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渡部 哲男 選手 |
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紫原 政文 選手 |
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小倉 竜二 選手 |
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馬渕 紀明 選手 |
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高城 信雄 選手 |
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山崎芳仁、記念V3へ視界良好! 『ゴールドカップレース』をサブタイトルに、開設57周年京王閣記念は今日が大会三日目。準決勝A、B、C、4個レースをメインに開催された。10レースで渡部哲男が落ち着いた運行でシリーズ2勝目をゲット、11レースでは山崎が唯一人オール連対で勝ち上がりを突破と、主力は順調な仕上がりで決勝進出。共同通信社杯チャンプ・合志正臣の当日欠場は残念でも、小雨の降りしきる中で繰り広げられたトップの競演を、今日も舞台裏からレポートします。
まずは、メインの準決勝Aから。
10レースは、渡部哲男が勝利した。前を託した小川勇介が後手を踏み、中団五番手へと切り替え。目前で新田康仁がバックまくりを放つと、追った勢いで鋭く抜け出した。思わぬ流れでの2勝目に、渡部は「切り替えは仕方ないでしょ、加藤さんが後ろだし。状態が完全じゃないなりに、冷静に戦えている。新田さんが仕掛ける気配も見えた」。復帰初戦で優参を果たし、悪循環は断ち切った。
記念初優参にも、小川勇介は納得していない。ゴール寸前で大外を強襲したとはいえ、志村太賀に先制を許し「完全に失敗、負けたのと同じです。決勝に乗れたと言っても、先行できなかったのは…。渡部さんは師匠(吉岡稔真)の前で、捨て身で駆けた方なのに。ただ、明日は山崎(芳仁)さんが相手。力を試す意味でも、しっかりと…」。先行策を匂わした。
加藤慎平は優参さえも叶わなかった。渡部を追いながら、最終バック過ぎから踏んだインコースが最後の最後で締まり「大失敗! 渡部君を追っていれば…。新田君が仕掛け、浮きかけた渡部君がインに入り、自分の体も何となくインに向いてしまった」。不完全燃焼に、その後は言葉を失った。
主導権を奪ったのは志村太賀だった。結果は大敗も、小川を叩き返す運行に「やるだけのことはやった。しっかりと先行できたのは収穫。あとは力を付けるだけ。攻める姿勢だけは見せられた」と充実感に浸った。
11レースでは、紫原政文が混戦を鮮やかに突破した。ゴール後はガッツポーズ。最終ホームで最後方回りから、見事に山崎芳仁ら前団を捕え、「右手は思わず上がった。もう、焦った。一番後ろだもん。ただ、脚は溜められたし、スピードも乗っていたから、最後も中より外。よく伸びた。初日から気合を高めた成果だね」。小川との同乗が叶い、満面の笑みで振り返った。
前田拓也が執念を見せた。3着入線は、最終2センターから、山崎や三宅らの間を縫うように踏んだ結果。「もうイチかバチか、あのコースしか無かった。落車も覚悟したぐらい狭かった。もちろん、感じは良い」と、してやったりの表情だ。
三宅達也はカマシを敢行したものの、最終2センターで失速し「タイミングはどんぴしゃ。力不足というだけ。山ちゃん(山崎)に読まれていたし。ただ、感じは上向き」。内容には満足している。
準決勝Bは9レース。山口幸二と小倉竜二の“即席”コンビが、揃って決勝進出を決めた。展開は、逃げた和田健太郎の後位を巡って大混戦。最終二角から自力を繰り出した小倉竜二は、「競り合いに参加するのは、考えていなかった。ただ、最後はタレたね。タレ過ぎ。落車の影響はないけどね」。
芦沢大輔が、木隆弘に番手戦を挑んだ。和田後位を奪取したが、決勝進出は叶わずで「突っ張って逃げるか、イン粘りで番手を攻めるか。作戦は2つ。見せ場は作れたし、勉強になった。経験になった」と大粒の汗を拭いながら振り返った。
木隆弘は言葉が少ない。「あのタイミングで競ってくるとは…」と、赤板過ぎから絡んできた芦沢の出方は想定外だった。
準決勝C、8レースで狭き門を突破したのは馬渕紀明。吉田勇人の番手戦が熱を帯びた最終ホームで、一気のカマシ発進。そのまま末脚良く粘り、小橋正義、吉田勇人ら後続の追撃を振り切った。「作戦はカマシかまくり。吉田君が流せばカマシ、踏んでいればまくりと。ホントは、先行策は最後の手段。出したくない。今日はたまたま。1着権利だから、イチかバチかと。久々の先行でも、不安はなかったけど。ただ今後は、しっかり番手を回れる選手になりたい」と、の方向性をも語った。
吉田勇人は肩を落とし、「競りで後ろが見えづらかった。流し過ぎました」と言葉少なく引き揚げた。
負け戦からも取り上げたい。
2レースでは、石井秀治が最終ホームからの仕掛けで押し切った。最後まで快調なペースを保ち「雨だったし、絶対に先行しようと。B番(土屋仁)は無理駆けしないし、G番(吉本哲郎)とも叩き合いにはならないと。ただ、最後はいっぱい、いっぱい」。的確な読みが白星を呼び込んだ。
6レースでは、愛知コンビがワン・ツーを決めた。光岡義洋はホームカマシの吉田敏洋をゴール寸前で差し切り、「まくり勝負では厳しいが、1周先行なら差せるかなと思っていた。一瞬千切れた? それは雨のせい(笑)。吉田は踏み出しより、後から後から掛かっていった感じ。状態は悪くないはず。自分の方は、展開が全てだけどね」。コメントは自嘲気味でも、8場所ぶりの白星に安堵した。
2着惜敗に、吉田敏洋はやや不満気。峠祐介を軽々と叩いたが、「何となく、しっくりしない。うーん、納得できない」と首をかしげるばかりだった。
峠祐介はお疲れ気味。最終ホームで出番を失い、「弱い。(吉田が)来るのは分かっていた。もう少し誘導を使いたかった。掛からなかった」。
7レースは高城信雄が1着、松本一成が2着と“力”決着。浦山一栄の打鐘カマシ、松本の中団確保、自身は最終バックを七番手通過と厳しい流れを克服し、高城は「浦山さんが、あそこまでフカすとは…。でも、落ち着いて対処できた。松本君の中団狙いも読めていたし。負け戦は大事。状態は悪くないし、結果が出て良かった」と喜びよりもホッとしたかの様子。
松本一成は高城の強さに脱帽した。注文どおり中団四番手を確保し、高城に先んじた仕掛けで惜敗し「高城さんが強かった。今日は一旦前に出て、突っ張るか、浦山さんを受けて中団キープか。踏み出した感じは良かったけどね。前との車間が空き過ぎたかな…」。 意外にも、浦山一栄は笑顔が絶えなかった。「やっぱり、小細工無しで戦おうと。この方が、課題がはっきりと分かる。状態が悪いときこそ、攻めないと。相手が嫌がるようにね」と、打鐘過ぎからブン回した心理を説明した。
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