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HOME > 記念競輪 >大垣競輪場開場54周年記念「水都大垣杯」
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大垣競輪場開場54周年記念
荒井崇博冷静に岐阜勢を粉砕
 
   
 冴える読みで、荒井が今年初の記念優勝をゲットした! 稲垣と即席ラインを組んで臨んだ決勝戦。前を託した稲垣が永井に叩かれ、落車する事態にも、冷静に五番手で仕切り直し。永井が失速すると、間髪入れず三角まくりを放って加藤ら中部勢を一蹴した。しかし検車場に引き揚げても笑顔はない。昨年の函館以来、記念優勝は5度目。2月武雄FI戦以来、今年2度目の優勝を飾ったが、稲垣の負傷具合を気にしてか、慎重に言葉を選びながら優勝会見を始めた。
 「稲垣さんが転んで、純粋に喜べない。ただ、半年ぶり(昨年の前橋)に記念の決勝に乗れて勝てた。この勢いが宮杯、武雄記念まで続けば良い。初日、二日目に先行して、感じはつかめていた。稲垣さんとは打ち合わせはなし。任せる以上は、何も言わない。オレ自身が、言われるのが好きじゃない。今日は途中で稲垣さんが居なくなってけど、イケル手応えがあった。ただ番手が(加藤)慎平君。鮮やかにはまくれないからね。永井君がタレたら、一気に仕掛けようとしたのが良かったかも。ブロックをもらいながらでも、2、3着には入れると思って仕掛けたのが良かったかも。掛かっていたからこそ、永井君は必ずタレると確信していたし」。
 準決勝Aでは、山田裕仁を核にした中部二段駆けを見事に粉砕した。中団さえ確保できれば決勝に進めると、思い描いたイメージを忠実に実行できる程、状態と勝負勘がかみ合ったからこそ、優勝への道筋が出来上がった。山田、山口、加藤と一大勢力を誇る岐阜勢をその牙城で一蹴し、競走得点不足に嘆いた時期は今や昔。体調が万全ではないながらも、威勢の良い荒井が帰ってきた。
 「これで、競輪祭は特選スタートが決まったかな? この次は松山で全プロ。宮杯の後は地元記念。雨とかじめじめしている時季は好きだし、今後も頑張ります」

 ここからは残念組のコメント。
 合志はゴール寸前で大外を踏み切り、荒井と九州ワン・ツーを決めた。「荒井は強かった。最後はインに(加藤)慎平とか居て、大外からだから2着は上出来。打鐘で荒井には、『落ち着け』と声を掛けましたけどね。『前を取ったら突っ張る』と言ってくれた稲垣君のお陰ですね」。

 加藤は四角ハコで4着との結末に、苦り切った表情。
  「荒井のスピードが全然、違っていた。合わせ切れなかった。後攻めから押さえ先行が、自分達の作戦。稲垣さんがあそこから突っ張るとは…」と、読み違いが中部勢の総崩れに繋がった模様だ。

 稲垣の出方を、永井だけは読んでいた。
  「いつだったか向日町(FI)の決勝で、自分と稲垣さんで赤板から突っ張り合った。今日も予想していた。出切れたけど、落車の音を聞いて脚が張った。後ろに誰が残っているか考えてペースを作ったつもりだけど…」と言ったきり唇をかんだ。

 山口はホーム大垣記念初制覇がまたもお預け。打鐘前二角で落車と戦わずしての敗戦に、「また二コーナーでか…。ここで落ちるときは、いつもあそこ」と言い残し、検車場を引き揚げた。

 荒井優勝の立役者となった稲垣は、永井を突っ張った背景を説明する。「前受けならば、突っ張ることしか考えてなかった。もちろん、レースを壊すつもりはなかった。ただ、引けば勝負権がない。突っ張って流せば何とか勝負になると思い…」。幸いケガは軽傷で済んだ模様だが、普段と異なり口数は少なかった。
 

レース経過
 号砲直後、やや出渋って各車が発走。間を置きながら誘導員を追った稲垣に、荒井、合志、佐藤が順に続いて前団を占めた。永井、加藤、山口、青木、岩本の布陣で中部5車は後攻めを選び、周回が続いた。
 戦闘開始は赤板前。五番手から早々と上昇した永井に、稲垣は猛然と突っ張り両者でモガキ合いを始めた。永井が叩き切ったが、一瞬踏み遅れた加藤に代わり、番手には稲垣がハマった。打鐘前二角で稲垣が仕掛けると、永井が反射的に車体を振った。このプレーで、永井の後輪と稲垣の前輪がハウス。稲垣の落車に、乗り上げた山口、佐藤も落車した。打鐘後の三角からは永井、加藤、青木、岩本の前団に、荒井、合志の6車で周回した。
 最終ホーム、バックと永井は快調なペースを保ったが、荒井が三角まくりで前団を飲み込みV。荒井マークで大外を踏み込んだ合志が2着。荒井に合わせ切れず、加藤は4着と惜敗した。

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