GI主力級のトップレーサーがそろい、見応えのあるシリーズだが、本線を形成するのは神山、武田の関東コンビだろう。本命に推した神山は、先の全日本選抜の決勝で平原康の番手死守から追い込んで準優勝。惜しくもGP06への出場は逃したものの、コンディション、競走内容ともに非の打ち所がなかったし、ヨコのさばきも以前に比べて数段、上手くなっている。武田とは気心が知れた間柄で連係実績も豊富。今回も息の合った連係プレーで別線を一蹴してくれそうだ。武田は昨年の後半戦からずっといい状態をキープしている。全日本選抜の準決では七番手まくり不発に終わるなど、ここ一番で結果を出せていない点は気になるが、勝ちパターンに持ち込んだ時の破壊力はケタ違い。ここも最終的にパワーの違いを見せ付け、神山との一騎打ちに持ち込もう。
この関東勢を脅かすのが岡部、佐藤友和の北日本両者だ。岡部は万全の態勢で出場した地元の全日本選抜でまさかの一次予選敗退。しかし、敗者戦で2連対をマークしたように、動き自体は悪くなかった。直線の長い立川バンクは岡部に向いているし、余程後方に置かれない限り必ずV争いにからんでくる。佐藤は06年後半に素質が一気に開花。特別戦線でも活躍できるまでに成長した。今が伸び盛りで、これからもっと強くなる選手。記念Vは時間の問題だろう。渡辺晴智はシャープな差し脚を武器に、抜群の安定感を見せている。今開催は南関の目標は手薄だが、北日本勢との連係も考えられるので、一発は十分だろう。
荒井も有力なV候補の一人。全日本選抜の準決では武田、村上義を相手に中団キープからまくり気味に追い込んで快勝。待望の特別初優出を果たした。最近は無理な先行争いを避け、勝つレースを意識的に心がけている。まくり脚の切れには一段と磨きがかかり、レースの流れも読み切っている。佐々木則幸は直近10場所のバック数が20回を超えるなど、調子を上げていたが、全日本選抜では未勝利と精彩を欠いた走りだった。本人も「車の出が悪かった。何が原因か分からない」と話しており、ここまでに立て直せるかがポイントになる。
高城信雄、山口富生の中近勢も軽視できない。特に山口はベテランならではの安定したレース運びできっちり戦歴をまとめている。仮に目標が不発の展開でも、今のデキなら終いは確実に伸びてくる。高城は相変わらず好不調の波が激しいが、タイミング良く踏み込むと大駆けがある。
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