04賞金王・小野俊之を中心に、日本勢が世界を一蹴!
『全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪・ワールドグランプリシリーズ05』(新潟県中越地震復興支援)は、松戸バンクで5月21、22日に開催される。2日制で2本立てのトーナメント方式へ、大きく変貌を遂げた今大会。メインのワールドGPシリーズでは、小野が日本勢に有利な勝ち上がりも生かし、ボス、ガネら世界の強豪を退けよう。尚、トラック競技は翌23日に開催される。
決め脚の蘇る小野俊之が本命だ。ふるさと武雄ではVゴールが“幻”と化しながら、直後の平塚記念で決勝2着と、小野は肉体と勝負勘が噛み合い続けている。絶妙なハンドリングは外国勢に成し得ない特技で、不利な展開を軽く凌げる雰囲気も漂う。加えて、初日の全プロ国際競輪レースから、信頼を寄せる荒井崇博、加倉正義とスクラムを組めるのは強味。この新システムも追い風に、小野がワールドグランプリを制す確立は高い。
対抗には、昨年のWGP覇者・佐藤慎太郎を推す。初日から位置の選択がポイントとなるが、佐藤はふるさと武雄で優勝した際のように、単騎の不利を克服したケースが数多い。今回も持ち前の敏捷性を発揮すれば、好勝負に持ち込むだろう。
もう一方の日本人勢力は、充実一途の神山雄一郎、後閑信一の関東スジだ。神山は4月宇都宮国際を制した後も、ハイラップを連発するなど好調を維持している。後閑は一時、インフルエンザを患ったものの、調整力に定評があり不安が少ない。本線に匹敵するラインが完成する。
外国勢は厳しい勝ち上がりシステムを、どう克服するかが鍵。国際選抜に外国勢のベスト6が顔を揃えても、相手は神山や、超ド級の先行を見せる小嶋敬二ら。4着権利の全てを勝ち取るのは難しく、ワースト3が1着権利に挑む予選にも武田らが立ちはだかる。両方で組み立てを失敗すれば、ワールドグランプリを戦う外国勢は唯一人、という事態まで考えられる。但し、競走得点が加算される日本勢に比べ、純粋に高賞金を求める外国勢が思い切った手を打てるのも事実。舞台も得意な小回りで、その軸と考えられるボスやガネ、ベイリーに、V機が巡るシフトを敷くのも容易か…。
独走やスプリント系で多くの勲章を持つボスは、4月奈良国際Vと、2度目の国際競輪に白星ラッシュで適性を見せる。今年で5度目のガネは、4月京王閣国際Vと国際競輪の戦略を心得ている。対照的に、ベイリーは4月広島国際を消化した時点で未勝利。だが、アテネ五輪で金メダル2つと身体能力は断トツで、この3者が日本勢をどう脅かすかにも注目したい。 |