開設56周年を迎えた玉野記念「瀬戸の王子杯」が3月10日〜13日の日程で開催される。ビッグネームがそろい、間近に控える平塚ダービーの前哨戦としても興味深いシリーズになりそうだ。抜群のパワーを誇る小嶋敬二を中心に、手島慶介、有坂直樹、三宅達也らで熱く繰り広げられるV争いからは目が離せない。なお、2日目の第11レースで本社杯・ルーキーチャンピオンレースが争われる。
輪界トップクラスの精鋭達による熾烈なV争いが予想されるが、最近の競走内容を比較すると小嶋がV候補の筆頭になるだろう。小嶋は37歳と既にベテランの域に達しながら、年齢を全く感じさせない豪快な走りを見せている。2月四日市記念では   着で1年4カ月ぶりの記念Vを達成。平原康、佐藤友ら若手機動型を寄せ付けなかった。中2日の強行日程で追加参戦した静岡記でも   着と好走するなど、勢いは増すばかり。ここも展開に左右されない圧倒的なパワーを発揮し、別線を一蹴しよう。小嶋から狙えば相手も山内卓也になる。1月和歌山記念では番手絶好の展開をきっちりモノにして記念初優勝を決めている。その後も堅調を維持しており、差し切りにも一考したい。
他地区では、手島の一発に魅力を感じる。1月大宮記念ではまくって優勝。競輪祭でも危なげなく優出するなど、昨年からの勢いは続いている。スジの目標は不在になりそうだが、レースの流れに応じた走りはメンバー随一。混戦になればなるほど勝負強さを発揮するタイプであり、自在に立ち回ってチャンスを見出すはずだ。記念決勝で6場所連続2着という珍しい記録を残している渡辺晴智の動向も見逃せない。如何なる展開でも四角からのコース取りに成功すれば必ずV争いに加わってくる。
GP覇者の有坂にも勝機は十分にある。直近の奈良記念の決勝では佐藤友の踏み出しに千切れるなど、調子についてはもう一息不足の感じがするものの、今年に入ってから決勝を外していないのは立派。伏見の仕掛け次第になるが、連候補からは外せない。
地元勢も軽視できない。三宅達也は2月四日市記念で久々に優出し、悪い流れを断ち切った。まくりの破壊力は抜群で、展開がもつれれば必ず出番がありそう。三宅伸は静岡記念で落車負傷した影響が気がかりだが、ここまでには立て直してくるだろう。 |