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エスクレド 選手
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クウィアトコフスキ 選手
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佐藤慎太郎 選手
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荒井崇博 選手
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永井清史 選手
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今日から開幕した全プロ記念。メインのワールドグランプリシリーズは、今年から2日制のトーナメント方式に変更され、外国勢には非常に厳しい勝ち上がりシステムとなったが、4名の外国人選手が見事初戦を突破した。明日は日本人5選手、外国人4選手によってワールドグランプリが争われる。
1着権利の国際予選(9R)を制したのはエスクレド。赤板前から果敢に飛び出したブルバ追走から早めの番手まくりを放って快勝した。
「1着権利はそんなに意識していなかった。いいポジションさえ取れれば勝つ自信はありましたから。ブルバがすごいダッシュで飛び出してくれたし、今日勝てたのは半分は彼のお陰。残り1周の時に後ろを確認したら迫って来ていたので、番手から出ました。バックでは先頭に立っていたし、ベイリーに抜かれる可能性はあったけど、勝てる手応えがありました」
10Rの国際選抜はホイが全開でスパート。これをマークしていたクウィアトコフスキが巻き返して来た小嶋敬二に併せて、最終1コーナーから番手まくり。最後までスピードは衰えず、そのまま押し切って激戦を制した。
「小嶋選手が強くてかなり厳しいレースになったけど、勝ててよかった。明日のレースも今日と同じで厳しくなると思いますが、精一杯頑張りたい」
小嶋も苦しい展開を凌いで何とか4着に入り、ワールドグランプリ進出を決めた。
「前のレースで外人がああいうレースをしたので、自分もやってやろうと思っていたが、牽制されてしまって駆けれなかった。でもボスに勝って勝ち上がれたのは嬉しい。明日は外人に一泡吹かせたい」
一方、人気を集めたボスは中団で内に詰まったまま動けず5着。ボスをマークしたガネは3コーナーから外をまくり気味に踏み込み、3着に食い込んだ。
「いいレースはできたと思います。でも、小嶋選手が4着に入るのは予想していなかった。明日は勝つレースをするだけです」
最終11Rは、荒井崇博が赤板から果敢に主導権を握り、村上義弘が4番手からまくる展開に。小野俊之がバックで村上をブロックすると、佐藤慎太郎が内を突いて上昇。番手の加倉正義を飛ばし、直線鋭く抜け出した。
「村上さんは何もしないで終わる選手じゃないし、ギリギリまで待ちました。33バンクだし、あのタイミングがギリギリでしょう。小野さんも加倉さんも仕事をする選手だし、内が開くと思っていました。最後は伸びたし、脚の状態は上向きです」
末良く3着に粘った荒井も表情は明るい。
「今日は4着までに絶対入りたかったし、そのためには先行しかないと思っていました。出切った時点で4着までには入れる手応えがあったし、重い割には結構踏めました。主導権を取るタイミングも良かった。明日は外国勢には絶対勝たせたくない」
前半戦の全プロ記念競輪の方では5Rの永井清史の動きが光った。圧倒的なファンの支持を集めた絶好調の海老根恵太を相手にタイミング良くカマして主導権を奪い、マークの中沢央治の追撃を振り切り、見事逃げ切った。
「33はまだあまり走ったことがないんですが、松戸ダービーの後に自分のレースをビデオを見て研究し、だいたいどの辺りから仕掛ければ持つか分かるようになりました。今日も考えていた作戦通りのレースができました」
7Rの金子貴志は4月観音寺からS級シリーズを3連覇中。今日も伏見俊昭を相手に逃げ切り、5連勝を飾った。
「今日は33だし、とにかく前々に踏んでいこうと考えていました。伏見が内に詰まっていたのは分かったし、うまく自分のペースで踏むことができました。後ろも残しにかかってくれていましたからね」
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