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HOME > 記念競輪 >宇都宮競輪場開設57周年記念「ワンダーランドカップ争奪戦」
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宇都宮競輪場開設57周年記念
荒井崇博冷静に岐阜勢を粉砕
 
   
 これが勢いというものだろう。伏見俊、山崎芳らが準決で敗れたことで、決勝で有坂がジカに目標に出来る先行型は不在になった。考えた末に佐々木―三宅達の3番手を選択したが、これが大正解。悲願の記念初Vへ向けて、まい進する三宅を、ゴール寸前で交わして大逆転のVを飾った。
 「やっぱりついてるよね。今日は佐々木君と三宅君の同期愛に乗せてもらった感じ。佐々木君は走る前からタイミングあったら駆けちゃう雰囲気があったけど、神山さんが前を取ってくれたお蔭で誘導もちょっと上がって、駆けやすくなったね。でも、三宅君もギリギリまで待って、なかなか外に車を外さないし、オレは2着かなと思ったけど。4コーナーまで脚を使わないが一番(笑)。このまま夏まで休まず頑張って、早くグランプリを確定させたい」
 まるで2月静岡記念の再現を見るかのような三番手一気のレースに笑顔が絶えなかった。

 一方、またしても記念初優勝を逃した三宅は、佐々木の気持ちに応えられなかったことに意気消沈。検車場に引き上げて来た時には泣きはらしたように、その目は真っ赤になっていた。
 「ノリさん(佐々木)があんなに頑張ってくれたのに、勝てんかった。後ろが(絶好調の)有坂さんだったとか関係ない。力がないだけです」

 タオルで顔をおおったまま動けない三宅を、逆に佐々木が気遣う。
 「中川君が来るのがもっと早かったら違う展開になってたけど、あそこで出さす訳にはいかないでしょう。三コーナーから二センターあたりで脚がもうガクガクになってしまって。俺がもうちょっと踏めてたら、(三宅)達也の優勝だったけどね」

 さて、地元戦は無敵を誇ってきた神山だったが、準決で平原(康多)が4着に沈んでしまったのがあまりに痛かった。中団を奪ってのまくり勝負も、自力で戦っていた頃のようなキレはさすがになかった。
 「秘策ですか? 色々考えたけどなかったね(苦笑)。普通に中団取って三コーナーくらいから踏む作戦。バックで一回緩んだ時に出て行けてれば違ったけど、躊躇して一緒にバック踏んでしまったのが痛かった。あと、四番手に切り替えて来た加藤君がまくってくれないかなって期待してしまって」

 その神山に代わって、坂本が気を吐いた。内を鋭く突っ込んで3着と見せ場を作った。
 「(神山)雄一郎に当たらないように内を入って行って、そこはスルーパスで行けたけど、最後は力の差だね。有坂君が内を空けるのも遅かったし。あとひと踏み。突き抜けたかったけどなあ。でも、力は出し切れました」

 佐々木に突っ張られて、中川―小野―加藤は沈没。すかさず斬り込んで四番手に切り替えた加藤は言う。
 「誘導が早すぎですよ。あれでは(中川)誠一郎がかわいそう。敵が一人多いのと一緒ですもん。悪いけど、四番手に切り替えさせてもらいましたが、今回の自分のデキは有坂さんとは雲泥の差だったから。有坂さんの動きを待って、中を割るつもりが、丁度いいタイミングで坂本さんに内から当たられて終わっちゃいました」

 中川も“誘導が上がったのが全て”と致し方なしといった表情を見せる。
 「前を押さえるのに、カマシ気味に踏まされましたからね。神山さんが前なら誘導が上がるのは分かってたんですけど、今日は言わせて下さい(苦笑)。あまりにも不甲斐ない競走だったけん…」 
 

レース経過
 号砲が鳴ると、まずスタート争いとなるが、これを神山が制して前受け態勢。神山の後位は、坂本―阿部―佐々木―三宅―有坂―中川―小野―加藤で並びは落ち着いた。
 この態勢のまま周回を重ねて赤板、打鐘は一本棒の状態で通過。ここで誘導のペースで一気に上がる。三角で中川が上昇するが、スピードが上がっているので苦しそう。結局、中川に合わせて動いた佐々木がホームで主導権を奪うと、中川を突っ張って先行態勢に入った。一方の中川は外に浮いて後退。ここで加藤が四番手に切り替え、佐々木―三宅―有坂―加藤―神山―坂本…へと並びが変わる。ここからは完全に佐々木のペース。誰も巻き返せないままバック線を過ぎ、直線へ。三角から前との車間を斬って、出て行くタイミングを計っていた三宅が抜け出すが、この後ろで脚を溜めていた有坂が強襲。三宅を寸前で交わしてVを飾った。

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