービーへ向けてとか考えない。まずは、持ち味を出し切るのが最優先」。奢りは全く見られない。
有坂直樹、斎藤登志信がそれぞれ2着、3着に入線。有坂は自身の状態より先に、「岡部は強い! 今、機動型では3本の指に入る強さ。特にこのバンクに合っているし、抜くのは難しい。風とかで重馬場になればなる程、あいつの脚質が生きる。付いていくのは楽だけどね」とパートナーを大絶賛。その後で「自分は明日の結果は別として、良い感じでダービーを迎えられる。グアムで合宿した成果が出ている」と、好調維持を自覚した。
斎藤は有坂と連結を外したが、最後方から大外を強襲した。ニヤリと不敵な笑みを浮かべた後で、「余裕があったし、焦りは無かった。自分で動いた結果じゃないから、状態が良いとは言えないけど。前のレースで外が伸びていたし、最後もコース取りに迷いは無かった」。東北ストレート完遂にしてやったりだ。
三宅伸は、目標とした地元記念優参に失敗し表情を険しくしたまま。古城英之に「ごめん」と詫びた後で、「番手まくり? 考えていたけど、古城が掛かっていたしね。出す必要が無いと思ったから。残念」とクールダウンに向かった。
古城英之は奮闘空しく敗れた。果敢に主導権を奪ったが、地元勢の優参を導けず「(岡部と小林で)中団を取り合ってくれれば…。岡部さんに『強い、掛かっていた』と言われたのは自信になるけど」と唇を噛んだ。
11レースは、手島慶介が快勝した。大方の予想通り、山本健也が先制。中団四番手からバックまくりを軽々と決めたが、手島慶介は「車の出が悪い。疲れているのかも。山本君が掛かっていたワケじゃないしね」と意外な言葉を残した後で、「まあ、明日は踏ん張りたい。ダービー? まずは目の前の一戦、一戦」と気合を入れ直した。
2着、3着には鈴木誠、渡辺晴智がそれぞれ入線した。山本の逃げをフルに使い、鈴木誠は「(山本が)言ったとおり動いてくれた。小嶋(敬二)の追い出しに引っ掛からないし、物怖じしないしね。将来が楽しみ」と大砲出現を喜んだ。
渡辺晴智は鈴木のインに差し込んで、山内卓也と3着争いを制し「体調はベストに近いかも。仕上がっている。最後もコースが見えた。それより、前2人のお陰」と気遣いを忘れなかった。
山本健也は9着大敗にも満足気。後位の2人を決勝に導き、「あー、緊張した。最高の結果です。誠さんに言われた通り走った。あの方のアドバイスはさすが、ポイントが全て当たっていた。自信になったし、今度はもっと良い勝負を」と飛躍を誓った。
小嶋敬二は読み違いが敗戦を招いた模様。「もっと早く仕掛けるかと思ったよ」と、手島に話しかけていた。
準決勝Bは9レース。小野俊之と牧剛央が九州ワン・ツー決着、石丸寛之は不発に終わった。
展開は最終ホーム手前から牧が先制。小野俊之は斉藤竜也の競り込みを凌いだ後、番手差しを決め「番手を回る以上、競られるのは想定内。自分には何でもない話。今日の内容と結果は、自分の仕事ができた結果。流れが来ているのは確か。それにしても、牧さんは強かった。ドンドン掛かっていった。石丸さんのスピードをどう封じるかがポイント。バックで後ろが(大きく)離れていたし、石丸さんの姿も見えなかった。牧さんと決まると確信できた」。
牧剛央は自信が回復した。風邪で苦しんだ2月はもう昔の話。石丸、坂上樹大と完封し、「逃げ切ったかと思ったけどね、差されていたとは。ただ、これできっかけが掴めるかも。状態が良いか悪いか半信半疑で前検入りしたのに、まさか決勝に乗れるとは。まあ、小野君のお陰。レース前は励まされて、レース中は上手く誘導してもらえた。明日も頑張る」と、小野との絆を強くした。
石丸寛之は肩を落とした。最終ホームで牧の番手がもつれ、絶好のチャンスが巡ったかに、一角では一本棒の八番手回り。バックまくりは車が進まず「(前の状況がよく見えず)タイミングが難しかった。(最終)ホームで風もきつかったし。それに、後攻めだったのもね…。1番車だし、正攻法でスタートするべきだった」。序盤の攻めミスを悔やむばかりだった。
坂上樹大は、中団六番手を確保しただけに止まった。「牧さんが強かった」と言葉少なく振り返った。
準決勝Cは8レース。三宅達也が鮮やかな逃走で1着権利の狭き門を突破した。井上昌己、海田和裕との三分戦。打鐘過ぎに風を切ると、井上と海田の中団争いを誘い、最後まで快ペースを保った。「今日はリラックスして臨めた。気合を入れ過ぎず、ペースで駆ければ何とかなると。岡山なら別だけど、後ろが別地区の方(坂巻正己)とか気にしていない。最後は踏みっぱなしだったけどね。明日? 体調が上向きだし、狙います!」と、リズムが回復し口調も滑らかだった。
坂巻正己は三宅と即席スジを組んだ。結果はハコ4着と大チャンスを逃がし、「ガード役? そんなことない、容赦なく抜きに行ったよ。力不足だね。ただ、まさか(三宅が)先行するとは。地元で(1着権利なのに)良いのかよと思ったね。逆に、こっちは別線を絶対に止めてやると。まあ、(三宅は)うまく駆けたね。強かったよ」。後続の巻き返しを封じた仕事ぶりだけは光った。
当然ながら、井上昌己は2着惜敗に不満顔。中団四番手確保も、まくり差しは僅差で三宅を捕らえられず、「あの流れなら勝たないと…。もったいない。海田さんの動きで、バックは踏むタイミングが難しかった。ホームでは早いしね。調子は良いのに…」と肩を落とした。
藤野義高は井上と反省会を開いた後で、「三角からインに行けば届いたけど、それは昌己に悪い。ただ、昌己がホームで仕掛けてくれれば、2人で良い勝負が出来たかも」と振り返った。
負け戦からは7レースをピックアップ。矢口啓一郎が巧みな立ち回りでシリーズ初白星を挙げた。特選、二次予選Aと9着続きで迎えた三日目。上昇した篠原龍馬を突っ張るかに、最終ホームで三番手へ引くと、最後はバックまくりで前団を飲み込んだ。表情を険しくした昨日と異なり、笑顔を交えながら「最善の組み立てだったかなと。疲れを感じて、先行で勝つ自信がなかった。ただ、六番手からのまくり勝負では、後ろを連れてこれない。それで、あの流れに。これで、明日がまた大事なレース。しっかりと勝って、中5日でしっかりと調整して、ダービーを迎えたい」と負け癖を消し、モチベーションを高めている。
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